☆面白かった。
このシリーズは、何やら、おじさん読書家には、いかにも高尚な内容のものとして扱われているが、
私にとって、このシリーズの魅力は、その「俗」にあると思う。
今回、ラングドン教授は、<イルミナティ>と言う秘密結社の目論む「司祭見立て連続殺人」&「コンクラーヴェ爆弾テロ」の捜査をするのだが、その爆弾テロで使用されるのが<反物質>・・・。
いやはや、<反物質>なんて言葉を聞いたのは、25年振りくらいである^^;
別に、それは原爆でも良かったわけで、でも、あえて、<反物質>爆弾などを出すのが、いかにも<俗>だなぁ、と思うのだ。
・・・つまり、私が言いたいのは、この作品、あんまし小難しく考えないで、『インディ・ジョーンズ』の、ちょいと知的好奇心を充たしてくれるかのような展開の部分を二時間半の上映時間たっぷりと味わせてくれるレベルの作品と思えばいい。
そう思うと、素晴らしいエンターテイメント作品である。
私は、観ていて楽しくて楽しくてしょうがなかった^^
こんな作品が、10作くらいのシリーズになってくれると最高なのだが^^;
最近観た作品で、この興奮と近いものは、『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(クリック!)である。
アクションしながら、謎を紐解いていくと言う展開が、非常に似通っていて、クライマックスで縦移動の派手で突き抜けた展開を示してくれるのも似ていた。
◇
いや、前作の『ダ・ヴィンチ・コード』(クリック!)が、一日半と言う短い時間内での事件であったことで、私はとても臨場感を感じ、魅力的だったのだが、
今回は、もっと短いタームでの事件進行となる。
観ている私たちの実時間と限りなく近いということだものね。
私は興奮しましたよ。
思えば、『ダイ・ハード』の第一作目に、舞台の使い方や時間経過が似ているかも。
しかも、この『天使と悪魔』には、必然性のあるアクションがてんこ盛りである。
書庫での酸欠アクション、火事場での銃撃戦、水の中での救出劇、大空での神々しき大爆発・・・。
それぞれが斬新かつ個性的なアクションであった。
正直、事件進行中の教授の動きの中における、原作にあっただろう緻密な謎解きが、映画においてはうまく説明できていない点もあるのだろうが、
それは、限られた上映時間ではどうあっても無理な話である。
だから、そこは柔軟に、映画では、教授が表に発した言葉でサクサクと進む展開に心地良さを感じれば良いのではないでしょうか?
◇
トム・ハンクス演じるラングドン教授は、私にはどうもつかみ所のない不思議なキャラクターであるが、
今回は、ユアン・マクレガー扮する教皇代行や、コンクラーヴェの進行役の、鈴木宗雄みたいな悪そな顔の司祭がいい味を出していた。
スイス衛兵隊の金髪の若者など、次第に物語の中心に躍り出てきていたのだが、その役柄のテーマ性が見えてこなかったのは痛い。
◇
私は、かような、町全体に謎が隠されているような物語が大好きである。
旧ファミコンのアドヴェンチャー・ゲームなどにも、このような味わいの作品が多数あった。
日本の寺町なんかでも、このような物語が出来るのではあるまいか?
帰りに本屋で立ち読みしたのだが、ラングドン教授シリーズは、この二作しか出てないみたいだ。
ダン・ブラウンではなく、ダン・シモンズが書いてもいいから、続編を楽しみたいものだ^^;
(2009/05/17)
このシリーズは、何やら、おじさん読書家には、いかにも高尚な内容のものとして扱われているが、
私にとって、このシリーズの魅力は、その「俗」にあると思う。
今回、ラングドン教授は、<イルミナティ>と言う秘密結社の目論む「司祭見立て連続殺人」&「コンクラーヴェ爆弾テロ」の捜査をするのだが、その爆弾テロで使用されるのが<反物質>・・・。
いやはや、<反物質>なんて言葉を聞いたのは、25年振りくらいである^^;
別に、それは原爆でも良かったわけで、でも、あえて、<反物質>爆弾などを出すのが、いかにも<俗>だなぁ、と思うのだ。
・・・つまり、私が言いたいのは、この作品、あんまし小難しく考えないで、『インディ・ジョーンズ』の、ちょいと知的好奇心を充たしてくれるかのような展開の部分を二時間半の上映時間たっぷりと味わせてくれるレベルの作品と思えばいい。
そう思うと、素晴らしいエンターテイメント作品である。
私は、観ていて楽しくて楽しくてしょうがなかった^^
こんな作品が、10作くらいのシリーズになってくれると最高なのだが^^;
最近観た作品で、この興奮と近いものは、『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(クリック!)である。
アクションしながら、謎を紐解いていくと言う展開が、非常に似通っていて、クライマックスで縦移動の派手で突き抜けた展開を示してくれるのも似ていた。
◇
いや、前作の『ダ・ヴィンチ・コード』(クリック!)が、一日半と言う短い時間内での事件であったことで、私はとても臨場感を感じ、魅力的だったのだが、
今回は、もっと短いタームでの事件進行となる。
観ている私たちの実時間と限りなく近いということだものね。
私は興奮しましたよ。
思えば、『ダイ・ハード』の第一作目に、舞台の使い方や時間経過が似ているかも。
しかも、この『天使と悪魔』には、必然性のあるアクションがてんこ盛りである。
書庫での酸欠アクション、火事場での銃撃戦、水の中での救出劇、大空での神々しき大爆発・・・。
それぞれが斬新かつ個性的なアクションであった。
正直、事件進行中の教授の動きの中における、原作にあっただろう緻密な謎解きが、映画においてはうまく説明できていない点もあるのだろうが、
それは、限られた上映時間ではどうあっても無理な話である。
だから、そこは柔軟に、映画では、教授が表に発した言葉でサクサクと進む展開に心地良さを感じれば良いのではないでしょうか?
◇
トム・ハンクス演じるラングドン教授は、私にはどうもつかみ所のない不思議なキャラクターであるが、
今回は、ユアン・マクレガー扮する教皇代行や、コンクラーヴェの進行役の、鈴木宗雄みたいな悪そな顔の司祭がいい味を出していた。
スイス衛兵隊の金髪の若者など、次第に物語の中心に躍り出てきていたのだが、その役柄のテーマ性が見えてこなかったのは痛い。
◇
私は、かような、町全体に謎が隠されているような物語が大好きである。
旧ファミコンのアドヴェンチャー・ゲームなどにも、このような味わいの作品が多数あった。
日本の寺町なんかでも、このような物語が出来るのではあるまいか?
帰りに本屋で立ち読みしたのだが、ラングドン教授シリーズは、この二作しか出てないみたいだ。
ダン・ブラウンではなく、ダン・シモンズが書いてもいいから、続編を楽しみたいものだ^^;
(2009/05/17)