だれよりも恐れられ、だれよりも崇められた男。
デカプリオ&イーストウッド監督初のコラボが実現!
評価:=60点
東宝シネマズ二条にて鑑賞。
これは事前にジョン・エドガー・フーヴァーなる人物について知っておくべきでした。まだ未見の方、その方が良いと思います。
ということでチェックもせず観た事や、伝記ものが苦手だった等、、、、。これは失敗だななんて(苦笑)。。。お恥ずかしい話ですが。
知っていたのはあのFBIの初代長官だったこと、とても権力保持していた人物だったという事くらいです。
さてその恐れられて崇められていたエドガーをあのデカプリオ君が何と20代から77歳まですべて演じています。
あらすじをかいつまんで書いていきたいと思います。
FBIのジョン・エドガー・フーバー長官(レオナルド・ディカプリオ)は、人生の終盤に差し掛かり、部下に命じて回顧録を書き取らせる。
特殊メイクでしょうか?でも何処となくぎこちなさも感じます。
フーヴァーに似せるというのは、なかなか難しいですよね。
こちらが本物のエドガー。
ヘアスタイルは確かに似ている
記憶はFBI誕生以前へと遡り、彼の表の経歴が語られるとともに、その裏側の野望、企み、葛藤、苦悩が次第に明らかにされていく……。
黒人公民権運動の盛り上がりを苦々しく思っていた彼はキング牧師宅の盗聴を命じた。共産党をとても毛嫌いしているところがとても印象的でした。何故にそこまでしなきゃいけないのか?と思いましたけどね。決めつけがかなり強いなあなんて思いました。
実際のエドガー、かなり人種○別主義者だったとか?でもそんなに強調されるような雰囲気は意外に強くないような気もしましたが。
137分という長時間作品ですが。20代から70代後半までの人生を語るにはやはりこの時間では足りないのではないでしょうか?何といってもその人の生涯を映し出すわけですしね。集約するのはなかなか難しいですよね。
そういうこともあってかなかなか人物像が掴みきれない感じも、、、、。いややはりこのような伝記ものがどうも個人的には苦手なのかもしれません。それとエドガーという人物に対して興味もあまり沸かなかったのもあるかもしれません。
ただフーヴァーはFBIのアシスタント・ディレクターであった クライド・トルソンとの関係はかなり気になりました。トルソンがフーヴァへ「愛している」と伝えている場面で、、、一体この2人の間にどんな感情が絡みあっていたのかなと。
フーヴァ自身、同性愛者とも言われていたらしいので。。。。でも明らかな証拠はないようですが。
常に2人は行動を共にしていた・・・・。
ただ2人は40年以上の付き合いがあり、彼らはしばしば共に休暇を取り、毎日昼食を共にとっていたのも事実で、トルソンとの関係を証明する写真をマフィアが所有していたという噂もあるそうで。また、彼らは両方とも生涯独身であり、フーヴァーは1938年に母親が亡くなるまで同居していたようです。
実際の2人
アーミー・ハマー演じる晩年のトルソンはちょっと老いぼれ過ぎみたいにも(笑)
あらすじ続き
20世紀の半分を占めるおよそ50年もの間、アメリカで大統領さえも及ばない強大な権力を手にしていた男。そのたった一人の人間が、アメリカのあらゆる秘密を掌握し、国さえも動かしていたという事実。50年間に入れ替わった大統領は8人にのぼり、その誰もが彼を恐れた。それが、ジョン・エドガー・フーバーFBI初代長官である。20代でFBI前身組織の長となり、以後、文字通り死ぬまで長官であり続けた。今日では当たり前とされる科学捜査の基礎を確立し、犯罪者の指紋管理システムを作ったのも彼なら、FBIを子どもたちの憧れの的にまで押し上げたのも彼だった。紛れもない英雄であるにもかかわらず、彼には常に黒い疑惑やスキャンダラスな噂がつきまとった。やがて、国家を守るという絶対的な信念は、そのためになら法を曲げてかまわないというほど強く狂信的なものとなる。それゆえ彼は正義にもなり、悪にもなった。国を守るという大義名分のもと、大統領を始めとする要人たちの秘密を調べ上げ、その極秘ファイルをもとに彼が行った“正義”とは一体何だったのか?映画やコミックを使ってFBIの素晴らしき喧伝させる裏側で、彼は何を画策していたのか……?あきなく高みを目指した男の深い心の奥底が描かれる……。
イーストウッド作品ということで、かなり期待度高かったのですが、全体にやや簡略的な感じもあり、フーヴァーの凄さや権力保持者というのはあまり伝わらなかったような?
秘書ヘレン・ギャンディ役のナオミ・ワッツもあまり印象薄かったな。
メディア | 映画 |
上映時間 | 137分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ワーナー) |
初公開年月 | 2012/01/28 |
ジャンル | ドラマ/伝記 |
映倫 | G |
エドガーママにはジュディ・デンチ
解説(allcinemaより)
初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの生涯を、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化した伝記ドラマ。20代でFBIの前身組織の長官となって以来、死ぬまでFBIのトップに君臨し続け、歴代の大統領さえ手出しできない強大な権力を築き上げていく一方、私生活ではごく一部の人間以外には決して心を許さず秘密主義を貫いた男の実像を丁寧な筆致で描き出していく。共演はナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチ。