銅版画制作の日々

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ランナウェイ・ブルース(2012)**THE MOTEL LIFE

2014-06-14 | 映画:ミニシアター

 明日を求めて――

「肉」の後、この作品を鑑賞。久しぶりに見たエミール・ハーシュ、いやあなかなか良かった!スティーヴン・ドーフ演じる兄を支える弟フランクを好演。このフラナガン兄弟がまた切なくてたまらないんだよね。

幼くして孤児となってしまった兄弟。フランクは幼くしてアール・ハーリーの中古車店で働く。兄は子供のときに負った怪我のせいで片足を失うという状況。出来るだけ弟に負担をかけまいと思いながらも上手くいかず、、、、。結局そんな兄を弟も見捨てることが出来ない。なんていうなんとなく物悲しいお話なんです。

英語のタイトルはモーテルライフなんてえらい簡素なもんで。確かに二人は家もなくずっとモーテル暮らしだけど。もっと気のきいたタイトルないのか?と思いました。今回は邦題の方が良いかもしれませんね。

おぉ話が逸れてしまいました。とにかく2人はごく普通の兄弟以上に絆が深かったのであります。それにしてもドーフ演じる兄ジェリー・リーもほんまにダメダメって感じがしみていて、観ている私、ちょいとイラっとしちゃうんですよね(笑)そんなフランク、ちょっと兄ばなれしてもいいのにと思うくらい。

でもこの兄にも素晴らしい才能がありました。それはフランクが紡ぎだす物語をイラストするというものでした。時々劇中にそのイラストが登場。そのイラストと映像が交互に流されるところはなかなかお洒落です。

フランクには相思相愛のアニーという恋人がいました。

アニー役にはダコタちゃん。大きくなりましたね。なかなか魅力ある女性になりました。そんなアニーがなんと実母から売○を強要されているところを偶然見てしまうのです。ガ~ンとなったフランクはアニーを遠ざけてしまいます。しかしアニーは今もフランクを愛していると手紙を送って来るのでした。

冬のある日、兄ジェリー・リーは交通事故で子供を死なせてしまいます。またフランクに迷惑をかけてしまうと自責の念にかられた兄は自○をしようとするも死に切れず病院に担ぎこまれるはめに、、、、。怯えた兄は結局また弟フランクの助けを求めなければならないというはめに・・・。


この一件で2人は逃亡することになります。逃亡する先はあのアニーの住むエルコ。お話はそんなに大きな展開はありません。淡々と物語は進んで行くというものです。

何が良いかというとやはりこの3人の演技かしらね。兄弟の深い絆にやりとり、、、、、。フランク、アニーの恋物語も何気に良かった。

あらすじ(ヤフー映画より)

弟のフランク(エミール・ハーシュ)と兄ジェリー・リー(スティーヴン・ドーフ)は、アメリカのリノで生活している。ある日、ジェリー・リーが車で少年をひいてしまい、警察の追及から逃れるため、二人はフランクのかつての恋人アニー(ダコタ・ファニング)のいるエルコへ向かう。今でも愛するアニーとの関係に悩むフランクだったが、そんな中、ジェリー・リーの足のけがが悪化し始め……。

  

メディア 映画
上映時間 85分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(熱帯美術館)
初公開年月 2014/03/15
ジャンル ドラマ

解説(allcinemaより)

固い絆で結ばれた兄弟の切ない逃避行を「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュと「SOMEWHERE」のスティーヴン・ドーフの主演で描いたインディ・ドラマ。共演はダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン。監督はこれがデビューとなる兄弟、アラン・ポルスキーとガブリエル・ポルスキー。

オフィシャル・サイト
http://runaway-blues.jp/

 

 

 

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