葎の友
令和3年8月18日(水)
今朝は久しぶりにお日様に・・・!
予報と違い、雨。西には黒雲。
雨雲がしっかり青梅の西の方を埋め
尽くしている。
楽しみは明日へか?????
さてこもる
葎(むぐら)の友か
ふゆなうり
冬籠もりの庵を訪う者はなく、
冬菜を売りに来る商人がいわば
この葎の宿の友ということか、
の意。
元禄元年(1688)の作。
「さしこもる」・・・戸を閉じて籠居する。
「葎の友」・・・葎の宿を訪れる友。
「葎の宿」・・・雑草の生い茂る粗末な家で、
隠者的生活の象徴。
草庵閑居の一齣を描き、弧を愛しつつ
友を求める機微を示す。
◎ 葎の宿に引きこもって冬籠もりを
していると、冬野菜売りが立ち寄って
くれるくらいが来客になっている。
野菜売りではあるが、久しぶりに
人が訪ねてくれるのだから
友達のように懐かしい。
世間話や誰彼の噂話に興じたりして、
つい奮発して沢山の野菜を買って
やることになる。
当時は酢売り、箸売り、漬物売り等
がいて、お得意先の家を順々に巡って
いた。
葎は八重葎、金葎などが草むらに
生い茂っていて、貧乏な人や隠者の
好みになっていたらしい。
葎という名称には親近感があるが、
実物の葎はどうも私の好みではないかな。