六義園から足を延ばして、とげぬき地蔵尊のある巣鴨へ。ここは
もう六義園のある文京区から出て豊島区。庶民的な感じが増した
ような気がします。おばあさんの原宿、巣鴨に初めて来ました。
とげぬき地蔵尊は萬頂山高岩寺という立派な名前の禅寺なのですね。
地蔵尊の縁起が詳しく書かれていました。ご本尊の地蔵菩薩の霊験
あらたか。高齢者を中心の大勢の人が集っていました。商店街の服
飾雑貨店に並べられたの大量の赤いパンツやシャツが強烈に目を引
きます、そういえば、うちのお隣のおばさんも巣鴨で買った赤いパ
ンツをはいていると言っていたっけ。
とげぬき地蔵尊から商店街を少し行くと、猿田彦庚申塚という小さな
お社があります。中国から渡ってきた干支の庚申(かのえさる)信仰と
天孫の道案内をした猿田彦大神を同じ「サル」というくくりで合体させ
た神社だそうです。
江戸時代、中山道の休憩所であったとか。いかにも下町らしいお社です。
そのすぐそばに都電荒川線(今では東京さくらトラムと呼ばれるようです)
の新庚申塚駅があります。三ノ輪から早稲田まで走るかわいいトラムです。
路面電車が廃止される中、諸事情でここだけ残ったのだそうです。なぜだ
かほっとする光景。古き良き昭和へのノスタルジー?