高校時代くらいまでは、
ハード・ロックに対して、少し拒否反応を持ってました。
必要以上(と思ってた)の大音量とか、
外観ばかり注目されるところとか、
こけおどしのような演出とか。
でも、充分楽しめるハード・ロックや
音楽的な追求を続けるバンドも数多いです。
ある時気づいたんだけど、
メロディアスなバラードを持つハード・ロック・バンド、
結構多いんですね。
その中のひとつが、ユーライア・ヒープの
「七月の朝」です。
ユーライア・ヒープ。
左からK.ヘンズレー、M.ボックス、P.ニュートン、I.クラーク、D.バイロン
ちょっと変わったバンド名は、
ディケンズの小説「デヴィッド・コパーフィールド」の
登場人物にちなんで付けられたらしい。
ハモンド・オルガンとヴォーカルの高音が印象的です。
メロディーもしっとりとしていてきれいだし。
中間部分のオルガン・ソロはとてもメロディアス。
後半の印象深いリフレインに乗った
マンフレッド・マンによるムーグ・シンセサイザーのソロは、
ちょっとプログレッシヴ・ロックっぽかったりします。
「対自核」(Look At Yourself)
高校の時、地元で有名なアマチュア・ロック・バンドが
この曲をレパートリーに入れていて、
自分も演奏してみたい、と長いこと思ってました。
中間部のオルガン・ソロもコピーしてみました。
でもまだ演奏する機会は巡ってきません。
いつかやってみたい、とずっと思い続けています。
[歌 詞]
[大 意]
七月の朝 一番鳥のさえずりとともに
愛を探しに出かけた
嵐と夜はぼくの進む道を隠していたけれど
陽の光とともに君を探そうと決心したんだ
一番鳥が鳴いた時 ぼくは家をあとにした
ぼくの進む道のあとには嵐と夜があった
日の光はぼくに君を探す決意をさせる
ぼくは見知らぬ場所で愛を探していた
そこにはぼくを引き返させる石はなかった
ぼくは千以上の顔を持とうと試してみなければならない
でもそのうちの一つは燃えさかっているのに気づいていなかった
ぼくの心臓に、ぼくの心に、ぼくの魂に
◆七月の朝/July Morning
■歌・演奏
ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
■シングル・リリース
1971年10月
■作詞・作曲
デヴィッド・バイロン&ケン・ヘンズレー/David Byron & Ken Hensley
■プロデュース
ジェリー・ブロン/Gerry Bron
■収録アルバム
対自核/Look at Yourself (1971年)
■録音メンバー
★ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
デヴィッド・バイロン/David Byron (lead-vocals)
ミック・ボックス/Mick Box (lead-guitar, acoustic-guitar)
ケン・ヘンズレー/Ken Hensley (keyboards, backing-vocals)
ポール・ニュートン/Paul Newton (bass)
イアン・クラーク/Ian Clarke (drums)
☆ゲスト
マンフレッド・マン/Manfred Mann (Minimoog-synthesizer)
ユーライア・ヒープ『七月の朝』