連翹のまぶしき春の憂ひかな 久保田万太郎
若いころ、南ドイツを旅した春、あちこちに黄色い花が咲いていて、
何という花?と聞くと「Goldregen(金色の雨)だよ」と教えられ、日本
で見る連翹に似ていたので、以来ずっと連翹を見るたびに「ああ今
年も「金色の雨」が降る季節が来た」と思っていたのですが、どうも
本当は同じ黄色い花の咲く「モクゲンジ」というのがGoldregenのよう
です。でもまあ、同じく綺麗な黄色だし、下を向いて咲き、遠くから見
ると、いかにも雨が降っているように見えるので、私の中ではこれを
Goldregenだということにしておきましょう。
今、木瓜の花がきれいです。木瓜はドイツ語ではJapanische Quitteというそう。
このかわいいゆすら梅(多分)はドイツ語ではよくわかりませんが、Pflaume
(梅)の一種でしょうね。
道端に苺の花が咲いていました。ドイツ語ではErdbeere。「地のベリー」。
なぜドイツ語の名前を?というと、四十数年ぶりにドイツ語を学び初めた
からです。フローリアンというドイツ人にしてはシャイな感じの若い先生を
見つけました。飽き性の私、さあ、どれだけ続きますことやら。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます