『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『消されたヘッドライン』を観た]

2009-05-22 23:53:02 | 物語の感想
☆仕事が遅番だったので、朝一で観てきました。

 ラッセル・クロウの変な髪形(欧米の裁判官のカツラ風)が印象的な作品だ^^;

 明日は早番で、朝早いので、短いレビューで終わりますぜ^^;

 主人公の新聞記者カルを演じたラッセル・クロウだが、メタボが極まっている。

 てっきり、『ワールド・オブ・ライズ』の時は、デ・ニーロなみの役作りで太ったのかと思っていたのだが、普通に肥えていたらしい。

 でも、つい最近までモテ男で通っていたので、デブだけど、自信満々で格好いい。

 デブの私は、自分の目指すべき道を示されたような気がした。

   ◇

 物語については詳しくは知るさないぞ。

 「麻薬常習者の殺人」と「議員の愛人の自殺」、二つの事件の新聞記者としての捜査、そして、その二つの事件が繋がっていて、大きな巨悪を追求するという物語は、月並みでもあるが、その経過を丹念に追っているので、実に良かった。

 その丁寧な語り口を端折ってすまないが、しかし、最後の「意外な真犯人」展開は、『天使と悪魔』を観た直後の私には不要だった。

 私は、ベン・アフレックが演じたような理想に溢れた議員がいてもいいと思うのだ。

 特に、<政界百鬼夜行>の如くに描いてもらう必要はない。

 この作品、非常にオーソドックスな造りで好感だったのだが、最後のどんでん返しによって、通俗的な作品に堕したような気がする。

   ◇

 作品に出てくる女の趣味は良かった。

 新米記者役のレイチェル・マクアダムスは、最近では珍しい、小作りなコケティッシュさをもった女優さんで、役柄のやる気が見えていて良かった。

 担当を外そうとした編集長に食い下がり、「そんな目で見るのは卑怯よ^^;」と言わせたところなど、魅力的だった。

 ただ、この子、もしかして、『JUNO』の主役の子だったりして、とも思わせられた^^;

 議員の妻を演じたロビン・ライト・ペン、そして、殺害された議員の愛人役のマリア・セイヤー(かな?)は、それぞれ品があって美しかった。

 私は、キム・ベイシンガーやミッシェル・ファイファーのような品があるゴージャスな女優が結構好きなもので^^;

   ◇

 ただ、この作品の大きな問題点は、その邦題にあろう。

 全く、作品の内容と関連性のないタイトルである。

 インターネットに媚びないで欲しい・・・。

                            (2009/05/22)