★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

長州地鶏のお話♪♪/映画『不都合な真実』&『愛の流刑地』

2007年03月03日 | 映画鑑賞記
土曜日~♪
でも、またまた今日もオットは休日出勤です。
平日は、丑三つ時に帰ってきて、休日も朝早くから出勤・・・。
本当に、健康状態が心配なくらいヘロッてます・・・orz
とはいえ、仕事ですから・・・仕方ないといえば、仕方ないのですが。

でも。
今日は、平日よりは早く帰宅する・・・ということで、お料理しなきゃp(^^)q
なんか、いつも、一人の夕食なので、テケトーなものしか作っていないので・・・。久しぶりにしっかりお料理するって、ちょっとヨイショが要りま専科??(コラっ)

そういえば、今日は、お雛様ですね~。
女の子のお祭りです(*^^*)

とはいえ、今日は、ウチは、クリスマスのように(爆)ローストチキンですA^^;;
実は、昨日、私の実家から、クール宅急便で、地場産のお肉類が届いたんです~。

長州地鶏や、黒豚ハム、骨付きウインナー、その他薫製などの詰め合わせセット。
すべて、山口県原産品らしいです。
何かの抽選で当選したらしいのですが、実家の父も母も、お肉をあまり食べない人なので、
「ベルちゃんチで欲しい??」
と電話で聞かれ、
「要る要る要る要る~っっ。ちょうだ~~~~い」
と即答し、送ってもらいました☆

普段だったら、自分用には絶対に買わないような、贈答品っぽいお高いものですし、何よりも、地場産品っていうのが嬉しいですよね~。
長州地鶏といえば、やっぱり、長門の深川~♪♪(「深川」と書いて、「ふかわ」と読むんです) ローカルネタですが・笑

そんなこんなで、今日は、この長州地鶏を使って、ローストチキン♪♪

美味しくできると良いな~。

ついでに、これで、少し食費が浮く・・・と思っていたりもする悪い子ベル。
だって~。
最近、マイネ出費が・・・尋常じゃなかったしA^^;; おほほほほ。

さてさて☆

今日は映画の感想でも^^
ひと月くらい前に見た映画ですが、感想を。

地球の環境破壊について、真面目に考えるドキュメンタリー映画『不都合な真実』。
キャンペーンで、日曜日だと500円で鑑賞できるという、財布にも優しい映画でしたのに・・・日曜日に行けなかったので、平日に行っちゃいました・・・財布に優しくないベルです。

さて、『不都合な真実』。
・・・地球の裏切りか? それとも、人類が地球を裏切ったのか・・・?
というキャッチコピーが、妙に頭に残り、ドキッとさせられました。

私たち人類・・・いえ、動物も植物も、すべての「生」を持つ者の住み処、そして、二つと無い地球。
その地球が、今、未曾有の危機に瀕しているというのは、もう、私たち自身、熟知していることですよね?
キリマンジャロの雪は解け、北極の氷は薄くなり、各地にハリケーンや台風などの災害がもたらされています。

科学技術の発展と共に、大きく変わってしまった人類のライフスタイル。昔からは考えられないほど、便利で快適に、そして豊かになったのには、間違い在りませんが、その便利さの為に、一番大切なものを犠牲にしてしまっているのではないか・・・。

ここ何十年かで、著しく目立ってきた地球温暖化について、アメリカ元副大統領のアル・ゴア氏が、分かりやすく説明し、そして、どうしたら、地球を守れるのか、私たち一人一人でも、出来る小さな事から、世界を上げて成さねばならない大きな事まで、地球を守る方法を提案する・・・そんな講義のような映画です。

とはいえ。
現在、世界各国が国を挙げてCO2排出量を必死で押さえようとしている中、経済成長優先で、非協力的な国、アメリカ。
そんなブッシュ共和党を痛烈に批判するような、政治的意図も、多少見え隠れはしています。
けれども、そういう政治色な部分を差し引いたとしても、非常に面白く、為なり、考えさせられる作品には違いないと思いました。

