多武峰談山神社は「とうのみねたんざんじんじゃ」と読みます。
藤原鎌足の息子で高僧の定恵が、678年天武天皇の治世に父
の墓を今の大阪の摂津から移し、この十三重の塔を建立したの
が始まりだということです。十三重の塔ってあまり見ませんよね。
堂々とした風格のある塔、見ると感動を覚えます。
神社自体もとても風格があります。朱塗りの建物ですが、けばけば
しさがなく、周りの森に溶け込んで威容を感じます。中大兄皇子と
、 鎌足がこの地で大化の改新について語らったので談山神社という
名がついたと言われています。紅葉の名所としても有名です。
ここ多武峰は飛鳥から、離宮のあった吉野へ入る峠の一つでもあ
りました。今でも、吉野の実家へ、談山神社に寄って、この峠越え
で帰ることがあります。もっとも往時はかなり険阻な峠だったので
しょうが、今は快適なドライブウエイです。時の移ろいを感じます。
今年も3日に談山神社に初詣してから吉野に帰りました。おみくじ
を引くと大吉でした!もっとも先に行った大神神社では凶だったの
ですが!?
後醍醐天皇の寄進した石灯籠がありました。歴史に彩られた神社です。