木陰の恋しい季節になってきました。二年前の六月、オーストリアのメルク
修道院を訪れたのはとても暑い日でした。大きな木の木陰に入って一息つ
いたとき、頭の中をオンブラマイフのメロディーが流れました。「ああ、ヘン
デルが思い描いたのはこんな木陰の涼しさなんだ!」と納得しました。
「オーーーーンブラ」の、いつまで続くとも知れず延ばす最初の「オ」の高
い音がなんとも涼やかな(キャスリン・バトルのようにきれいに歌えば)美
しいラルゴ。大好きな歌曲の一つです。
でも、日本の桜の木陰も捨てたものじゃありません。振り仰いで見る若葉の
さわやかさ。だけど毛虫にはご用心。
なっちゃんも木陰で一休み。
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