貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

あまざけは、醴!

2021-08-19 11:49:53 | 日記

あまざけは、醴!

令和3年8月19日(木)

お日様が上って・・・、

ちょっと暖かな木曜日の朝!!

夏野菜畑の整備を、やっと少し

できた。

 朝もちょっとやれるかな?

 風通しもよくなった。

寒菊や 

  醴(あまざけ)造る 

    窓の前(さき) 

   台所で甘酒を造るその窓前の庭で、

寒菊の花がひっそり咲いている、

の意。

 元禄六年(1693)の作。

 醴=甘酒

◎ 台所で、米搗きをしている臼の

わきに、寒菊が咲いている。

 秋末から初冬に掛けて咲く黄と白の

小さな花が、この寒さに震えている姿

が可愛らしい。 

 素直な句で、芭蕉に言わせれば、

同人のは見せられぬ平凡な句だと

いうのだが、師匠には、臼のわきに

そっと咲き出ている寒菊に配る芭蕉

の優しい視線に心温まったようだ。

 次の菊の氷の句も、ふと見ると、

菊が露に濡れている。

 つづく。