『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[今日、映画館で『ダ・ヴィンチ・コード』を観た]

2009-05-14 23:15:37 | 物語の感想
☆続編の『天使と悪魔』の公開に合わせて、<ワーナーマイカル・日の出>で、「おさらい試写会『ダ・ヴィンチ・コード』鑑賞会」が行なわれた。

 以前、母親が、自分や私や親戚の名前で出していた応募が当たったのだ。

 当たったのは、何故か、飯能に住んでいる妹の旦那名義であった^^;

 で、二人まで有効の招待状で私と母親が観に行った。

 会場の、いわゆる「中ブロック」だけを客席として、会場は盛況であった。

   ◇

 三年前の作品である。

 私は未見であった。

 私は、かような衒学趣味に溢れたミステリーには、自分では造型が深いと思っている。

 そして、そのようなミステリーにおいては、日本の「本格」作品群ほどのレベルにある作品はないと思っている。

 だから、この作品には興味がなかった。

 しかし、いざ観てみると面白い面白い^^

 この作品を難解に思えた人には悪いが、私は、親がクリスチャンだったせいか、クリスチャンにとっては苦々しい内容ではあるが(^^;)、その世界観の把握を基礎知識として持っていたので、非常にエキサイティングな二時間半の上映時間を過ごせた。

   ◇

 なにぶん新作ではなく、DVDも出ている作品なので、多くを語るつもりはないが、ちょっと書く。

 私は、大いなるこけおどしでもある「歴史上の新事実」を描くミステリーにおいては、それを納得させる圧倒的パワーが必須であると考えている。

 そのパワーをパワーとして機能させるテクニック及びスピードも大事だ。

 この作品は、長大な原作をまとめた映画作品であるが、原作にあっただろう丁寧な理屈の積み重ねをやむなく捨て去ったが故に、圧倒的なパワーでグイグイ観ている者を引っ張ってくれる作品となっている。

 私は、一日半の時間軸で、次々に進んでいく物語にワクワクした。

 素晴らしい^^

 だが、探偵役であるロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)の過去のトラウマなんてものも丁寧に描かれている。

 また、見落としがちだが、細かい点では、キリスト教史の謎の鍵であるヒロインのソフィーが、

 現在において、事件の黒幕が机の上にあった物を掃き落すクライマックスのシーンでビクッと体を震わせるのだが、

 それが、彼女の過去の謎を解く回想のシーンで、彼女を育てたシオン修道会の幹部ソニエールの、彼女に怒りながら机の上にあった物を掃き落す…、そんな記憶と符号させるなど、粋な演出が冴える。

 ヒロインの謎は、私はすぐに分かったけど、彼女(オドレイ・トトゥ)のクセのある顔は、いかにも「やんごとなき血筋」って感じでいいですね^^

   ◇

 良い味出していたのが、「マグ二ートー」ことイアン・マッケランだ。

 彼が演じた宗教史学者と、宗教象徴学教授のラングドンの問答は良かった。

「二ケーア公会議において、コンスタンチヌス帝によって、キリストは人間から神と認識されることになった」

「いや、その前から、民衆によって、キリストは神格化されていた。コンスタンチヌス帝は、それを採用したに過ぎない」

 ・・・手前ミソだが、私、つい三日ほど前に、半藤一利の天皇についての言説に対し、ラングドン教授とほぼ同じ意味のことを語っている。

     [本日の産経新聞の気になる一文(1)] (クリック! 笑覧あれ!)

   ◇

 これにて、『天使と悪魔』を期待して見に行けまする^^v

                           (2009/05/14)
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[私の1991年のメモ日記・7]

2009-05-13 21:20:51 | 1991年の日記
☆・・・う~ん、大橋のぞみが可愛くて可愛くて、好きで好きでたまらない

 昨夜も、ドラマ『白い春』を見ていて、抱きしめたくなった

      

 この、ほとばしる想い、どうしてくれよう^^;

   ◇

  [私の1991年のメモ日記・7 沖縄・中篇(大月隆寛コラムも^^)] (2007/08/08 20:51)

☆これは、「2005/07/07」のエントリーでした。

 文中の『断』の話ですが、大月BD(暴力デブ)先生も復活ですな。

 丸川珠代批判でした^^

 ・・・でも、BD先生、帰宅して、丸川珠代が素っ裸で「カモ~ン」って立ってたらどうする?

 好みに関係なく、一本いっとくでしょ?

 男による、女の見方なんて、それでいいんじゃないでしょうか?

     #     #     #     #     #

  [私の1991年のメモ日記・7 沖縄・中篇(大月隆寛コラムも^^)]

▼いささか旧聞だが・・・。

 ≪入試問題で「ひめゆり学徒体験談は退屈」 青学高等部≫(ASAHI.COM 2005年 6月 9日 (木) 23:17)

  青山学院高等部(東京都)の今年2月の一般入試の英語で、ひめゆり学徒隊の沖縄戦体験者の証言を聞いた生徒が「退屈だった」と感じたという趣旨の長文読解問題が出題されていたことが分かった。同校は「配慮を欠いた問題だった。深くおわびしたい」としている。
 同校によると、生徒の感想文を紹介する形式だが、感想文は実在せず、同校の教諭が入試のために、自身の体験をもとに作成。約1000人が受験した。
 出題文は修学旅行で沖縄へ行った生徒は防空壕(ぼうくうごう)を体験した後、ひめゆり学徒隊の体験談を聞き、「正直言って、彼女の話は退屈で飽きてしまった。聞けば聞くほど防空壕の強烈な印象が薄れていった。彼女はその話を何回もしており、非常に話し上手になっていたと思う」と感想を持つ。問題では「なぜ筆者はひめゆりの話が好きでなかったのか」と聞き、「彼女の話しぶりが好きでなかった」など4つの選択肢から答えを選ばせた。
 沖縄では、ひめゆり学徒隊の生存者が戦争の記憶を風化させないため、体験を語り継ぐ活動をしている。ひめゆり同窓会東京支部の常任委員で、関東一円の小中学校などで語り部をしている上江田千代さん(75)は「亡くなった同窓生たちに大変失礼だと思う。そういう感想を持った人がいたとしても、それを入試の問題にする感覚は理解できない」と残念がった。

