桐一葉落ちて天下の秋を知る
令和3年8月1日(日)
今朝は久しぶりの快晴。
家内に言われて思い出し、
公園掃除に8時前に出かけ、
汗をかきかき、草取りをする。
年に2回ぐらい公園掃除が回って
くるが、8月初めの地域の祭も
なくなり、先週の雨続きで公園
いっぱい短い草が生い茂る。
半分ぐらいやり、1時間後に解散
とする。
熱中症の心配もしながらの判断。
今日も、秋第2弾。
秋風や
桐に動て
つたの霜
秋風が桐の葉を散らせたと思ったら、
紅葉した蔦には早くも霜が
降りている、
の意。
元禄四年(1691)の作。
「桐に動て」・・・風が桐に吹いて葉を
散らせること。
『三冊子』によれば、上・中「
桐動く秋の終わりや」が発案。
「て」の後に休止があり、時間の推移が
うまく表現されている。
◎ 「桐一葉落ちて天下の秋を知ると
言われるほど、秋の寒さに敏感な桐
である。
それでも、蔦の葉を白い霜が覆って
いる。
早くも晩秋の趣である。
月日の経つのは早い、というより
季節の変化が明らか
に時の過ぎ去る速さを見せていると
言うべきか。
桐の葉が霜へと「移り変わる」のを
「桐に動て」と色の変化とともに、
霜の動きを重ね合わせたところ、
見事な俳諧の表現である。
ぐいっと地球が傾いて秋の季節の
お膳立てをしたような力強い表現である。