奈良から川崎への帰り道、いつものように東名でさっさと帰るのも
つまらないので、ちょっと足を伸ばして下呂温泉で一泊し、中央道
で帰ることにしました。名前は聞いていたけれど、初めて訪れた飛
騨の下呂温泉、予想以上にいい感じの温泉地でした。
町並みがとてもすっきりしていて清潔な感じです。温泉場って
時々、妙に廃れた、うらぶれた感じのところもあり、それはそ
れで風情があるのですが。
有馬温泉、草津温泉と並んで日本三名泉の一つだそうです。
もっとも、投票で決めたわけでもなく、ここを訪れて気に入った
林羅山、万里集九という二人の大先生がそう宣たもうたからとい
うことですが。アルカリ性単純温泉で、匂いのないあっさりした
泉質も気に入りました。
13世紀、白鷺が湯の湧き出るところを知らせたのが温泉の始まり
だということで、あちこちに白鷺のモチーフがあります。
このカエルはわかりますよね、もちろ地名の下呂の読み方「ゲロ」
に、カエルの鳴き声をかけているんです。