▼問題となっている問題・・・。左翼系サイトの訳文より好意的引用^^

  (試験問題)
 次の英文を読んで、それぞれの質問に対する答えとして最も適切なものを選び、記号で答えなさい。

 [文章(要旨)]
   ※原文は英語・日本語訳は引用したサイトの管理人による。

 [第2次世界大戦の終結から60年近くになる。戦後生まれの人でも、日本人には再び戦争の過ちを起こさせない責任がある。年を追うごとに戦争体験者が亡くなっていくもとで、どのように次世代に体験を語り継ぐのか。
 昨年の夏、第2次世界大戦の終結に関するテレビ番組を見た。悲惨な映像が使われていたことから直視できずにチャンネルを変えた。しかし数日後、新聞に年配女性の投書が掲載されているのを見つけた。「私たちはじきに戦争体験を伝えられなくなるが、言葉以外の方法でも映像で体験を伝えることができる」と。その投書を読んで、高校時代の体験を思い出した。
 沖縄への修学旅行で、防空壕を見学した。語り部の女性に続いて壕の中に入った。語り部が「明かりを消して」と指示し、明かりを消すと暗闇が広がった。誰も何も言えなかった。「これが戦争なんだ…」と。壕から出た際には神様に感謝した。言葉ではなく体験で理解できることもあるんだ。
 その後ひめゆり祈念公園へ移動した。ひめゆり学徒として生き残った女性の話は衝撃的で、戦争のイメージがふくらんだ。しかし正直に言うと、女性の話は退屈だった。彼女が話すほどに、直前の防空壕での強烈な印象が薄れていったからだ。彼女は何度も話しているから、話すたびに話がうまくなっていったのだろうと感じた。彼女の話は、まるで母親が赤ちゃんにベッドで話すように、易しく聞こえた。何人かの友人は彼女の話に心を動かされていたのだが、私にとっては彼女の話は何の意味もなさなかった。
 事実と体験を次世代に伝えることは重要な仕事である。それではどのように伝えるのか。もちろん一番はっきりしている方法は、言葉で伝えることである。しかし聞き手が話し手の意図を理解しなかったら、いくら良い話でも「言葉の羅列」に過ぎなくなる。また話し手の意見が強すぎると、違うメッセージにもなりかねない。
 時には、言葉以外の方法でメッセージを送る方法もある。あなたが青山学院高等部の生徒になると、長崎へ修学旅行に行くことになる。その際、被爆者の話を聞くことになるだろうが、あなたはそこでどのようなメッセージを受け取るのだろうか。]

  〔設問〕
   ※原文は質問文・選択肢とも英語、日本語訳は引用したサイトの管理人による。

 7.なぜ筆者は、ひめゆり祈念公園での話を気に入らなかったのか。
   A.もうすでに話の全容を知っていたから。
   B.その話はうそだと知っていたから。
   C.語り部が、子どもに接するような話し方だったから。
   D.語り部の話しぶりが気に入らなかったから。
              (設問の正解):D

▼産経新聞コラム『断』(2005/6/22)

  大月隆寛筆 <「体験」の真の継承とは>

 [この春、青山学院高校の入学試験で「ひめゆりの戦争体験談は退屈だった」という内容を含んだ英文が出されていた、というので、今になって一部のマスコミで騒ぎに。当のひめゆりの語り部や研究者がクレームをつけて地元紙経由でようやく全国報道に、というのが真相らしい。
 問題の原文を読んでみたが、はて、何が問題なのかわからない。修学旅行で沖縄の戦跡を見学してその具体性に衝撃を受けたが、その後、語り部たちの話を聞いたら戦跡ほどの感銘は受けなかった、戦争体験の語りがこなれてしまっていて「退屈」だった・・・ざっとそういう内容なのだが、最後に、だから戦争体験の継承って難しいよね、君はどう思う、といった感じの問いを投げかけていたり、出題者にはむしろ「その心意気やよし」と言ってもいいくらいだ。
 「展示」される「歴史」の語りが「退屈」なのはいずこも同じ。どんな「体験」も「語り」を介してしか現前化しないのだとしたら、それが「型」としてなめされてゆくことは必然であり、だからこそ、そういう「退屈」を超えてなお伝わる何ものか、が求められる。<芸>とはそういうもの。落語や歌舞伎を引き合いに出すまでもない。
 「型」の向こうに<芸>は宿る。「悲惨な体験」を「型」に幽閉するだけでは「体験」の真の継承など生まれようがない。語り部がするべきは、その「退屈」という感想の理由を静かに考えてみることではなかったか。
 ただ、この件、学校側がその後、「謝罪」したとか。ああ、なんたる腰砕け。出題者よ、いまからでも遅くはない、ぜひともひめゆりの語り部と対峙せよ。その覚悟も目算もないのなら、初手からこんな仕掛けはせぬが吉、だ。(民俗学者・大月隆寛)]

▽フジ・サンケイグループが、ホリエモン・ライブドアからの買収劇と戦っていた時、私は言った。

『私が産経新聞を支配したら、関東の夕刊廃止に伴い終わってしまった名物コラム<斜断機>を復活させる!』

 そしたら、その二ヵ月後、このコラムシリーズ『断』が始まった・・・。

 なんか、あまりにも偶然が重なるのだよなあ^^;

 で、十日間に一度ほど、大月隆寛氏が書き手を担当している。

 はじめは、軽い話題(「レッサーパンダ」「ナウマン象冷凍頭部」など)だったのだが、最近、読ませる内容が多い。

 「読ませる内容が多い」などと書くと、「こいつ、偉そうに!」などと言われそうだが、まあ、酔っ払いオヤジも、松井やイチローに文句を言っているということで・・・^^;

 さて、この「ひめゆり出題」問題だが、内容自体は、確かに、筋が通っていると思う。

 でも、「なんで、こんな問題を、いや、ひめゆりの話をテーマの具体例にしたのだろう?」と言う疑問は起こった。

 あっさりと謝ってしまったトコを見ると、そこに出題者の【思想的背景】があったのか?

 それとも、ただの<ヘタレ先生>で、「とりあえず謝っておこう」と思ったのか?

 しかし、<ヘタレ先生>と呼ぶには、この問題の含んでいるテーマは深い。それは大月BD先生が指摘している通りだろう。

 出題者の意識の真相は「藪の中」であるが、その出題問題を殊更に問題視したヤカラに【思想的背景】があるのは確かであろう・・・。

▼(おざなり本編^^;)

 ☆10月7日(月)・・・

 星名さんと松田さんが、タクシー運転手と組んで市内観光するというので、純君とともに乗り込む。那覇を拠点として巡る。広瀬君・鈴木君・根川君・小野田君らも一緒(彼らはレンタカー)。最初に霊御殿(たまうどん)、次に首里城。観光しながら、段々とみんなとうちとけて行く。広瀬君が実に良い。すごく惚けていて面白い。コブラVSマングース。コブラは最初から負けている。でもレフリーが適当にけしかけて盛り上げる。しかし、両者とも、毎日繰り返される戦いに疲れが見えていた^^; 次に、玉泉洞に、魅力的空間だった。あっさりと終わらないのが良かった。<ひめゆりの塔>にも行った。資料館で、生き残った人々の文章が、僕をしんみりさせた。出た後、みんな無口になってしまった。ここで僕は、『八月のラプソディ(黒澤明作品)』での、原爆の現実を知って無口になった子供たちの描写を思い出した。僕は、ひめゆりの見学をソフトクリームをなめながら見学することになってしまい、不謹慎な思いがズーッと続いた・・・。タクシーの運転手は、チャーター時間をはるかに過ぎたのに、島の最南端にも連れて行ってくれて、サービス満点! 金城さん、ありがとう。夜は、僕が一部の女の子に誘われたのがきっかけで、他の皆も仕切って、総勢13人で沖縄料理「うりずん」に行く。ピーナツ豆腐が不思議でうまい。みんなで盛り上がった。OB連中も楽しい。部屋に戻って、深夜までみんなと酒を飲む。狭い部屋で15人くらいが下らない話をして過ごす。楽しい。

                             (2005/07/07)

   ◇

 しかし、かつて書いた文章を何度も再掲し、それでも面白いっちゅうのが素晴らしいですな!