さすが、元副大統領!というだけあって、ゴア氏の巧みな話術についつい引き込まれてしまいました。
耳で聞いただけでは、分かりにくい、専門的な言葉、数値も、スライドを使うことによって、誰にでも分かりやすくまとめてあります。
また、時に、面白可笑しいアニメーションなども巧みに織り交ぜ、見ている側の関心をずっと惹きつけ続けていると思いました。
真面目な話の中にも、時たま、ジョークを飛ばしてみたりと、ゴア氏の講義はなかなか退屈しませんでした。

今、地球の温暖化は、未曾有の危機・・・というのは、もちろん、知識では知っています。
けれども、実際に、具体的な映像付きで見てみると、
「ここまでヒドイのか・・・」
と衝撃を受けますよ。

普段、私たちが、何気なく、当たり前に使っている物・・・それらが、積み重なってこういう事態を引き起こしたのなら・・・。やはり、人間一人一人のレベルでも良い、小さな事から何か始めなければ・・・と焦っちゃいました。けれども、その反面、個人レベルでももちろん大切ですが、工業・産業などの大きな面でも、特に経済の大国であればあるほど、対策を考えて欲しい・・・と理不尽さも感じます。きっと、個人一人一人のレベルでは、なかなか追いつかない部分もあるでしょうし、ね。

映画とは全然関係ないですが、何かの本で読んだことがあります。
日本の夏も、戦後くらいは、35度近くになることなんて、めったに無かったそうで。
それが、今では、35度なんて当たり前の暑さですものね。

やはり、温暖化は、もう目に見えてすごいんですよね。

地球を守るために「何かをすること」ももちろん大切。
でも、まずは、一人一人が、無関心なのではなく、地球環境に対して、興味・関心・危機感を持つこと。
それが、第一歩になるのでは・・・と考えさせられました。

私も身近なところから、エコ、やっていきたいです。
何が出来るかな?? 考えなきゃ!

さてさて、続いても、映画鑑賞記。

これまた、大分前のお話ですが、『愛の流刑地』観てみました~。
私、昔、豊川悦二さん好きだったんですよね~(*^^*) それで、ちょっと興味を覚えまして♪
やはり・・・というか、さすが・・・というか、とても人気していて、レディースデーでも、サービスデーでも無い平日に、人が一杯!!!
しかも、平均年齢も、高めですA^^;;
私が一番若いくらいでしたもの~。
やはり、もともとの原作も、年齢層のお高い方に、人気なのかもしれませんね。
そして、たまたまかもしれませんが、私が行ったときは、女性よりも男性のお客さんの方が多かったのは、驚きでした。


物語ですが。

主人公は、45歳の小説家・村尾菊治。
彼には、別居中とはいえ、妻子が居ます。
けれども、不倫相手の入江冬香と密会を重ねる日々を送っています。冬香も、もちろん、夫・子供のある身。
不倫と知った上での関係です。

そして、冬香は、情事の最中に、
「殺して。私を愛しているなら、殺して」
と連呼するのです。そして、菊治は、彼女の言葉通り、情事の最中、彼女の首を絞め・・・そして、まるで、エクスタシーを迎えるかのように彼女は微笑みながら死んでいきます。

冒頭に、主人公が愛人を殺してしまう場面があり、その後は、警察に捕まった彼の、取り調べや、裁判などを通しての回想として、菊治と冬香の出会いから、「死」までが描かれていきます。

そして、その回想を通して、取り調べや裁判など、うわべの事実だけでは、見えてこない、二人の愛の形を、検事や弁護士は一生懸命に拾い集めていくのです。

果たして、菊治は、「殺人者」なのか、それとも、「愛の殉職者」なのか・・・。
なぜ、愛している女性を、情事の最中に殺してしまったのか・・・。


大人の究極な純愛・・・というキャッチフレーズでしたが・・・。
う~ん、どうなのかな??

