銅版画制作の日々

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ぼくらの家路(2013)**JACK

2016-02-28 | 映画:ミニシアター

 その日、僕らは大人になることを決めた。

2月26日京都シネマにて鑑賞。名画リレーということで会員料金500円!昨年の9月に公開されたドイツ映画です。
ベルリン国際映画祭をはじめ、数々の映画祭で絶賛された珠玉の作品。

子供の親を思う心が痛いほど分かるなあ。自分には子供がいないのでえらそうなことはいえないけど。この親、かなり身勝手で腹立ったよ。こんなに会いたいと思っているよく子供を放置出来るなあと。今で言う虐待かも。わずか10歳と6歳の子を平気で預け、ボーイフレンドと楽しむちゅうのがわからん!!と・・・・・。
それにしてもこの主人公ジャックを演じた子も凄い!真に迫った演技だった。かなりオーデションをやって選ばれたそうな。


母親が家事をせず、ボーイフレンドと遊んでばかりいるもんだから、ジャックは弟マヌエルの世話や家事で大忙し!そのため寝坊して学校に遅刻も。

 弟もジャックに甘えている。

そんなある日、いつものように弟の世話や家事中、お風呂で弟を怪我させてしまう、、、、、。このことが原因でジャックは施設に預けられることになる。馴染めない施設での生活。先輩からはいじめの対象に。そんな中夏休みの帰省だけを心待ちにしていた。ようやく念願のママにと思いきや。用事があり迎えに来れないと連絡がはいる。

憔悴しきったジャック

先輩とのイザコザなんかもあり、施設を抜け出し、母親の元に。しかし自宅は留守。電話をかけても留守電ばかり。弟の預け場所を尋ねると、1日の約束が3日も経っても母から連絡がないと苦情。弟を迎えに行き、2人での母親捜しが始まる。


母の知り合い、仕事場、ナイトクラブ、昔の恋人の事務所、ベルリン中駆け回る。


靴ひもが結べない弟を守るジャックは知恵と勇気を振り絞る。


2人の姿を見るとグッときてしまいます。ただママに会いたい、それだけなのに・・・・。


お金もない、食べるものない、寝るところもない・・・・・。どの場面をきりとっても切なさすぎる。

ネタばれです。結局自宅にもどったら、母は何もなかったようにハッピーな調子で2人を迎える!


何でも新しい彼氏が出来たと話す!男性無しではいられないようである。

そんなジャック、嬉しいようだが、なんとなく平静を装っている。意外にも冷静なのである。あんなに会いたかったママなのに、どうして?


そんなジャックが下した決断とは?貴方はどう思うでしょうか?


ジャックは弟を連れて出かけます。その行き先とは?

解説(allcinemaより)

シングルマザーで自堕落な母親に半ば育児放棄された10歳と6歳の兄弟が、所在の分からない母親を捜してベルリンの街で繰り広げる過酷なサバイバルの行方を描いた感動ドラマ。主演は新人、イヴォ・ピッツカー。監督はドイツのTVを中心に活躍するエドワード・ベルガー。ベルリンに暮らす10歳のジャックと6歳の弟マヌエル。若いシングルマザーの母は、まだまだ遊びたい盛り。子どもの面倒は二の次になってしまう。代わりにジャックが健気にマヌエルの世話をしていたが、ある時誤って弟に火傷を負わせてしまう。それが原因でジャックは施設に預けられることに。上級生のいじめに耐え、ようやく待ちに待った夏休み。ところが母からは迎えが3日後になるとの電話が。たまらず施設を飛び出し自宅を目指すジャックだったが…。


監督エドワード・ベルガー氏は日本での公開をとても喜んでおられるそうです。

メディア 映画
上映時間 103分
製作国 ドイツ
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2015/09/19
ジャンル ドラマ
映倫 PG12

結末はキャッチコピーにヒントあり!是非是非みなさんご覧あれ。

オフィシャル・サイト
http://bokuranoieji.com/

 

 

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