 では、テレビでニュースでも見ながら寝ます

                             (2009/07/13)
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[映画『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』を観た]

2009-05-12 18:56:15 | 物語の感想
☆往年のファミコンソフト『スパイvsスパイ(ケムコ)』を髣髴とさせるタイトルであるな^^;

 企業スパイの、互いに信じられぬ男女の恋愛を絡めた、コンゲームの物語で、私は楽しんだ。

 『ザ・バンク/堕ちた巨像』の主役を演じたクライヴ・オーウェンと、私的にはお久し振りのジュリア・ロバーツの共演だ。

 昨今、活躍著しいオーウェンに比べ、ジュリア・ロバーツは、ややトウが立ち始めている印象だ(いや、かなりギスギスしてる^^;)。

 しかし、この二人が、変則的な大人の恋愛を見せてくれる。

   ◇

 とある企業の産業スパイに雇われた二人を含むチームが、ライバル社の新製品を物にしようと活躍する。

 だが、そこには、スパイ作戦的にも、物語構造的にも、二重三重のからくりが仕掛けられている。

 とても複雑で、その面白さを整理しようとすると莫大な字数を必要とするので記さないが、

 マトリューシカのように、騙しの中に謀略、作戦の中に罠と、企業の新製品開発に絡んだ個々の人間のテクニックが駆使される。

 もちろん、映画の作り手のテクニックもスタイリッシュに行使されている。

 その中で、お互いに信用できないスパイ稼業ゆえに、愛し合っているが疑心も渦巻いているという、恋人同士の心に去来する普遍の感情…、二人の恋愛模様も進行する。

 私は、ちょいとヒッチコックの『断崖』なんて作品を思い出した。

 ・・・と、こう書いている文章さえも、読んでいるあなた、信用してはならない^^;

   ◇

 現在のスパイ活動と平行に、主人公二人の逢瀬の数々が回想される。

 その恋愛要素に、私はかったるさを感じたのだが、終幕に向かって、段々と現在に近づいている回想は、新たな「カラクリ」を提示してくれる。

 おお!

 私は感嘆するのだが、そこには、更に、更に、この道で何十年と食っているプロの描いた「壮大な絵」が開陳される。

 とはは!!^^

 ・・・そして、二人には愛が残った・・・。

  PS.二つの会社のCEOはどちらも妙な魅力がありましたな^^

     おっと、それから、オーウェンのスパイのダシに使われる妙齢の女性が出てきますが、

     ジュリアのギスギス具合が気になっていたので、その女性が、えらくチャーミングに見えました^^

                          (2009/05/12)
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[本日の産経新聞の気になる一文(1)]

2009-05-12 14:54:10 | 保守の一考
☆私は、週休二日制なので、今週は、日曜のほかに本日が休みだ。

 朝から、映画を一本観て(後で感想更新^^)、昼を<安楽亭>のランチで済ませつつ、新聞を読んだ。

 読んでいると、気になる一文が多々あるので、そういったものを、ここに抜き出していきたい^^

   ◇

 田久保忠衛氏の『正論』からの一文。

《・・・当時のジュリアーニ氏は共和党大統領候補の一人としてキャンペーンを展開中で、同じ共和党ながらブッシュ政権第2期の外交に不満を抱いていたらしい。外交には「力」が結びついていなければ役に立たぬと当然の主張をしていたのだが、その「力」の内容はズバリ「軍事力、経済力、道徳」の3つだと明言していた。・・・》

 ・・・ここで「道徳」と使っているのは、ちょいと好ましいのだが、
    現実的には「大義名分」や、アメリカ的には「正義」とも言い換えられよう。

   ◇

 半藤一利氏の『新・幕末史』刊行についてのインタビューからの一文。

《・・・明治10年に木戸が亡くなり、西郷が自刃し、11年に大久保が殺されたあと、新国家は長州の山県有朋と伊藤博文に委ねられます、このふたりが考えに考え抜き、やっと万世一系の天皇家を超越的なシンボルとして「機軸」にすることを思いついたのです。はじめから天皇中心の国家がつくられたというのはうそです。・・・》

 ・・・このハゲは「左翼」だな。
    天皇家が政治に翻弄されていたのは、歴史素人の私にもとっくにわかっていることだ。
    しかし、それ以上に、国民の心の基底に連綿と受け継がれている<民族的思惟>、
    それがあってこその、山県有朋と伊藤博文の思考の帰結なのだろ?

   ◇

 産経新聞の乾正人政治部部長の「小沢代表辞任」について(ちょっと長い)。

《・・・11日午後2時50分過ぎ。ある有力議員から「小沢は代表を辞めるよ」と電話をもらった。驚いたが、正直言ってほっともした。
 答えは簡単だ。小沢一郎氏が民主党代表を辞任することによって、仮に民主党が次期衆院選で過半数を制しても「小沢首相」が誕生する可能性がほぼゼロになったからである。
 小沢ファンの読者には申し訳ないが、政治記者として20年間、彼を観察してきた身としては、「小沢首相」は、日本の議会制民主主義にとって極めて危うい選択肢だったと言わざるを得ない。
 議会制民主主義では、国会での議論が大嫌いな人に宰相となる資格はない。「13日にセットされた党首討論をやりたくなかったから辞めたのでは」と真顔で言う民主党議員さえいる。「小沢首相」なら、党首討論だけでなく、なんやかんや理由をつけて予算委員会もめったに出席しないはずだ。
 国会での議論が嫌い、というのは、国民や敵対勢力とじっくり対話して説得する自信がないことの裏返しでもある。西松事件では、鳩山由紀夫幹事長から「もっと説明責任を果たしてほしい」と迫られても応じなかった。党幹部さえ納得させられないのに、国民を説得できるはずはない。
 たとえ、建前ではあっても、違う考えや立場の議員が国会での論議を通じて妥協点を探るのが議会制民主主義の原点だ。参院での野党優位を利用した小沢流の「なんでも反対」の国会運営は、政局的には意味があっても国民生活には迷惑でしかなかった。・・・》

 ・・・小沢議員は、自民党政治の悪弊を倍化させて内に抱いていた男である。
    そんなのが、クリーンな装いで民主党から最登場していたこと自体が驚きだ。
    西松建設による政治献金問題の釈明で涙を流したことにも笑ったが、
    今回の辞意表明をニコニコの笑みで行なったのも涙ものだ^^;
    マスコミのせいで貶められたと思っているようだが、
    これまでマスコミのお陰でもてはやされていたことを忘れている。
    「議論が嫌い」って、・・・致命的だ。
    所詮は、「政治屋転がし屋」でしかなかったことが露呈した。
    …さて、民主党、次はどうする?
    鳩山も、菅も、岡田も、前原も、既に土がついているんだゾ。


   ◇

 「日々是世界 国際情勢分析」より。

《・・・国際テロとの戦いが危機的な状況に陥っている。対テロ戦の最前線国家アフガニスタンとパキスタンでイスラム原理主義過激派が勢力を拡大する一方、両国政権の弱体化が進み、両政権がぐらついているためだ。パキスタンの核が国際テロ組織の手に落ちる危険も指摘され始めた。「アフパク」両国の頼りにならない”友”をパートナーに対テロ戦を強いられるオバマ米政権の苦悩は尽きない。・・・》

