ブログ仲間の真紅さんや銅版画仲間のSさんから聞いて気になっていた作品です。先週、京都シネマにて鑑賞して来ました。
レ・ミゼラブルと言えば、あの有名なミュージカルを思い浮かべますが・・・。
この作品はレ・ミゼラブルの舞台となったフランス郊外の街 モンフェルメイユでのお話。フランスといえば、あの華やかなパリを想像しますが、実はまったく違い。
何と犯罪多発地区!こんな場所があるとは驚きです。
そんな街では警察官による犯罪防止班がパトロールするというのが日常。正直驚いたのは、警察官の実態・・・。イメージとは程遠い警察官で、またまたショックでした。大人にも子供にも容赦なく暴力を行う。
確かに悪いのは分かるけど、ここまでするか?という酷い仕打ちにびっくりでした。
この犯罪防止班に入ることになったステファンは、こんな警察官のやり方に疑問を持ちながら・・・・。子供たちの検挙に臨みます。彼の苦悩は痛いほど分かるなぁ~!
やったら、やり返すというまさに負のスパイラルに息を呑むという感じです。
子供たちも生きるのには、あまりにも過酷・・・。でもそんな状況にも屈することなく生きる姿にはなんか凄いなあと感じました。
一件落着と思っていたら、何と少年たちの報復が・・・。凄まじいラストに言葉も出ませんでした。
体調の良い時に観る方が良いよと言われていましたが・・・。確かに疲れました。
スパイク・リーも絶賛したこの作品、決して楽しいものではありませんが、観る価値はあると思います。