評価点:76点/2009年/アメリカ
監督:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン
[真面目な]男に訪れる[深刻な]ドラマ。
1967年のアメリカ。
ユダヤ人で物理教師のラリー(マイケル・スタールバーグ)は息子がいよいよ成人を迎える儀式を控えていた。
そんなある日息子のダニー(アーロン・ウフル)は大音量で授業中にラジオを聞いていて教師に見つかり取りあげられてしまう。
そこにはマリファナを買うための代金が挿してあった。
焦る息子は教師に取り返してもらおうとするが、うまくいかない。
一方ラリー本人も、韓国人のクレイブを落第にする。
しかし、なんとかしてほしいと訴えてきたクライブは札束の入った封筒を研究室に残していく。
困ったラリーは返そうとするが、「知らない」と拒否されてしまう。 . . . 本文を読む
評価点:71点/2010年/イギリス・オーストラリア
監督:トム・フーパー
邦画を見ているような安定感と予定調和。
1900年代初頭のイギリス王室。
ジョージ5世(マイケル・ガンボン)は年老いて世継ぎの問題が頭を悩ませていた。
第一皇子であるエドワード(ガイ・ピアース)は人妻にうつつを抜かし、イギリスの皇帝としては不安要素があった。
かといって、第二皇子のヨーク公(コリン・ファース)は、公務に必要不可欠の「スピーチ」ができなかった。
彼は吃音があり、まともに話すこともままならなかった。
ヨーク公は何とかそれを克服しようと、多くの医者に診察を受けたがいっこうに治る気配はない。
妻が見つけてきた医者はハーレー街にあるいかにも平民という作りの場所だった。
言語聴覚士のローグ(ジェフリー・ラッシュ)がつけた条件は、対等な関係で診察することだった。
渋るヨーク公だったが、彼の不可思議な手法にやがて飲まれていく……。 . . . 本文を読む
評価点:82点/2010年/アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
ここで生きる意味。自分を生きる意味。
フランスの人気キャスターのマリー(セシル・ドゥ・フランス)は東南アジアにおける児童労働の実態を調べるためにスマトラ地方にいた。
朝起きて街を歩いていると、叫び声が聞こえ振り向くと見たこともない波がこちらへ向かっているのが見えた。
波に飲み込まれ、臨死を体験する。
人工呼吸によって一命を取り留めたが、奇妙な感覚が彼女を包んでいた。
サンフランシスコのジョージ(マット・デイモン)は霊能力者として一時期活躍したが、引退していた。
兄が嫌がる彼に無理やり「最後だから」と死者との対話を強要する。
ギリシャ人の男は、彼の才能を本物だと兄に伝えるが…。
ロンドンに住む双子の兄弟は、麻薬に溺れる母を児童福祉の役人から守ろうとしていた。
しかし、兄のジェイソンが母親の薬をもらいに行った際…。 . . . 本文を読む
そのとき、僕は会社で立ち上がって資料の確認をしていました。
立ちくらみを覚えて、めまいかと思いました。
周りの声がして、「地震だ、揺れている」と聞こえてきました。
確かに窓の外では電線が揺れていました。
阪神・淡路大震災を経験していた僕は、そのときの揺れとは全く質の異なったものだとわかりました。
ゆっくりとした揺れは数十秒ほど続きました。
横にいた同僚がすぐに携帯電話で確認すると、東北で大きな地 . . . 本文を読む
評価点:51点/2010年/アメリカ
監督:オリバー・ストーン
あのゲッコーのカリスマはどこへ消えた?
アメリカはすっかり様変わりしたが、ゲッコー(マイケル・ダグラス)はそのアメリカのちまたに帰ってきた。
出所したゲッコーは自分のインサイダー取引の経験からの本を出版し、講演する毎日を送っていた。
ゲッコーの娘ウィニー(キャリー・マリガン)に恋をしたジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は、 . . . 本文を読む
最近更新が滞り気味で申し訳ありません。
先週、出張で席を外していました。
そこで起こった不幸な事件を、更新のかわりに、記事としてアップしておきます。
以前、僕は「ケータイとはプライバシーではなく、アイデンティティそのものだ」と書きました。
ええ、確かに書きました。
そのケータイを無くしてしまいました…。
しかも出張前の忙しい時期に、どこで無くしたのか分からない程度の広さで。
そんなもん絶対にな . . . 本文を読む