 ・・・「おーい、志村ァ! 後ろ、後ろ!」
    我が日本も、まさに、
    「頼りにならない”友”をパートナーに対テロ戦を強いられるオバマ米政権の苦悩」の一要因だぞ!
    …パキスタンの略称は「パク」になるのですね。
    「パキ」は蔑称で、以前、その言葉を使ったヘンリー王子が責められていましたね^^;

   ◇

 では、今日はこの辺で^^v

                           (2009/05/12)
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[映画『ビバリーヒルズ・チワワ』を観た]

2009-05-11 23:57:02 | 物語の感想
☆昨日の母の日には、なんの祝いも出来なかったので、本日、仕事を終えてから、「ババァ」こと、うちの母親を、「エガァ」こと映画を観に連れて行った。

 これがまた、昨日の『バビロン A.D.』と同じく「掘り出し物」であった^^

 ・・・物語はシンプルで、ビバリーヒルズのセレブに溺愛されて飼われていたペットのチワワが、飼い主の旅行の間に、預けられた親戚の娘に連れて行かれたメキシコで迷子になり、そのセレブから金をせびろうと誘拐を仕掛けてくる悪者とのチェイスや、他の野良犬とのコンタクトを通し、その生活のカルチャー・ギャップに面食らいながらも、自分の常識を通し、ビバリーヒルズに帰ろうとする。

 うん、『マダガスカル』と、基底のモチーフは同じだと思う。

 素晴らしいのが、まあ、CGの力が大なのだろうけど、実に、犬たちの表情が見事なのである。

 私は、チワワと言う犬種を「可愛い」とは思わないのだが、その眼の演技があまりにも人間臭く見事で、微妙な感情をあらわに出来ているので、非常に感心し、

 また、設定上、チワワのクロエはお嬢様育ちで、上品でありつつも、身勝手な物言い(マイペース^^;)で野良犬どもを相手にする様に、私は段々と魅力を感じてきてしまった。

 うん、容姿がパッとしなくても、お嬢様育ちの立ち居振る舞いは、男の征服欲からくる興味を魅きつけるものなのである^^;

   ◇

 かような物語は、犬たちの交流を描くだけでは済まない。

 主人公がペットであるが故に、その飼い主サイドの物語も平行して描かなくてはならない。

 そこでは、飼い主のセレブ婦人の親戚の娘と、「身分違い」の造園師の若者の、クロエを探す旅の中での恋の成就も描かれる。

 若者のペット・パピは、クロエと同じチワワ族で、いつもクロエを口説いていたのだが、振られている^^;

 しかし、クロエの捜索を通し、クロエに、自分の本気の気持ちを伝えることになる。

 クロエが、メキシコの道中で出会うのは野良犬(野良ネズミ・野良イグアナを含む)ばかりである。

 しかし、その「優しさ」「純朴さ」に、クロエは、これまでとは違った「価値観」を見出していく。

 この物語は、それがテーマである。

 そして、身分違いの者が、それぞれの幸せを掴み取っていくのである。


   ◇

 クロエと、警察犬崩れのジャーマン・シェパードのデルガドの道中は、長い上映時間ではないにも関わらず、とてもボリュームが感じられた。

 シナリオがいいのか、演出がいいのか、作り手のうまさだと思う。

 メキシコの観光地やシティー、荒野、線路一本が貫く平原、アステカの遺跡・・・、それぞれを舞台に見ごたえのあるエピソードがあり、私的にはメキシコを堪能させてもらえた^^

   ◇

 一つだけ苦言を言わせてもらえば、最終的に、世間を知ったはずのクロエが、結局は、セレブ婦人のもとで安穏のエンディングを迎えてしまうことが、テーマ性のリセットのように思えてしまったことだ。

 ・・・それと、「大人の物語」だなあ、と思わせられたのが、クロエが、旅の間中、行動をともにしたデルガドと結ばれるのではなく、

 最初と最後しか物語上活躍していない同種族のパピと結ばれてしまうことだ。

 妙に保守的な結末である^^;

                         (2009/05/11)
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[映画『バビロン A.D.』を観た]

2009-05-10 23:10:17 | 物語の感想
☆先週から、仕事は残業続きで、本日も休日出勤で忙しいのだが、仕事を終えて、短めの作品『バビロン A.D.』を観てきましたよ^^

 これが、なかなかの掘り出し物で面白かった。

 近未来、と言うよりは、異未来・・・、

 テロリスト容疑でアメリカを追われた主人公・トーロップ(ヴィン・ディーゼル)は、ロシア圏の紛争多発地域でくすぶっていた。

 そこへ、大仕事の依頼がある。

 とある、モンゴルの修道院の少女を、アメリカまで運ぶ仕事だった。

   ◇

 明日も仕事が早く(5時半起き)、短めに記すが、この作品で優れているポイントは2点!

 一つは、世界観の構築である。

 なにやら、アメリカが世界をリードしていて、その他の世界は、荒れている。

 ロシア圏の町は、イメージ的なものだが、終戦直後の日本のような混沌があり、だが、そこかしこに、未来的なギミックが溢れている。

 ギミックとは未来の道具だけに限らず、紛争地域の荒廃や、自由市場での猟で得たキツネの販売、クーロン城みたいな雑居ビル、原発爆発地点を突っ切る「シベリア超特急」! 米ロ国境を行き来する民間払い下げの原潜、無慈悲な無人殺戮飛行機、・・・そして、コマーシャリズムに毒されたニューヨーク・シティーと手抜きがない。

 それらの映像もクリアーだ。

   ◇

 そして、もう一つは、物語自体が、いわくありげな女の警護&移送と言う古典的なハードボイルド展開であり、

 主人公はマッチョだが、男臭くて、ちゃんとハードボイルドの主人公として見られた。

 近未来のロボット工学的な見せ場が、陳腐になりそうでならないのは、主人公の無骨さ故である^^

 あくまでも、拳銃とパンチのアクションに限定されているのも良い。

 最近のアクション映画らしく、そのスピーディーな編集に、やや、私の目は追いつかないのだが、MTV的な「なにやら凄い」と言う興奮を理解することだけで楽しむ^^;

 DVD時代のアクションは、そういった認識でもしょうがないのだと思う。

 ヒロインの娘(メラニー・ティエリー)は、えらが張っていて、神経質風で、モデル的な美しさにしか見えなかったのだが、

 修道院で育った設定で、外界の過酷さに接して、エキセントリックな一面を見せるときの演技は非常にうまかった。

 そして、トーロップとの触れ合いで、次第に可愛らしく成長していくのが良かった。

 最後の別れなど、その、おっさんと美少女の心の触れ合いの様が、『LEON』を思い出させてくれた。

 悪の大ボスが健在で、明らかに続編が作られるような体裁だが、私は、『マックス・ペイン』の続編は御免蒙るが、この作品の続編は、是非とも観たい^^v

                          (2009/05/10)
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[よりぬきフィジーさん 《Fiji冒険記②》]

2009-05-08 09:33:28 | 海の向こうでの冒険
☆先ずはこちらを読み返してね^^

  [よりぬきフィジーさん 《Fiji冒険記①》]

   ●第二章『グリーン・ラビリンス(ジャングル迷路)』
     (6/17 快晴 オバラウ島[レブカ→ロボニ村]→ナウソリ→スバ)

▼『ああっ! まただ! もうダメだ』 僕は空を仰ぎ、うめいた。オバラウ島山中に入って、40分は経っていただろうか・・・?

