キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

晴天の奈良公園を歩く

2017-03-06 16:48:15 | 旅行
               

               2月最後の日、風は冷たいけれど、光はもう春です。県庁の駐車場に

               車を止めて、東大寺の方へブラブラ歩きました。本当は昔高校時代

               奈良に住んでいた時、たまに訪れた名庭園「衣水園」に行くつもりだっ

               たのですが、残念定休日でした!

               

               そこでそのまま裏道を東大寺の方へ。公園内はいつものように鹿、

               鹿、鹿の群れ。あちらでもこちらでも中国人観光客が、鹿せんべい

               を持って鹿に追いかけられていました。楽しそう。

               

               今回は、観光客でごった返す東大寺の門の前まで行って、

               

               東大寺美術館前の大仏様の手の実物大レプリカを見て、

               普段はあまり行かない裏手に回りました。

               

               

               戒壇院のあたりには数匹の鹿がいるだけ。大仏殿前の喧騒が嘘のよう。

               こんな静かな落ち着いた雰囲気の奈良も魅力的です。
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南都七大寺 大安寺

2017-03-06 15:51:34 | 旅行
             

             あおによし奈良には数々の御寺がありますが。そのうち歴史の古い大寺、

             東大寺、西大寺、興福寺、法隆寺、薬師寺、元興寺、大安寺を南都七大

             寺と呼びます。とはいえ、この間訪れた大安寺は、東大寺など今も隆盛を

             誇る大寺とは違い、こじんまりした姿になっています。

             

             それでも、境内はチリ一つなく掃き清められ、静謐の気が漂う凛とした

             御寺です。創設を622年推古29年までさかのぼるというのですから、東

             大寺より、薬師寺より古いのですが、その歴史を見ると、波乱万丈さに

             眼を見張ります。よくもまあ、これだけ数々の試練に耐えて生き残って

             きたものです、立派とほめたたえたくなります。考えてみれば、創建か

             らほぼ1400年経っているのですから。その時代時代の人が守り抜いて

             きたのだと思うと、頭が下がります。

             

             聖徳太子発願の熊凝精舎からはじまり、最も位の高い大官大寺となりま

             すが、藤原京とともに焼け、場所を移し、一時栄えますが、雷で西塔が焼

             け、伽藍が焼け、大風で回廊が倒れ、地震で金堂が傾きと散々な目に会

             います。でもその度に再建され、規模は縮小したものの今に至るようです。

                 

             9世紀半ばには境内に八幡宮が創設されました。お寺の中に神社、

             昔はほんとに神仏混交だったのですね。

             

             興福寺や東大寺のあたりとは違い、訪れる人もなく、八幡宮のあたりは

             竹林で覆われ、すがすがしい気に満ちていました。
             

             
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