評価点:86点/2009年/アメリカ
監督:サム・メンデス
あの時代の、あの国のあの場所、そして二人の夫婦。
1950年代アメリカ。
パーティで知り合ったフランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)は、すぐに恋に落ち結婚した。
子どもができ、アメリカ郊外のレボリューショナリー・ロードに家を購入した二人は順風満帆に見えた。
しかし、エイプリルは女優の夢 . . . 本文を読む
評価点:63点/2010年/アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
予告編のあおりがすさまじく、オチに対して素直に受け取れない。
戦争が終わって数年経ったアメリカ、一人の女性がシャッターアイランドと呼ばれる精神病患者が収容されている刑務所から突如として消えた。
その捜査を依頼されたのは捜査官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)と、チャック(マーク・ファラロ)。
謎に満ちたその病棟 . . . 本文を読む
評価点:83点/2009年/アメリカ
監督:ニール・ブロムカンプ
恐ろしくリアルで真っ赤な嘘を、平気で映画にしてしまうセンスに脱帽だ。
近未来、南アフリカ、ヨハネスブルクに突如として現れた飛行物体に人類は驚愕した。
全くアクションを起こさないその物体に人類は内部に進入することに成功したが、内部では宇宙人たちが疲弊しきっていた。
難民として扱われた宇宙人につけられたあだ名は、その醜い容姿から「 . . . 本文を読む
評価点:54点/2009年/アメリカ
監督:ロブ・マーシャル
あふれ出す感情が、あまりにもミニマム。
1965年、イタリア出身の映画監督グリド(ダニエル・デイ・ルイス)は、一世を風靡した有名監督だった。
彼が新作を撮影するということで、記者たちは彼に群がった。
プロデューサーとともに開いた記者会見で、具体的な話を一切せずに、彼は撮影現場から逃げ出してしまう。
彼には発表するべき内容をもってい . . . 本文を読む
評価点:88点/2004年/デンマーク
監督:スサンネ・ビア
普通の人々の、愛の普遍。
ミカエル(ウルリッヒ・トムセン)はデンマーク軍の兵士としてアフガニスタンに派兵される。
それまで反発していた弟のヤニック(ニコライ・リー・コス)は、彼の出発を知り、久しぶりに家族の元へ帰った。
数日後、ミカエルの妻子は、夫がヘリコプターごと撃墜されたことを知らされる。
動揺を隠せない妻のサラ(コニー・ニー . . . 本文を読む
最近思うのは、ケータイ電話は「プライバシー」の塊だと言われるが、むしろ、「アイデンティティ」の塊ではないか、ということだ。
ある日、大きな駅で人だかりが出来ていた。
何事かとその人だかりの中心を覗いてみると、人々がケータイ電話を片手に、ネコの写真を撮っていたのだ。
そのネコは、小さく、大人しく座っている。
しかも、かわいらしく服を着せられている。
いかにも造られた様子だが、そのネコの周りに多く人 . . . 本文を読む
評価点:83点/1996年/イギリス
監督:ダニー・ボイル
俺たちがマトモになるために必要なことはなにか。
麻薬におぼれるレントン(ユアン・マクレガー)は、何度も薬を断とうと決心するが何度も失敗していた。
仲間の三人とともに、盗みや強盗を繰り返しては、ドラッグに消えていく毎日だったが、ある日逮捕されてしまう。
見かねた両親も彼を拘束して麻薬をやめさせようとする。
その結果、カタギに戻ることが . . . 本文を読む
評価点:55点/2001年/アメリカ
監督:トニー・スコット
二大俳優が競演するサスペンス。
※古い記事なので、作品紹介はありません。
▼以下はネタバレあり▼
ブラッド・ピット主演という事で否応無しに、期待してしまったのがいけなかったのか、少々期待外れ。
この映画の基本構成は現在の状況と、そこにいたるまでの回想とを交互に配置している。
しかしそこがいけない。
別に回想がいけないというの . . . 本文を読む
評価点:66点/2000年/アメリカ
監督:ダイアン・キートン
※古い記事なので、作品紹介はありません。
▼以下はネタバレあり▼
三人の姉妹が痴呆症にかかり始めた父親とどうやって付き合っていくかというドラマ。
メグ・ライアン主演にしては非常に重いテーマだった。
借りた時もラブ・コメディと思って借りた。
(だって表題「電話で抱きしめて」だよ?)
そんなに話題にならなかったのでストーリーもあ . . . 本文を読む
評価点:60点/1998年/アメリカ
監督:ジョン・ダール
※古い記事のため作品紹介はありません。
▼以下はネタバレあり▼
ギャンブルにしか身を置くことの出来ない男の物語。
まずマット・デイモンとエドワード・ノートンという個人的に好きな俳優が出ている事を考慮していただきたい。
男と男がポーカーというカード遊びに対して中毒ともいえるほどの情熱を傾ける。
この感覚が非常によろしい。
法学を . . . 本文を読む