   【・・・・・・道、が、ない、のだ・・・・・・】

       #       #       #

▼ホテルを朝に出発。満ち潮の荒々しいコロ海を横目に、フィジー航空出張所へ。午前の便を予約しようとすると『もう売り切れ』と言われてしまった。

 ならば、午後の便までに、レブカから空港まで、オバラウ島を横断してやれ! 

 と、山間部にひっそりとあるロボニ村を目指すことにした。

 しかし、山の入り口が分からない。おっさんに問うと、恐そうな人だったが、親切に教えてくれて、メモまでしてくれた。

   【タクシーでドランバ村まで行き、誰かに金をやって案内してもらえ】

 とりあえず、おっさんの前半の指示は聞いたが、後半の指示は無視。

 ドランバ村の母子に山の入り口だけ聞いて、急斜面の山へ、単身で入る。

 恐ろしく急な坂道、登り始めて数分で息切れし、汗がダラダラと流れた。

 ・・・そして、道などがほとんど存在してないことを痛感した。

 道がなくなった!

 と思い、周りをキョロキョロすると、かすかに草の生え具合が他と違っている箇所を見つけ、そこを進むのだ。

 しかし、40分後、もはや戻ることが出来ない状況の中、道がなくなってしまった。

 ・・・時に午前9時・・・。

 捜す! 探す! 必死で、草の生え具合を見る、見る、見るっ!

 雑草の上をモンシロチョウが三匹、ヒラヒラと飛んでいる。

 僕を「迷いの森」に引きずり込むかのようだ。

『もしかすると、この草っ!?』

 他の草が雑草であるのに、その区画の草は背が高く、明らかに人為的に植えられた感じがあった。

 ・・・『これは人間が植えたんだ!』

 僕はその草の一角を回りこんで進んでみる。

 ・・・あった! 道が開けていた^^

 と言っても、15cmほどの小道だったが・・・。

 先ほど、道を尋ねた時のドランバ村の母子の表情、『ロボニまで行けるものなら行ってみな。日本の坊や!』とでも言いたげな顔を思い出し、『へへーんだ!』と思った。

 先は本当に長かった。

 最初の斜面で体はヘトヘトだった。

 それにも増して、ぬかるみの斜面横歩きは、一歩間違えれば<奈落>の危険があった。

 時に、足に気を使うばかりに、足がつりそうにもなった。

『コーラが飲みてえ!』と呟く、『疲れた!』と叫ぶ。

 これは、ハイキングじゃねえ、ジャングル探検だっ!

 ヤシの木や、葉の大きな植物がうっそうと茂り、僅かな道の地肌に雑草が覆いかぶさり道を隠す。

 草の間をヤモリがチョロチョロし、イボガエルがピョンピョンと跳ねて行く。

 危険な動物がいないのが幸いだった。

 毒ヘビなどがいたらと思うと恐い・・・。

 本日の朝(と言っても、もう昔の記憶だ^^;)、部屋を出るとき、ジーパンにしようか、半ズボンにしようか迷った末にジーパンにしていた。

 もし、半ズボンにしていたら、ふくらはぎは擦り傷・切り傷に苛まれたことだろう。

 不幸中の幸いだ・・・。

 しばらく歩くと、斜面を耕す男がいた。

 <運命の男A>としよう。

『ロボニまで何時間かかる?』と問う。

 すると男は、ポツリと『三時間・・・』と答えた。

 ヒエエ~ッ! と思った。

 僕はてっきり、この男の畑からロボニ村が開けているとの淡い希望を抱いていたのだ。

 超ショック!

 更に進む。

『♪疲れた』『♪疲れた』と歌いながら進む。

『ファイト!』『ファイト!』声を張り上げる。

  【しかし、自然は無情(無常)、そこには緑が存在するだけだった】

『おおっ!』^^ 小川が流れてる!

 <命の泉A>とする。

 顔を洗い、そして口をゆすぐ、水はあえて飲まなかった。

 後で更にノドが乾いてしまうだろうからだ。

 こう言うときに休むと、余計につらくなるものだが、少し体力を回復し、進む。


 いよいよジャングルも本格的になってきた。

 地面のぬかるみに転び、ジーパンに泥ねっとり。

「・・・しかし、俺のこんな姿を見たら、マロン・グラッセちゃんはどう思うことやら・・・!?(蘭注・マロンちゃんは、当然ながら仮名で、当時、私の好きだった人^^;)」

 一度転べば二度、三度。

 手をつくので、両手もドロドロ。

  【・・・そして、新しい局面に・・・】

 目の前に沼地が広がっていた。

 <絶望の泥沼>と名付けよう。

 その向うに道が続いているようだった・・・。

 僕はためらわない。進む!

 グポッ! グポッ! 一歩二歩のうちはまだ良かった。

 しかし、三歩、四歩・・・。

 そして、五歩、六歩、七歩・・・。

 グポポポポッ! グポポポポッ! 両足がヒザ近くまで泥だらけ・・・^^;

 泥沼の中心部では酷いことになった。

 僕のお気に入りのナイキのマウンテンシューズが脱げるほどに、泥沼に嵌まってしまった。

 それを掘り返そうと、体勢を変えると、そのまま転び、今度は腕がズボズボとはまり込んでしまう始末・・・。

 (蘭注・こんな室内ゲームがあったよね^^ 「ツイスター」とか言ったっけ? 床に、数字がランダムに書かれたマットレスを敷いて、プレイヤーは、対戦相手の指示通りの番号に四肢を配置しておくと言うゲーム。ゲームの終盤では、数字どおりに手足を置こうとすると、手足がこんがらがってしまう。泥沼での私は、そんな状態になってしまったのだわ^^;)

   

 正直、半泣きになった。

 でも、涙を拭くことさえ出来ない。

 だって・・・、両腕が泥だらけであるから・・・;;

 尚も、更に、奥地に進む。

 この頃から、僕の心に疑問が起こる。

  【俺は、ちゃんとした道を進んでいるのか?】

 「遭難」の二文字が頭にちらついた。

                                (続く)

   ◇

   ●第二章『グリーン・ラビリンス・承前(ジャングル迷路)』
      (6/17 快晴 オバラウ島[レブカ→ロボニ村]→ナウソリ→スバ)

▼・・・俺は、ちゃんとした道を進んでいるのか?

「遭難」の二文字が頭にちらつく、新聞の見出しが思い浮かんでしまう・・・。

 ▽<無謀! 日本人青年 単身ジャングルへ・・・楽園の孤独な死・・・
   ***若者に広がる『地球の歩き方』過信***
     水筒も地図も持たずに・・・
 (白骨死体となって発見された深夜蘭君の生前の親友・O君談)
『・・・「元気で帰ってくるからよ」、そう言って深夜君は旅立っていったものでしたが・・・。とても悲しいです。ところで、僕は、生前の彼に30万円を貸していたのですが、帰ってくるのでしょうか? 保険金の方は、どうなっているのでしょうか?』^^;

       #       #       #

▼しかし、歩くしかない。

「ネバーギブアップ!」「ネバーギブアップ!」

 フラフラした足取りで、森の中を突き進む。

 時おり、クモの巣が道を遮る。

 僕は先ず、手でクモの巣を払いのけ、クモが逃げたのを確認してから、先に進む。クモが毒を持っていたら大変だからだ。

『ネバーギブアップ!』『ネバーギブアップ!』

 初めのうちは、転んだら立つまでに数秒を費やしたものだが、今ではもう、スックと立ち上がり、スタタタッ! と坂を下る。

 走った方が楽なんだ。

 赤土の斜面は滑りまくる。

 この熱帯地方でスケートが出来るなんて!

