温暖、温和、大好きな季節到来!
令和3年8月21日(土)
今日から芭蕉待望の春の句!
春もやゝ
けしきとゝのふ
月と梅
朧月の下で、梅花が綻び、やっと春
らしい様子に整ってきたことだ、
の意。
元禄六年(1693)の作。
「やゝ」・・・ようやく
正月二十日は木因宛書簡集に
最近の句として掲載。
許六による満月と梅花の画に、
この句を記したもののほか、
自画賛類が複数あり。
画賛句として芭蕉の気に入りで
あったと知られる。
◎ 月が靄の中で潤んで見え、
梅のつぼみも綻んで来たので、
確かに春が来たように思える。
寒さもどこかに隠れてしまった
ようだ。
三寒四温で落ち着かなかった日々
も温暖、温和が続いて嬉しいものだ。
確かに春が来て、その季節が定着
したのだ。
平仮名書きの優しい表現は
すらすらと読めて気持ちがいい。