☆私は転職したのだが、今度の会社は、「イングロリアス」な職場で、ボカスカと稼げるのだが、とにかく忙しい。
休みも、確定は日曜だけで、映画も、その一日で観まくるしかない。
でも、貴重な休日も、社長や専務セッティングの合コンである^^;
・・・しかし、私ってのは、一年ごとにどこかの企業に正社員として入社し、すぐ辞める男であるなぁ^^;
でも、今の、この、「ルフィ海賊団」のような職場は、もういい年だし、続けねばならない。
で、皆に、私が言いたいのは、映画のレビューも短くなるぞ、ってこと。
本日は、夜勤明けで、午前中寝て、昼から映画見て、夕方から合コンと言う運びです。
合コンの誘いは、専務から、『イングロリアス・バスターズ』の第二章を観ているときに携帯に掛かってきました。
見ている途中で、映画館を中座したのは、あの「マダガスカル2」事件以来である。
◇
主役の一人、ブラッド・ピット(バカの神妙な顔が最高!)が、物語の最後に、「これはおれの最高傑作だ!」と言いますが、
そのセリフ通り、クエンティン・タランティーノの「傑作」の一つとなる出来栄えでした。
◇
私は、もう何度も語っているが、タランティーノ監督には、そのデビュー作から「新しい感性」を感じ、『レザボア・ドッグス』なども公開直後に観にいったものだが、
その「こけおどし」に幻滅させられて、その後も何作品か見たのだが、ことごとく駄目だった。
でも、久し振りに見たこの作品は、見事だった。
タランティーノ監督の、「映画」トリビアに代表できるような「こだわり」が、物語と有機的に絡んでいた。
初期の作品では、登場人物の世間話として、そのこだわりが浮いていて(まあ、それが魅力的だったのだが)、作品を散漫にさせていたのだが、今回は、物語構造の土台の一因子として、映画薀蓄が機能していた。
また、女優に対しての上品な「エロ」や、ナチに対しての「グロ」も、非常に合理的だった。
クライマックスの、煙に映る画像の女の高笑いなんて、かつてのタランティーノ監督ならば、ただの「こけおどし」にしかならなかったはずだ。
それが、物語のクライマックスに相応しい、オペラ歌手の歌いのような格調が感じられた。
◇
第五章からなる物語は、それぞれが舞台劇的に場を限定し、そこでの会話は、タランティーノの真骨頂で、会話劇のように面白い。
主人公たちは、何がしかの「ナチ討伐」と言う秘密を持っているので、ナチ政権下のパリでの物語は、主人公たちの何気ない動きにも緊迫感があった。
◇
何よりも、主演の一人、メラニー・ロランが美しかった。
総じて、出てくる女のほとんどが美しいのだが、メラニー・ロランの瞳には、見惚れた。
私は、映画『バロン』に出てきたサラ・ポリーと言い、このような「高貴」な瞳を持った女には魅かれる。
女ゆえに力もなく、財力もなく、「イングロリアス」なのであるが、
その美しさは、何ものにも代え難く「強い」のである。
PS.悪役・ランダ親衛隊大佐役のクリストフ・ヴァルツのうまさについて語るのを忘れていた^^;
(2009/11/22)
休みも、確定は日曜だけで、映画も、その一日で観まくるしかない。
でも、貴重な休日も、社長や専務セッティングの合コンである^^;
・・・しかし、私ってのは、一年ごとにどこかの企業に正社員として入社し、すぐ辞める男であるなぁ^^;
でも、今の、この、「ルフィ海賊団」のような職場は、もういい年だし、続けねばならない。
で、皆に、私が言いたいのは、映画のレビューも短くなるぞ、ってこと。
本日は、夜勤明けで、午前中寝て、昼から映画見て、夕方から合コンと言う運びです。
合コンの誘いは、専務から、『イングロリアス・バスターズ』の第二章を観ているときに携帯に掛かってきました。
見ている途中で、映画館を中座したのは、あの「マダガスカル2」事件以来である。
◇
主役の一人、ブラッド・ピット(バカの神妙な顔が最高!)が、物語の最後に、「これはおれの最高傑作だ!」と言いますが、
そのセリフ通り、クエンティン・タランティーノの「傑作」の一つとなる出来栄えでした。
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私は、もう何度も語っているが、タランティーノ監督には、そのデビュー作から「新しい感性」を感じ、『レザボア・ドッグス』なども公開直後に観にいったものだが、
その「こけおどし」に幻滅させられて、その後も何作品か見たのだが、ことごとく駄目だった。
でも、久し振りに見たこの作品は、見事だった。
タランティーノ監督の、「映画」トリビアに代表できるような「こだわり」が、物語と有機的に絡んでいた。
初期の作品では、登場人物の世間話として、そのこだわりが浮いていて(まあ、それが魅力的だったのだが)、作品を散漫にさせていたのだが、今回は、物語構造の土台の一因子として、映画薀蓄が機能していた。
また、女優に対しての上品な「エロ」や、ナチに対しての「グロ」も、非常に合理的だった。
クライマックスの、煙に映る画像の女の高笑いなんて、かつてのタランティーノ監督ならば、ただの「こけおどし」にしかならなかったはずだ。
それが、物語のクライマックスに相応しい、オペラ歌手の歌いのような格調が感じられた。
◇
第五章からなる物語は、それぞれが舞台劇的に場を限定し、そこでの会話は、タランティーノの真骨頂で、会話劇のように面白い。
主人公たちは、何がしかの「ナチ討伐」と言う秘密を持っているので、ナチ政権下のパリでの物語は、主人公たちの何気ない動きにも緊迫感があった。
◇
何よりも、主演の一人、メラニー・ロランが美しかった。
総じて、出てくる女のほとんどが美しいのだが、メラニー・ロランの瞳には、見惚れた。
私は、映画『バロン』に出てきたサラ・ポリーと言い、このような「高貴」な瞳を持った女には魅かれる。
女ゆえに力もなく、財力もなく、「イングロリアス」なのであるが、
その美しさは、何ものにも代え難く「強い」のである。
PS.悪役・ランダ親衛隊大佐役のクリストフ・ヴァルツのうまさについて語るのを忘れていた^^;
(2009/11/22)