 何度も転ぶ、汗が流れる、鼻水が垂れる。

   

 ・・・しかし、僕自身は、自分の落ちぶれた姿を、少しだが、【格好良いなあ】と思っていた・・・。

 破滅の美学ってやつだ。

 尚も進む・・・。

 ノドが渇く・・・。

 <命の泉A>で水を飲まなかったのを悔やんだ。

 あまりにもノドが渇いたので、思わず歌を作り、歌いながら歩いた。

  『コカ・コーラが飲みたい』 作詞・作曲 Midnight・蘭
     ♪コークが飲みたいな (ホイホイ!)
     ♪ゴキブリなんだっけ (ホイホイ!)
     ♪ペプシでも良いのにな (ヘイヘイ!)
     ♪やっぱりコークが飲みた~い~な~ [←ここ、ビブラート^^;]

▽これを無限に繰り返し歌うのである。

 ・・・もう一曲作ったので記しておく。

 人間ってやつは、極限状況の中では思わぬ才能が現れるものだ^^

  『思い出に早く変われ!』 作詞・作曲 Midnight・蘭
     ♪どうでもいいけど この苦難
     ♪早く終ってちょうだいな
     ♪いつか笑って話せるように
     ♪楽しい思い出に
     ♪早く変われ-ッ! [←魂の叫び]

▽こんな風に、今となっては、楽しく書いてるが、この時点ではシャレにならなかった。

 地図上の直線距離では、ドランバ村からロボニ村は2kmとないだろう。

 しかし、僕は、その高低差を全く考えていなかったのだ。

 僕は、ボーイスカウト時代、地図の読み取りを大得意にしていたのだが、実践(実戦?)において、その技術を失念していた。

 疲労が激しい。

 横になりたかったが、このネッチョリとした草の上に横になる豪快さはなかった。

 ・・・二時間が過ぎ・・・、そして三時間が経った・・・。

  【僕、マジで疲れています。体が朦朧としています・・・】

▼いくつ、山を巡っただろうか?

 少し平らな土地が視界に開けた。

 人がいた!

 <運命の男B>としよう。

『ロ、ロボニ村まで、後どのくらい?』

 僕は問う。

 男は言った。

『Just here!』

 や、やた^^ やったあ!!

 続いて、<命の泉B>が見つかった。

 ザブン! と入って、シューズとジーパンの泥を落とした。

 水も、飲んじまったよ^^;

 しかし、そこからも長かった。

 小川が流れ、何人かの人とすれ違ったが、なかなかロボニ村に到着しなかった。

 小川を何本も渡ったが、どう考えても、その流れの方向が一定ではなかった。

 不思議な土地である。

 大きな木があった。

 その木の赤い花びらが風でパラパラと落ちてくる。

 きれいなものを一枚拾い、手帳に挟んだ^^

 なかなか着かない。

 ミカンらしき果実がいっぱい落ちていて柑橘系の酸っぱい香りを放ち、爽やかだった^^

▼『くっそーっ! まだ着かないのかよお!』

 怒鳴った時、彼方まで続く林の間に小屋が見えたので、進む。

 小屋、と言うか家屋の姿は増えていった。

   【ロボニ村、だった。】

                                 (続く)

                          (2006/12/28に再掲す)

   ◇   ◇   ◇

 1992年の出来事である。

                          (2009/05/08)
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[民主党の低劣をよく表わしている一文]

2009-05-07 23:37:44 | 保守の一考
☆昨日、産経新聞紙上で読んだものなのだが、

 本日の、政府の提出した補正予算案に対しての民主党議員(テレビニュースでは菅直人が発言していた)の質問が、茶番に見えるほどに分かりやすい一文だったので、以下にリンクさせておく。

  【今日の突破口】ジャーナリスト・東谷暁 わずか9枚の経済政策 (2009.5.6 03:53)

 自民党と民主党、一つ一つの政策テーマで比べると、加点法においては、どう考えても民主党が自民党に勝てるパワーがないのが分かろう。

 そして、減点法で見た時は、民主のほうが悪いとまでは言わないでおくが、同等のレベルにあることは、小沢の一件で、皆、既に知っているよね^^

   ◇

 それから、こんなニュースが入った。

   平頂山事件 民主議員「日本政府に公式謝罪求める」(2009年5月7日12時9分)

 条約も、最高裁判決も、この民主党議員には「そんなの関係ねぇ!」のである(古い^^;)。

 このような売国的な行為は、社民党や共産党の「十八番」であったのだが、何故か、元社会党左派を内包する民主党は、このような行動を起こす議員を排出(輩出ではない^^;)する。

 ・・・しかし、私が高校生の頃、同名のAVギャルがいたような気がする。

       見つけた!
     

                              (2009/05/07)
コメント (5)
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[私の1991年のメモ日記・6]

2009-05-06 23:01:58 | 1991年の日記
☆職場のリーダーが失脚した。

 だから、忙しいので、過去のエントリーの再掲だ!

 おっと、そのリーダーの追い落としには、私は動いていないですぜ^^;

 私は、社員であるが故に、その人をかばっていたほうだ。

 しかし、その人は、仕事を「しない」、「できない」、傲慢、自分「だけ」楽をしようとする・・・、で、ベテランのバイトから総スカンを喰って、精神に偏重をきたしてしまったのだ・・・。

 ・・・で、そのリーダー格のお鉢は、私に回ってきた。

 まあ、私は、過酷な条件での登板は慣れているので、至って平常心だ^^v

   ◇   ◇   ◇

  [私の1991年のメモ日記・6 沖縄・前篇] (2007/07/26 23:27)

▼今日は、同僚と飲んできたので、これで勘弁ね

     #     #     #     #     #

▼左翼が糾弾してくるところの『新しい歴史教科書(扶桑社版)』だが、その糾弾内容の一つに、「過酷な沖縄戦の記述がたった数行・・・」がある。

 ではさて、現時点では、新版の方は手に入らないが、現行版の方の「沖縄戦」記述を書き出してみよう。

 ≪1945(昭和20年)4月には,沖縄本島でアメリカ軍とのはげしい戦闘が始まった。日本軍は戦艦大和をくり出し,最後の海上特攻隊を出撃させたが,猛攻を受け,大和は沖縄に到達できず撃沈された。沖縄では,鉄血勤皇隊の少年やひめゆり部隊の少女たちまでが勇敢に戦って,一般住民約9万4000人が生命を失い,10万人に近い兵士が戦死した。≫

 豊富に書いていったら、とめどもなく書いていけるのだろうが、教科書としては充分な事実記述だろう。

 他の記述も同程度の概観となっている。

 同じような批判を、放送法に引っかかるギリギリの「不公正さ」で『報道ステーション』はニュースでの問題点としていたそうだ、ケッ!

