ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

七月の朝

2008年06月15日 | 名曲


高校時代くらいまでは、
ハード・ロックに対して、少し拒否反応を持ってました。
必要以上(と思ってた)の大音量とか、
外観ばかり注目されるところとか、
こけおどしのような演出とか。


でも、充分楽しめるハード・ロックや
音楽的な追求を続けるバンドも数多いです。
ある時気づいたんだけど、
メロディアスなバラードを持つハード・ロック・バンド、
結構多いんですね。
その中のひとつが、ユーライア・ヒープの
「七月の朝」です。



ユーライア・ヒープ。
左からK.ヘンズレー、M.ボックス、P.ニュートン、I.クラーク、D.バイロン


ちょっと変わったバンド名は、
ディケンズの小説「デヴィッド・コパーフィールド」の
登場人物にちなんで付けられたらしい。


ハモンド・オルガンとヴォーカルの高音が印象的です。
メロディーもしっとりとしていてきれいだし。
中間部分のオルガン・ソロはとてもメロディアス。
後半の印象深いリフレインに乗った
マンフレッド・マンによるムーグ・シンセサイザーのソロは、
ちょっとプログレッシヴ・ロックっぽかったりします。



「対自核」(Look At Yourself)


高校の時、地元で有名なアマチュア・ロック・バンドが
この曲をレパートリーに入れていて、
自分も演奏してみたい、と長いこと思ってました。
中間部のオルガン・ソロもコピーしてみました。
でもまだ演奏する機会は巡ってきません。
いつかやってみたい、とずっと思い続けています。


[歌 詞]
[大 意]
七月の朝 一番鳥のさえずりとともに 
愛を探しに出かけた
嵐と夜はぼくの進む道を隠していたけれど
陽の光とともに君を探そうと決心したんだ
一番鳥が鳴いた時 ぼくは家をあとにした
ぼくの進む道のあとには嵐と夜があった

日の光はぼくに君を探す決意をさせる

ぼくは見知らぬ場所で愛を探していた
そこにはぼくを引き返させる石はなかった
ぼくは千以上の顔を持とうと試してみなければならない
でもそのうちの一つは燃えさかっているのに気づいていなかった

ぼくの心臓に、ぼくの心に、ぼくの魂に



七月の朝/July Morning
■歌・演奏
  ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
■シングル・リリース
  1971年10月 
■作詞・作曲
  デヴィッド・バイロン&ケン・ヘンズレー/David Byron & Ken Hensley
■プロデュース
  ジェリー・ブロン/Gerry Bron
■収録アルバム
  対自核/Look at Yourself (1971年)
■録音メンバー
  ★ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
   デヴィッド・バイロン/David Byron (lead-vocals)
   ミック・ボックス/Mick Box (lead-guitar, acoustic-guitar)
   ケン・ヘンズレー/Ken Hensley (keyboards, backing-vocals)
   ポール・ニュートン/Paul Newton (bass)
   イアン・クラーク/Ian Clarke (drums)
  ☆ゲスト
   マンフレッド・マン/Manfred Mann (Minimoog-synthesizer)


ユーライア・ヒープ『七月の朝』



コメント (14)
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