山の辺の道の桜井寄りの一部に纏向(まきむく)と言う地域があります。
その中でひときわ大きい古墳が、卑弥呼の墓ではないかと言われる箸墓
古墳です。3世紀後半から4世紀ごろの前方後円墳です。万葉集や日本書記
に箸墓の名の由来のちょっとえぐいけれど面白い逸話があります。
宮内庁では第7代孝霊天皇の皇女倭迹迹稚屋姫命(やまとととひももそひめのみこと)
という舌を噛みそうなお名前の皇女さまのご陵ということになっていて、
内部の発掘調査はできないようです。できれば色々分かるかもしれませんね。
天皇のご陵ではないからか、有名な割にそれほど手入れもされず、木々が
うっそうと生い茂り、ひっそりと素朴な佇まいです。
かたわらに咲く真っ赤な彼岸花が唯一の色どりでした。
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