 西村幸裕氏は、そのブログでこう記している。

 ≪たとえば、沖縄戦に多くの文字数を費やす帝国書院の教科書は、「日本兵に殺害された」という立証されない証言を取り入れたり、15年戦争という時代遅れの共産党史観で書かれている。≫

 つまり、沖縄戦の記述・・・。

   帝国書院 - 扶桑社教科書 = アカ印の過剰な嘘

 と言うシンプルな数式が成り立とうぞ^^

 ☆10月3日(木)

 昨日に続いて快晴。12時間も眠ったので、体の調子も、まあ良い。本日は朝食から吉野家で牛丼(並)+生玉子、ごぼうサラダと食い、ちゃんとトマトジュースも、とどめとばかりにファイブミニ! ジムで汗を流し、家に帰ってクソしたら、柔らか~。明日からのゼミ沖縄旅行の準備も終えたし、楽しみ、楽しみ~^^ しかし! その前に、強敵、つぼ八(居酒屋)のバイト(夜10時~翌3時)があり、そして、金八(築地の八百屋)のバイト(早朝5時~8時)もある。それから、浜松町からモノレールに乗って羽田に行く訳だ。ゆえに、今、午後5時なのだが、しばし眠らなくてはならない・・・。・・・沖縄かぁ・・・、ブルーラグーン・・・。何かロマンスはないのでしょうか・・・。

 ☆10月4日(金)

 さて、AM3時までの「つぼ八」バイトを終え、しばらく中野駅の出入り口シャッター前に座り、始発で新橋へ。変則の早朝バイト。8時まで「金八」で働き、専務(注・1)に一万円頂き、浜松町から羽田へ、初めての飛行機だ! モノレールから見える景色も新鮮だったが、飛行機からの景色だ・・・。滑走路、いきなり鬼のようなスピードで走り出し、飛び立った飛行機からの風景は最高だった。窓際から、窓にかじりつく様にして、地面が見えなくなるまで見続けた。人間なんてちっぽけな存在だ! と思うと同時に、ジャンボ機を作り、1万メートルの空にまで到達できる人間の叡智にも感心。・・・沖縄に降り立つ、モアーッとした上天気。しかし、日差しの爽やかな町だ。喋りまくるバスガイドさんの話を聞きつつ、浜比嘉島に向かう。港からは高速船で行く。風が爽やか、真っ青な海。島ではシナリキョやアマミキョの史跡を見学する。海辺のアマミキョで、現地の子が、「オメラ、フライズンで来たんだろ?」と問うてきた。フライズンとは、僕たちの乗ってきた船・ホライズン号のことだった。ホ(O)とフ(U)の母音変化に納得する。夜はバーべQ、オリオンビールをグビグビやる。その時、ツツツ・・・と、ゼミ生だが、会話したことなかった可愛い斎藤さんが寄って来てポツリと言った。「蘭さんは、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の主役に似ていますよね^^」。その映画は、香港の悲恋話だ。その主人公は、二枚目だった・・・。私は、嬉しくなった(ロマンスのはじまりでしょうか・・・^^;)。同室の稲葉君は、ホームステイの経験があるそうで、その話で盛り上がる。

 (注・1)・・・私の大学のゼミ合宿(旅行)は、学習院との合同ゼミ合宿だったのです。で、築地の野菜卸し業「金八」の専務の娘さんが、学習院の学生だったので、その御令嬢も、同じ旅行グループに参加していました。でも、専務が恐いので手を出しませんでした^^;
 「金八」は、「吉兆」や「金田中」、「歌舞伎座」「新橋演舞場」「岡半」「浜長」・・・などの一級料亭に野菜を卸していた一級の八百屋でした^^
 また、私のゼミの合宿には、前年、紀子様も参加しております^^
 私の母校である左翼チンポコ大学と、学習院が合同ゼミ旅行を行っているというのは面白い話である・・・。

                      (2005/06/30の再掲 続く・・・)

   ◇   ◇   ◇

 では、寝ます^^

                      (2009/05/06)
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[映画『バーン・アフター・リーディング』を観た]

2009-05-05 09:27:35 | 物語の感想
☆・・・いや、面白かったですよ^^

 私は、コーエン兄弟のデビュー作の頃から知っていて、その作風を、「カルトに至れない予定調和」と思っていた(る)。

 同時期に、D・リンチが大活躍していて、私はそちらに魅かれていたので、そのリンチの「ケレン」をつまみ食いして、小奇麗に作り上げたようなコーエン兄弟の作品の数々は、ちょいと胡散臭いなあと思っていた。

 『ミラーズ・クロッシング』なんて、かなりカッコ良い作品だと思うが、諸手を挙げて賞賛するには抵抗があった^^;

 しかし、その後、コーエン兄弟は、あれよあれよの巨匠になってしまった。

 でも、私のコーエン兄弟への視線は、「カルトに至れない予定調和」のままである。

 故に、最新作の『バーン・アフター・リーディング』も、その、作品の「範囲」が知れていたので、過度な期待を持たずに見に行ったので、かなり楽しめた。

    ◇

 物語は、アメリカの、なんか一本頭のネジが外れた「市民」達が、奇妙な連鎖で元CIA分析官の記した組織内幕暴露ファイルを拾ったことで事件に巻き込まれる、と言うか、愚かにも自ら事件に参加してしまう、っちゅう物語だ。

 10人ほどの男女が、職場の同僚や、夫婦、不倫関係にあって、微妙につながりを持ちつつ、連環を形成している。

 ちょいと、先に見た『フィッシュストーリー』に似ている構成かもしれない。

 その「連環構造」に、私は結構楽しまされた。

 人間関係の連環が隣り合わせのときには、正常な進行をするのだが、

 連環の向かい合わせの人物が、鉢合わせになったとき、ふいのサスペンス、暴力や殺し合いが勃発する。

 私は、ドキドキした。

   ◇

 もっとも、この作品は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントンら、大物俳優のコメディでの競演が見どころのようだ。

 それぞれが、本当に生真面目にコメディ演技をしているのには、唸らせられた。

 それが笑いにつながっているかは別問題だが^^;

 ブラッド・ピットの、体育会系バカの演技は、本当にうまかった。

 口の半開きや、その笑顔、動き、・・・バカにしか見えなかった。

 そもそもの語るべき言葉が少ないので、元CIA分析官を恐喝するにあたり、間をもてあまし、その名を連呼するところなど笑った。

 画面に出てくると、ニヤニヤさせられた。

 ジョン・マルコヴィッチ演じる分析官が、即、そのバカを見抜いて怒鳴るところも、直で良し!^^

 しかし、ジョージ・クルーニーの作った「物」のバカさ加減たるや、もっと笑った!

