NHKスペシャル、ラストメッセージで糸賀一雄さんの特集が放映された。糸賀さんは、田村一二さんと池田太郎さんともに、昭和21年に滋賀県の大津市・南郷の地に「近江学園」を設立した。障がい者と健常者が区別なく暮らせる社会をと訴え続け、滋賀県に成人のための施設・女性のための施設・重度障がい児の施設というように社会から落ちこぼれた弱者の人のための暮らしを支えるために頑張ってこられた。講演中、「この子らを世の光に」という言葉を残し、心臓発作で倒れ・・・・。志半ばで亡くなられらた。その後は田村一二さんと池田太郎さんはそれぞれ、糸賀一雄さんの意思を継ぎ、活動される。今も滋賀県には、3人の残した福祉の原点が根強く残っている。
田村一二さんはその後一麦寮を設立、障がい者の造形活動などにも取り組まれる。自身も絵画活動をされていた。上記の本にはたくさんの絵が紹介されている。一麦寮退職後は、画業、本の出版、映画、講演活動、そして茗荷村建設にと幅広く活動今も滋賀県と京都では、田村一二さんがされた造形活動は受け継がれ、作品展も開催されている。
生前の田村一二さんの講演を聞いた事があるが、残念ながら記憶に残っておらず30年近く前のことなので・・・・。お許し下さい。お話が上手いという印象は憶えています。
一麦寮HPです。田村一二さんのことも紹介されています
追記:田村一二さんの講演を聞いたのは、福祉の専門学校時代でした。講演テーマは「ぜんざいには塩がいる」というものでした。この内容で本も出版されています。
私も銅版画を習っていて昨年は教室展にも出品しました。版画ではなくて立体の物づくりに興味があって、銅を含めたキーワードで検索をかけた所、このsiteに出会ったのですが、
かっぱ沼の表紙の絵にちょっと惹かれ、作者の名前に聞き覚えがあり、昨夜のNHKの…と思い当たって本文を読ませてもらうとその通り、でちょっと感激したのでコメントしました。
実は私、昨夜の糸賀さんの番組、とても楽しみにしていたんです。全く関係のない銅版画からこの番組の記事に行ったので驚きました。
田村一二が絵を描かれるということも知りませんでした。見てみたいと思います。