のどかに春の花々が咲いていますが、西の方から風雨が近づいています。
最大風速35メートルの台風並みの風が吹くかも知れないらしいです。
花散らしの雨。染井吉野は散ったけれど、満開間近の八重桜は可哀想。
この時期このあたりの野原や道端は紫菜花で一面紫色になります。
木の花と違って、草の花はこのカラスノエンドウも紫菜花も強そう。
ちょっと土の部分があれば咲いています。散歩に行くたびに嬉しく
なるんです。まだまだアスファルトでガードされていないところも
たくさん残っているなって。きれいに整えられた人工の庭もいいけ
れど、名もない草花の咲いている街の片隅の空き地もいいものです。
今とてもよく見かけるもう一つの野花が、この花ニラ、家の庭にも
道端にも群れて咲いています。可憐な花です。イフェイオンという
名前がありますが、香りがニラに似ているので、ハナニラとも呼ば
れるそうです。花言葉は「悲しい別れ」「卑劣」「恨み」、なんで
こんなネガティブな言葉ばかり?かわいそうに。でもね「ベツレヘム
の星」というすてきな別名があります。ベツレヘムの星というのは、
クリスマスツリーのてっぺんに飾られる星、キリストが生まれた夜、
空に現れて東方の三博士を導いたという星のことです。これはまた
大それた名前です。小さななよなよした花ながら、世界中で色々に
見られている花のようです。