「こいつバカ! 一番バカ!」

 ピョコン! ピョコン! と、飛び出るアレ・・・。

 それを見るだけでも、入場料払う価値はあったと私は思っている。

 ああゆう物は、昔のスウェーデン製のポルノビデオによく出ていたよ。

 でも、実用性は皆無だろうな^^;

   ◇

 しかし、全く、美少女とは無縁の作品であった^^;

                         (2009/05/05)
コメント (3)
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[映画『GOEMON』を観た]

2009-05-03 17:38:21 | 物語の感想
☆『キャシャーン』の紀里谷監督の新作だ。

 その前作では、その幼稚な思想性にとてつもなく落胆させられた。

 でも欠点があり過ぎるが故に、語ることも多く、多くを語っていたら、なんか、その作品が嫌いではなくなっていた^^;

 その幼稚な思想性と、くどい主張、バランスの悪い場面転換、そのデジタル化された映像の中での、唐沢寿明演じる「ブライキング・ボス」に妙なリアリティが感じられたのだ。

 デジタライズされた作品内での、妙に血の通った演技…、紀里谷監督の意図とは別に、私は感動してしまった。

   ◇

 今回の作品もそうだ。

 思想的には、かなりの成長を遂げていた紀里谷監督で、

 その個性的な役者陣や、

 あまりにも豊富な、斬新のビジュアル、

 それらに、私は嫉妬を感じるほどだった。

 ・・・なんで、この人には、これだけの才を集められる人望があるのだろう、と。

   ◇

 だが、その瞬間は、心を揺り動かされつつも、ふと、我にかえると、

     「このアクション、本当にワクワクするか?」

     「なんでリアルな時代考証では語れず、擬似歴史物にしなくてはならないんだ?」

 と思ってしまうと、とたんに、薄っぺらな作品に思えてきてしまうのだった。

   ◇

 繰り返すが、理論構築のされていない「戦争反対!」シュプレヒ・コールに飲み込まれていた前作に比べると、クライマックスでやや主人公のゴエモンが幼稚なセリフを吐くが、紀里谷監督は、かなりの経験(前作での批判)に裏打ちされた娯楽作としての思想を展開させていたのである。

 特に、大沢たかお演じる霧隠才蔵が、気ままに暮らしているゴエモン(江口洋介)に<「自由」についての講釈>を聞かせるところなどは、かなり良かった。

 うん、最終的には、この、紀里谷監督の新作も、前作よりも格段のレベルアップを図れているが、最終的には、各役者の踏ん張りで、更にポイントを高めたに過ぎないのかも、と思える。

 脇役として、ゴリ、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二、要潤、玉山鉄二、チェ・ホンマン、佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由、りょう、藤澤恵麻、佐田真由美、福田麻由子、小日向文世…、老若男女の役者がきっちりと演じている^^

    ◇

 映画館を出ると、連れが言った。

「面白かったけど、ちょっとしつこかったね」

「なにが?」

「ずっと、戦ってんだもん」

「うん、『キャシャーン』では、その後半で、<青年の主張>みたいな青臭さに、<中年の愛撫>のようなくどさを感じたけど、今回は、アクションに力を入れたはいいけど、その見せ方に、次第に飽きてきちゃったね」

「船のシーンで終わるかと思ったら、お城と、戦(関が原)と続いたから、長い…、と思った^^;」

   ◇

 茶々を演じた広末は、異論はあろうが、私は広末のデビュー以来のファンなので、とても可愛かった。

 

 秀吉(奥田瑛二)がイヤらしく茶々に「側室になれ」と迫るシーンの広末の嫌悪の目つきたるや、もう最高!^^;

   ◇

 ・・・ゴエモンは、江口洋介が若々しく格好良く演じていたが、その最期の最後で、紀里谷監督の幼稚な思想とは別の、幼稚な演技を見せる。

 前作の唐沢寿明も、その最期で、妙な幼稚性を見せていた。

 もしかすると、その辺が、紀里谷監督の無意識に銀幕に映し出してしまう、「男の、最後に誰かにすがってしまう可愛さ(甘さ)」の表出なのかもしれない。

                           (2009/05/03)
コメント (8)
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[私の1991年のメモ日記・5]

2009-05-01 08:34:29 | 1991年の日記
☆本日は映画の日で、封切り作も多く、仕事が遅番なので一本くらい観ていこうと思ったのだが、

 どうも、ここ十日間くらい腹が痛いので、本格的な連休を前に病院に行くことにした(私は休みはほとんどないけどね^^;)。

 いつもの結石とは異なる痛みである。

 で、今、病院に診察券を出してきて、一時間後に診察なので、一本投稿しておこう^^;

   ◇   ◇   ◇

  [私の1991年のメモ日記・5 北朝鮮篇^^;] (2007/07/25 19:41)

▼何故だか好評のこのシリーズ

 さあ! 北朝鮮編だッ!!

   ・・・肩透かしの内容なんだけどね^^;

     #     #     #     #     #

▼拉致完全発覚のはるか以前、十五年前の、私の北朝鮮認識を垣間見ることの出来る僅かな文章が、1991年の日記から発見された。

 この程度が、当時のノンポリの学生の認識だろう・・・。

  ☆5月6日(月・こどもの日の振替休日)

 今日も一日を無駄に過ごしてしまった。せめて映画でも観てくれば良かった。ビデオをレンタルしてくる。「クライムストーリー」の第2巻。昨日は第1巻を借りて観た。シカゴの犯罪組織と戦う特捜刑事たちの物語。全8巻だそうだ。それ程に面白い訳ではないが、アメリカの連続TVドラマを楽しんでいる。主人公のマイク・トレロが無骨なおっさん風だが、帽子が似合っていて結構いい。奥さんも可愛い。マイクの仲間も気さくだ。対する、悪役のルイ・カル。嫌な顔の奴である。その最終局面、核実験間近の実験場にルイ・カルを追い詰めていく、と言う衝撃の結末が待っているそうだ。あの可愛い奥さんが、殺されたり犯されたりする展開だけはやめて欲しい。「世界まるみえテレビ」・・・北朝鮮のテレビ番組、例えアニメ番組であっても、主人公が勝つと、「金日成のおかげです」ときたもんだ。違う意味で凄い。

  ☆10月18日(金)

 「金日成のパレード 東欧の見た<赤い王朝>」を観た。かなり話題になっているようで、僕も前々から観ておこうと思っていたのだ。中野武蔵野ホール、ロードショー最終日・最終回に、菅君とともに滑り込む。狭い映画館、かなりの盛況だった。いやはや凄い・・・。金日成を神のように敬う北朝鮮人民の超人海戦術的、鋭角的芸術のあらわれ・・・。戦後、40年の間に、よくもまあ、これだけの、独裁を維持する為の民衆の意識改革を施したものだ・・・。とめどもない人文字のイメージの数々に、正直、圧倒された。国の何かが、根本的に歪んでいるにもかかわらず、金日成はふくよかだ。この国、鉄壁だぞ!

     

▼すいません・・・、この二日間しか、「北朝鮮」の名は日記に出てきません^^;

 でも、私は、この翌年、ニュージーランドに一年間のワーキングホリデーに行ったのですが、そこで知りあった多くの旅人の口から、【「北朝鮮で仕事があるからって誘われたんだ」】とか、【「北朝鮮で一年程、働いてみようかなと思っている」】とか、ざらに聞ける状況ではありました。

 それらの意味する「恐怖」は、その後、十年程経ってやっと私に理解できるのでした・・・。

                           (2005/06/07の再掲)

   ◇   ◇   ◇

 「保守」と言うものは、殊更に吹聴してまわる類のものでないので、極々普通に暮らしていれば、「ノンポリ」として生活できたのです。

 しかし、同時に、戦後民主主義が、日本を骨抜きにする最終段階の時期でもありました。

 同時に、それが行き過ぎ、数々の粗を表出していた時代でもありました。

 世界では、既に、ベルリンの壁の崩壊、ソ連の解体が起こっていました。

 しかし、北朝鮮はいまだに生きながらえていますね・・・。

                           (2009/05/01)
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