貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

秋暮れぬ・・・松風や

2021-08-03 11:17:07 | 日記

秋暮れぬ・・・松風や

令和3年8月3日(火)

 昨夜は、日米の野球観戦。

 スリーランを打たれたところで、

観念し、お風呂入り。

 夜半、目が覚めると、逆転でき

たかな?

と二度も・・・。

 今朝、家内が逆転して勝ったよ、と。

 吃驚がんもどきとなる。

 その粘りに敬復!

松風や 

  軒をめぐって 

      秋暮ぬ

   松風が軒端を吹き巡り、いよいよ

この秋も暮れていく、

の意。

 元禄七年(1694)の作。

  底本に

「是はあるじの男の深く望みけるより、

かきとゞめ申されし。」

と注記。

「あるじ」は、766年の連句興行が

行われた大坂新清水の料亭浮瀬(うかむせ)

 の主人で、その依頼に応じた即興吟。

◎ 料亭の多い大坂の新清水の辺りには、

松が多い。

 そこの飲み屋を松風とともに

巡りつつ詠んだ句である。