物語としては、面白かったと思います。

単に、殺人を犯してしまった菊治と殺された冬香の物語だけでなく、それとオーバーラップするように、やはり、不倫の果てに別れた女性検事の恋愛も描かれます。
そして、男と女の、恋愛に対する考え方の違い・・・なんかも窺えてきました。

確かに、大人の切ない愛の物語なのでしょうけれども・・・私には、今ひとつ、分かりませんでした。

冬香は、家庭と不倫と、どちらも選べない罪の重さに耐えられなくなり・・・それなら、いっそ、愛する人の手で殺して欲しいと「殺して」を連呼します。
そして、それは、単なる自殺願望なだけではなく、男に自分を殺させることによって、自分が、その男にとって「最後の女」、いや、「永遠の女」になろうとするエゴのようなものも、絶対にあるハズです。
愛する男を殺人者にしてまで、絶対的に自分のモノにする・・・。

それって、美しいのかなぁ~。
私は、ある種の執念のようなものを感じて、怖かったけどな。
ハタから見れば、そういうものも「愛の形」として、アリでしょうし、劇的で美しいかも知れません。
でも、現実的に、自分に置き換えては・・・考えられませんでしたA^^;;

けれども、男の方はというと、
「自分は選ばれた殺人者なのだ」
と、その愛を誇れるんですよね・・・。

映画の中で、「情熱的な女性と、冷静な男性」という男女論が少し語られていましたが、実際の所、ある意味、冷静で計算高いのは女性の方で、男性の方が、ピュアで情が深いのでは・・・と思えました。
主人公の、「自分は選ばれた殺人者なのだ」という言葉も、そういう男性の純粋な部分が浮き彫りにされた言葉なのでは・・・と感じずには居られませんでした。

映画の作り、全体としては、「しっぽり」とした、エロティックな雰囲気が常に流れています
ラブシーンは、確かに超濃密です。けれども、AVのような下品さは全くなく、綺麗だったと思います。
そして、ラブシーンではないシーン・・・ただ、二人が一緒に歩いているとか、お茶している・・・とかいうシーンですら、なんだか、むやみやたらに、ヤラしく感じましたA^^;;
要所要所に、色気が滲み出ているのでしょうかね。

そういう意味では、観ていて、大人のエロティックな愛を感じる、綺麗な映画でした。

余談ですが、この映画、結構、京都ロケのシーンが多いんですよ、

京都在住の私としては、
「あっ、この場所、知ってる!!??」
とかいう発見も多く、そういう面でも楽しみました。

そして、最後に笑い話。
先日、映画好きなご近所さんと、お話をしていて。
で、私が『愛の流刑地』を見に行った~と話したら、そのご近所さんが面白い話をしてくれました。
彼女は、見に行っていないのだそうですが、彼女のお友達が、男友達と二人でいかれたんですって。
で。
本当に、夫婦でも、恋人でもない、ただの男友達と映画に行って・・・。
あまりのラブシーンのスゴサに(濃厚なシーンが、何度も何度も何度も入りますからねA^^;;)、そのご近所さんのお友達さんは、隣の席の男友達に手を握られたりしたらどうしようと思って、まったく映画に集中できなかった・・・とのこと・笑
ご近所さん曰く、その友達に、
「で、結局、映画はどうだったん?? 面白かったん??」
と聞いたら、その御方は、
「そんなん、映画どころちゃんわ! もう、隣が気になって気になって、手ぇ、握られたり、この後、誘われたりしたら、どないしょ~~~思って、映画の話すらちゃんと理解出来ひんかったわ!!」
と答えられたそうで・爆笑

私は、直接、存じ上げない御方ですが・・・すみません、思いっきり笑わせていただきました(^^)

そして、
「で。結局、そのお友達は、何かあったん??」
って、ご近所さんに聞いたら、
「ううん。何もなかったらしいよ~。一人で勝手に、カーッッとキテただけみたいやで」
と。

そして、また爆笑してしまいました(*><*)

でも、確かに。
恋人でも夫婦でもない異性とは・・・ちょっと見難い映画かも~。

余談ですが、昔、『カストラート』っていう映画を彼氏(現オット)と見に行ったことがありまして。
カストラートって言うのは、ソプラノの声で歌うために声変わりを起こさせないよう、去勢された男性歌手のことです。大昔には実在していたのですよ。
で、それをテーマにした映画だったのですが、ラブシーンが凄くって(///)
彼氏と見るのは恥ずかしかった想い出が・笑

・・・・と。
映画の感想から、なんだか、ラブシーンの話に脱線しちゃいましたA^^;;