ロブ・ライナー監督作品 二大オスカー俳優共演
5月27日、MOVX京都にて鑑賞。主演は大物俳優、ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンという凄い顔ぶれ。そんな二人の共演作、ちょっと気になり観に行きました。
日本語タイトルは「最高の人生の見つけ方」ですが、原題は「THE BUCKET LIST」、これを訳すると“棺おけリスト”なんですね。随分ニュアンスが違うので、驚きました。原題では、この映画のイメージとマッチしないからなのか?それでも日本語タイトルもぴったりとはいえないように思います。
さてこの二人、まったく接点がありません。多分このことが無かったらこんなめぐり会いも・・・・・。
勤勉実直な自動車修理工と、大金持ちの豪腕実業家、出会うはずのない二人は、人生最後に病院の一室で出会うことに。
家族のために、自分の夢を犠牲にして働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)、そしてお金だけは腐るほどあるものの見舞い客は秘書だけというエドワード(ジャック・ニコルソン)。お互いに人生の期限を言い渡されたという以外は、何も共通点はない。そんな二人を結びつけたのは、一枚のリストーーー棺おけに入る前にやっておきたいことを書き出した“棺おけリスト”だった。
映画の冒頭は雪深いエベレスト山頂を一人の男?が目指すという場面から始まります。ナレーションはカーター演じるモーガン・フリーマンなんです。エドワード(ジャック・ニコルソン)の最期の状況を語っています。この山頂を目指す男?はてっきりカーターかな?なんて思っていたら、実は・・・・・。このことはラストで分かります。
そう二人は末期ガンで、余命6ヶ月。そう宣告されたら、誰でも後は待つだけだと思うだろうが・・・・・。
カーターは以下のようにリストを書いていた。
カーター「壮厳な景色を見る」、「赤の他人に親切にする」、「涙が出るほど笑う」と。
エドワードはそれに付け加える「スカイダイビングをする」、「ライオン狩りに行く」「世界一の美女にキスをする」・・・・。
家族の反対を押し切り、カーターはエドワードとともに、生涯最期の冒険旅行に旅立つ人生でやり残したことを叶えるために、棺おけに後悔を持ち込まないために、そして最高の人生だったと心の底から微笑むために。残された期間は6ヶ月、でもまだ決して遅くはない
ライオン狩りにアフリカへ
タージマハル、ピラミッド、ヒマラヤを周り、レーシングカーでの対決やスカイダイビングにも挑戦し、人生のグランド・フィナーレを豪勢に飾るのは、これが初共演となるジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。言わずと知れた当代切っての名優2人、最高に贅沢な配役である。彼らはニコルソン演じる富豪エドワードの資金力で次々に“棺おけリスト”をクリアしつつ、かけがえのない友情を築いてゆく。そして、それぞれが心から求めていたものを見出し、一番大切なことを再確認するのだ。この夢のような冒険譚をコミカルにそつなくまとめ上げたのは、『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』のベテラン監督ロブ・ライナー。
ダイビング直前、カーターはちょっと状態です。
飛んだ~~~
エジプト、ピラミッドで二人は語り合う
レーシングカーに挑戦、カーターはなかなか凄腕
様々なやりたいことに挑戦する二人、あきらめていた夢は皮肉にもガン宣告から実現されたしかしそれぞれ本当に見つけることが出来た幸せとは一体・・・・
夢をあきらめ続けた男が、最後に見つけられた幸せとは?
望むものは何でも手に入れることが出来た男が本当に欲しかったものは?
ラスト近くででそれは分かりますよ
ストーリーはきわめてシンプルで、ありがちなお話でしたが、やはりこの二人の大物俳優によって映画は素晴らしいものに出来上がっていますよね。
モーガン演じるカーターが、病室でテレビのクイズ番組に夢中になって一緒に答えるその飄々たる雰囲気なども味わい深い。
一方のエドワード役のジャックも、お馴染み癖のある悪役と重なるのこの大金持ちのどん欲さを滲み出していながら・・・・家族愛に餓えているところを上手く演じている。
二人の相反するキャラクターの持ち味が上手く表現されて、いい作品になったのではないだろうか?
14年ぶりに来日したジャック・ニコルソン、やはり邦題に?状態のようだ。詳細はこちらをご覧下さいね。
最高の人生の見つけ方 公式サイト