銅版画制作の日々

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たかが世界の終わり(2016)**JUSTE LA FIN DU MONDE

2017-02-14 | 映画:ミニシアター

これが最後だなんて、僕たちは哀しいくらい不器用だった。

京都シネマにて鑑賞。グザヴィエ・ドラン監督作品は初めてです。お話は家族の物語。12年ぶりに故郷に帰った主人公ルイ。どうしても伝えなければいけないことがあるのに、機会をつかめなくて・・・・・。てっきり私はいつか伝えるのだと思い、映画にくぎ付け状態。少々イライラするけどいつか伝えるのかと思いながら、その瞬間を待ちました。

結局そのことがこの作品の趣旨ではないんですけどね。ルイが戻ったことによって家族たちの状況がどうなるか?というのが問題だったのでした。

兄夫婦                                妹

  
兄嫁役にマリオン・コティヤール、兄にはヴァンサン・カッセル      妹役にはレア・セドゥ


母役にはナタリー・バイ

特に妹は幼くして兄と別れ離れになったものだから、久しぶりに会う兄には心躍るといった様子。母はルイの好きな食事でもてなすんだ。


問題なのは長男アントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。かなりルイには刺々しいんだよね。

死を目前としているルイ(ギャスパー・ウリエル)にとっては、この状態で切り出すのは難しいよね。実は・・・・。言おうとするのだが、中々この雰囲気では言い出せない。辛いよね。

まあこんな感じでたわいもない会話をしながら、ルイが切り出そうとする姿が描かれている。ルイの辛さが身にしてみて分かるのだが、、、、。結局最後の最後に言い出すのかと思いきや。途中で兄によって引き裂かれてしまうという悲しい結末。ということでネタバレしてしまいました(笑)

これは好き嫌い、分かれるかな?ルイの告白を期待していた私としては少し物足りない結果に終わってしまったけど。う~んこれってやっぱり告げず去った方がよかったのかな。

あらすじ(allcinemaより)

人気作家のルイは12年ぶりに帰郷し、疎遠にしていた家族と久々に顔を合わせる。目的は不治の病に冒され死期が迫っていることを伝えるため。幼い頃に別れたきりの妹シュザンヌは兄との再会に胸躍らせ、母マルティーヌは息子の大好きな料理で歓迎する。一方、兄のアントワーヌはひたすら刺々しく、その妻カトリーヌは初対面の義弟に気を遣いつつも戸惑いを隠せない。そうして食事を囲みながらの無意味な会話が続き、なかなか帰郷の目的を打ち明けられないルイだったが…。

解説(allcinemaより)

「わたしはロランス」「Mommy/マミー」のグザヴィエ・ドラン監督が、38歳の若さでこの世を去ったフランスの劇作家ジャン=リュック・ラガルスの戯曲を豪華キャストで映画化した家族ドラマ。自らの死を告げるために帰郷した34歳の主人公と、それを迎える家族の葛藤と、不器用ゆえの切ない心のすれ違いを緊張感あふれる筆致で描いていく。主演はギャスパー・ウリエル、共演にナタリー・バイ、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール。

かなり豪華キャストでしたよね。前評判も良いようで、お客さんも多かったです。

メディア 映画
上映時間 99分
製作国 カナダ/フランス
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2017/02/11
ジャンル ドラマ
映倫 PG12

 

オフィシャル・サイト
http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/

 

 

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