☆往年のファミコンソフト『スパイvsスパイ(ケムコ)』を髣髴とさせるタイトルであるな^^;
企業スパイの、互いに信じられぬ男女の恋愛を絡めた、コンゲームの物語で、私は楽しんだ。
『ザ・バンク/堕ちた巨像』の主役を演じたクライヴ・オーウェンと、私的にはお久し振りのジュリア・ロバーツの共演だ。
昨今、活躍著しいオーウェンに比べ、ジュリア・ロバーツは、ややトウが立ち始めている印象だ(いや、かなりギスギスしてる^^;)。
しかし、この二人が、変則的な大人の恋愛を見せてくれる。
◇
とある企業の産業スパイに雇われた二人を含むチームが、ライバル社の新製品を物にしようと活躍する。
だが、そこには、スパイ作戦的にも、物語構造的にも、二重三重のからくりが仕掛けられている。
とても複雑で、その面白さを整理しようとすると莫大な字数を必要とするので記さないが、
マトリューシカのように、騙しの中に謀略、作戦の中に罠と、企業の新製品開発に絡んだ個々の人間のテクニックが駆使される。
もちろん、映画の作り手のテクニックもスタイリッシュに行使されている。
その中で、お互いに信用できないスパイ稼業ゆえに、愛し合っているが疑心も渦巻いているという、恋人同士の心に去来する普遍の感情…、二人の恋愛模様も進行する。
私は、ちょいとヒッチコックの『断崖』なんて作品を思い出した。
・・・と、こう書いている文章さえも、読んでいるあなた、信用してはならない^^;
◇
現在のスパイ活動と平行に、主人公二人の逢瀬の数々が回想される。
その恋愛要素に、私はかったるさを感じたのだが、終幕に向かって、段々と現在に近づいている回想は、新たな「カラクリ」を提示してくれる。
おお!
私は感嘆するのだが、そこには、更に、更に、この道で何十年と食っているプロの描いた「壮大な絵」が開陳される。
とはは!!^^
・・・そして、二人には愛が残った・・・。
PS.二つの会社のCEOはどちらも妙な魅力がありましたな^^
おっと、それから、オーウェンのスパイのダシに使われる妙齢の女性が出てきますが、
ジュリアのギスギス具合が気になっていたので、その女性が、えらくチャーミングに見えました^^
(2009/05/12)
企業スパイの、互いに信じられぬ男女の恋愛を絡めた、コンゲームの物語で、私は楽しんだ。
『ザ・バンク/堕ちた巨像』の主役を演じたクライヴ・オーウェンと、私的にはお久し振りのジュリア・ロバーツの共演だ。
昨今、活躍著しいオーウェンに比べ、ジュリア・ロバーツは、ややトウが立ち始めている印象だ(いや、かなりギスギスしてる^^;)。
しかし、この二人が、変則的な大人の恋愛を見せてくれる。
◇
とある企業の産業スパイに雇われた二人を含むチームが、ライバル社の新製品を物にしようと活躍する。
だが、そこには、スパイ作戦的にも、物語構造的にも、二重三重のからくりが仕掛けられている。
とても複雑で、その面白さを整理しようとすると莫大な字数を必要とするので記さないが、
マトリューシカのように、騙しの中に謀略、作戦の中に罠と、企業の新製品開発に絡んだ個々の人間のテクニックが駆使される。
もちろん、映画の作り手のテクニックもスタイリッシュに行使されている。
その中で、お互いに信用できないスパイ稼業ゆえに、愛し合っているが疑心も渦巻いているという、恋人同士の心に去来する普遍の感情…、二人の恋愛模様も進行する。
私は、ちょいとヒッチコックの『断崖』なんて作品を思い出した。
・・・と、こう書いている文章さえも、読んでいるあなた、信用してはならない^^;
◇
現在のスパイ活動と平行に、主人公二人の逢瀬の数々が回想される。
その恋愛要素に、私はかったるさを感じたのだが、終幕に向かって、段々と現在に近づいている回想は、新たな「カラクリ」を提示してくれる。
おお!
私は感嘆するのだが、そこには、更に、更に、この道で何十年と食っているプロの描いた「壮大な絵」が開陳される。
とはは!!^^
・・・そして、二人には愛が残った・・・。
PS.二つの会社のCEOはどちらも妙な魅力がありましたな^^
おっと、それから、オーウェンのスパイのダシに使われる妙齢の女性が出てきますが、
ジュリアのギスギス具合が気になっていたので、その女性が、えらくチャーミングに見えました^^
(2009/05/12)