☆先週から、仕事は残業続きで、本日も休日出勤で忙しいのだが、仕事を終えて、短めの作品『バビロン A.D.』を観てきましたよ^^
これが、なかなかの掘り出し物で面白かった。
近未来、と言うよりは、異未来・・・、
テロリスト容疑でアメリカを追われた主人公・トーロップ(ヴィン・ディーゼル)は、ロシア圏の紛争多発地域でくすぶっていた。
そこへ、大仕事の依頼がある。
とある、モンゴルの修道院の少女を、アメリカまで運ぶ仕事だった。
◇
明日も仕事が早く(5時半起き)、短めに記すが、この作品で優れているポイントは2点!
一つは、世界観の構築である。
なにやら、アメリカが世界をリードしていて、その他の世界は、荒れている。
ロシア圏の町は、イメージ的なものだが、終戦直後の日本のような混沌があり、だが、そこかしこに、未来的なギミックが溢れている。
ギミックとは未来の道具だけに限らず、紛争地域の荒廃や、自由市場での猟で得たキツネの販売、クーロン城みたいな雑居ビル、原発爆発地点を突っ切る「シベリア超特急」! 米ロ国境を行き来する民間払い下げの原潜、無慈悲な無人殺戮飛行機、・・・そして、コマーシャリズムに毒されたニューヨーク・シティーと手抜きがない。
それらの映像もクリアーだ。
◇
そして、もう一つは、物語自体が、いわくありげな女の警護&移送と言う古典的なハードボイルド展開であり、
主人公はマッチョだが、男臭くて、ちゃんとハードボイルドの主人公として見られた。
近未来のロボット工学的な見せ場が、陳腐になりそうでならないのは、主人公の無骨さ故である^^
あくまでも、拳銃とパンチのアクションに限定されているのも良い。
最近のアクション映画らしく、そのスピーディーな編集に、やや、私の目は追いつかないのだが、MTV的な「なにやら凄い」と言う興奮を理解することだけで楽しむ^^;
DVD時代のアクションは、そういった認識でもしょうがないのだと思う。
ヒロインの娘(メラニー・ティエリー)は、えらが張っていて、神経質風で、モデル的な美しさにしか見えなかったのだが、
修道院で育った設定で、外界の過酷さに接して、エキセントリックな一面を見せるときの演技は非常にうまかった。
そして、トーロップとの触れ合いで、次第に可愛らしく成長していくのが良かった。
最後の別れなど、その、おっさんと美少女の心の触れ合いの様が、『LEON』を思い出させてくれた。
悪の大ボスが健在で、明らかに続編が作られるような体裁だが、私は、『マックス・ペイン』の続編は御免蒙るが、この作品の続編は、是非とも観たい^^v
(2009/05/10)
これが、なかなかの掘り出し物で面白かった。
近未来、と言うよりは、異未来・・・、
テロリスト容疑でアメリカを追われた主人公・トーロップ(ヴィン・ディーゼル)は、ロシア圏の紛争多発地域でくすぶっていた。
そこへ、大仕事の依頼がある。
とある、モンゴルの修道院の少女を、アメリカまで運ぶ仕事だった。
◇
明日も仕事が早く(5時半起き)、短めに記すが、この作品で優れているポイントは2点!
一つは、世界観の構築である。
なにやら、アメリカが世界をリードしていて、その他の世界は、荒れている。
ロシア圏の町は、イメージ的なものだが、終戦直後の日本のような混沌があり、だが、そこかしこに、未来的なギミックが溢れている。
ギミックとは未来の道具だけに限らず、紛争地域の荒廃や、自由市場での猟で得たキツネの販売、クーロン城みたいな雑居ビル、原発爆発地点を突っ切る「シベリア超特急」! 米ロ国境を行き来する民間払い下げの原潜、無慈悲な無人殺戮飛行機、・・・そして、コマーシャリズムに毒されたニューヨーク・シティーと手抜きがない。
それらの映像もクリアーだ。
◇
そして、もう一つは、物語自体が、いわくありげな女の警護&移送と言う古典的なハードボイルド展開であり、
主人公はマッチョだが、男臭くて、ちゃんとハードボイルドの主人公として見られた。
近未来のロボット工学的な見せ場が、陳腐になりそうでならないのは、主人公の無骨さ故である^^
あくまでも、拳銃とパンチのアクションに限定されているのも良い。
最近のアクション映画らしく、そのスピーディーな編集に、やや、私の目は追いつかないのだが、MTV的な「なにやら凄い」と言う興奮を理解することだけで楽しむ^^;
DVD時代のアクションは、そういった認識でもしょうがないのだと思う。
ヒロインの娘(メラニー・ティエリー)は、えらが張っていて、神経質風で、モデル的な美しさにしか見えなかったのだが、
修道院で育った設定で、外界の過酷さに接して、エキセントリックな一面を見せるときの演技は非常にうまかった。
そして、トーロップとの触れ合いで、次第に可愛らしく成長していくのが良かった。
最後の別れなど、その、おっさんと美少女の心の触れ合いの様が、『LEON』を思い出させてくれた。
悪の大ボスが健在で、明らかに続編が作られるような体裁だが、私は、『マックス・ペイン』の続編は御免蒙るが、この作品の続編は、是非とも観たい^^v
(2009/05/10)