コスモスのきれいな季節になりました。秋は春とはまた違って、
花の色合いが多少シックな気がします。
そんな秋の一日、翻訳の仲間と恒例のランチ会に行きました。
場所は白金台のフレンチ『ルカンケ』。以前行ったときは初夏
で、涼やかなお皿が多かったのですが、今回はしっとり秋の装
いですが、あいかわらす見た目も味も美しい。最初にでてきた
のがちょっと甘いモンブラン、だけど中にフォアグラが練り込ん
であって、その香りがふっと鼻に抜けるというスグレモノ。
朝の散歩で見つけた花とお料理を交互に並べてみました。どちら
も美しい。秋明菊が真っ盛りです。
ほんのり甘いカリフラワーのポタージュ。こくがあっておいしかった。
斑紋がホトトギスの胸毛の模様に似ているので、この名がついた
と言うホトトギス。庭の奥でひっそり咲いている奥ゆかしい花です。
ごぼうと穴子とレンコンと百合根の前菜。秋を集めたような。
芸術的な盛り付け。色合いも秋らしくシックです。
日本の秋の花を代表する菊。種類が増えて、この頃はこんな
きれいなスプレー菊もよく見かけます。名前をセザンヌという
んですって。もちろん画家のセザンヌにちなんでいます。彼は
絵の中に菊をよく描いたそうです。
メインは鴨肉のロースト。これも秋の彩りです。赤ワインのパ
ウダーなんていう珍しいものがかかっていて、おいしかった!
なっちゃんの好きな細い路地に、真っ白な大きな花が咲いて
いました。夕顔かなと思ったら、夜顔でした。まだ朝早いから
夜の続きで咲いていて、もうすぐしぼむのでしょうか。朝顔、
昼顔、夕顔、夜顔、これで朝、昼、夕、夜、顔のつく花は全部
ブログに載せたかな。
デザートは深まり行く秋を先取りしたようなきれいな茶色の
濃厚なガトーショコラでした。