何のために生きるのか。
結婚してどんなメリットがあるのか。
子どもなんてお金(コスト)がかかるだけだ。
働かなくてもいいなら、働きたくない。
映画を見る時間がもったいないから、時短で見よう。
私たちはいつの間にか、本来の目的や価値を見失って矛盾にはまり込んでしまうことがよくある。
本末転倒というやつだ。
そのことで、今という時間を見失ってしまったように、私には思える。
いや、私自身もこの現代人の . . . 本文を読む
評価点:37点/2021年/アメリカ/148分
監督・脚本:ラナ・ウォシャウスキー
わざわざ今公開するような内容も情熱もない。
ゲームソフト開発のトーマス・アンダーソン(ネオ、キアヌ・リーブス)は、精神科のアナリストの元に通いながら仕事を続けていた。
夢を見ているのか現実なのか区別が付かなくなることがあったからだ。
一方仮想空間の中で、ネオを探し続けていた船長バッグス(ジェシカ・ヘンウィック . . . 本文を読む
評価点:56点/2021年/アメリカ/97分
監督:アンディ・サーキス
映画として、おもしろくはない。
死刑執行が迫っていたクレタス(ウッディ・ハレルソン)は、うだつの上がらない記者エディ(トム・ハーディ)を呼び出し、自分の過去を洗いざらい話すから、ある言葉を新聞に載せるように要求する。
その言葉の意味を理解できなかったエディだが、連続殺人鬼の被害者の遺体が見つかっていないこともあり、仕事の . . . 本文を読む
評価点:83点/2021年/アメリカ/146分
監督・脚本:アダム・マッケイ
これが現代のパニック映画。
天文学の大学院生ケイト・ディビアスキー(ジェニファー・ローレンス)は念願の新しい彗星を発見した。
指導教諭のランダル・ミンディ博士(レオナルド・ディカプリオ)たちのチームで検証したところ、半年後に地球に蝶とすることが分かった。
震える手でNASAに連絡し、クレイトン・オグルソープ博士とと . . . 本文を読む
コロナの影響で、マスクをすることが前提となり、新しい生活様式が定着した。
電車でマスクをしていない人はほぼいなくなり、大声で話すという大阪の名物は影を潜めた。
商店でもマスクをしている人ばかりだし、食事もほとんど会話がない。
相手の素顔を見ることはほとんどなくなってしまった。
相手との心理的距離、社会的距離はどのようなもので測るのか。
コロナ前は、おそらく五感が重要な意味を持っていた。
視覚、 . . . 本文を読む
評価点:65点/2019年/フランス・ベルギー/105分
監督:レジス・ロワンサル
事件を貫く世界観が好き。
世界的ベストセラーの「デダリュス」の完結編が完成した。
これまで独占出版権を獲得してきたアングストローム(ランベール・ウィルソン)は、この新作を世界同時に出版するために、3ヶ月で上梓すると記者会見した。
9人の翻訳家たちに閉鎖的空間の中で一気に翻訳させて、出版することで、漏洩を防止し . . . 本文を読む