キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

二上山

2021-11-12 16:59:36 | 歴史
   

  うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山(ふたかみやま)を弟(いろせ)とわがみむ

  (この世の人である私は明日から二上山を弟として眺めしょう)

   天武天皇の第三皇子である悲劇の皇子、大津皇子が二上山の雄嶽頂上に葬られるとき、

   姉の大伯皇女が詠んだ歌です。奈良と大阪の境にそびえるこの双耳峰を彼女は毎日悲

   しく眺めたのでしょうね。その山を1500年も後の今、大和高田の夫の実家に帰ると、

   わたしも朝に夕に眺め、切ない思いに駆られます。

   

   

   

   

   

   

   

   山の辺の道にある古い古い桧原神社から、遥かに望む二上山も神々しくもあり、

   もの悲しくもあります。

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