やってきました、イギリス!カタール航空、ドーハ経由の18時間以上
に及ぶ長旅で、へとへとになりながらも、久しぶりのヨーロッパ方面
旅行で気分は高揚しています。ロンドンに着いた次の日心躍らせて
スコットランド・ツアーに出かけました。イギリスの鉄道は民営化され
て、エジンバラへはヴァージン・グループのヴァージントレインズが
走っています。これがなかなかの曲者。エジンバラへの行きは良かっ
たのですが、ロンドンへ戻る時想定外のトラブルが起こりますが、そ
れはまた後ほど。
どこの国の子も電車が大好き!バギーに乗った子がずっと眺めていました。
美しい牧場や川の風景を見ながら四時間半、エジンバラに到着です。
エジンバラ駅の教会ドームのようなクラシックな天井。
エジンバラの中央駅はウェイヴァリーという名前です。イングランドとスコット
ランドの再統合にもひと役買った国民的作家サー・ウォルター・スコットの小
説『ウェイヴァリー』にちなんだ名前だそうです。小説の題名が駅の名前に
なっているのはここだけだとのこと。
ウェイヴァリー―あるいは60年前の物語〈上〉 (万葉新書) | |
Walter Scott,佐藤 猛郎 | |
万葉舎 |
街の中心部にあるサー・ウォルター・スコット・モニュメント。60メートル
以上の高さのある世界最大の記念塔だそうです。スコットがいかに
敬愛されているかがわかります。
街全体が昔のままの石造りの壮麗な建物で覆われている感じに
圧倒されます。そこかしこに青と白のスコットランド国旗(?)が翻り、
ここはイングランドじゃないという人々の郷土愛の強さを感じます。
銅像の好きな国民ですね、あちこちにいろんな人の像があります。
宿泊したホテルの近くにワーテルローの戦いでナポレオンに勝利
したウェリントン将軍の像がありました。エジンバラとの関係はよ
くわかりませんが、そう言えばこの地区の地名はウォータールー
でした。ウォータールーという場所は英語圏の国の至る所にある
ようですが。
エジンバラは音楽祭などもよく催される芸術の街でもあります。
街角には似顔絵描きもおおぜい。カルカチュアライズされた似
顔絵を満面の笑みで描いてもらっている中国人観光客。
さすがウィスキーの本場。洒落た酒屋さんがたくさんあります。
四時ぐらいにはもう辺りは薄暗く、灯が灯ると、建物の壮麗さが
いっそう増します。