今日は、少し前に見た映画、『リアルスティール』の感想を♪
■『リアルスティール』予告編
時代は2020年。
生身の人間ではなく高性能のロボットたちが格闘技を行う時代。
主人公は、元ボクサーのチャーリー。
彼は、将来を嘱望された優秀なボクサーだったのですが、時代が変わり、人間のボクシングは、無くなってしまいます。
その為、職を失い、今では、借金を抱えた自堕落な生活を送っていました。
そんな彼に、弁護士が訪ねてきます。
かつて彼が付き合っていた恋人が亡くなり、彼とその恋人の間に出来た息子・マックスが独りぼっちになってしまったと。
法律では、チャーリーが引き取るべく親権がある。
しかし、亡くなった恋人の姉妹が、マックスを養子に・・・と望んでいるので、裁判所に来て欲しい・・・と。
赤ん坊の時以来、10年間会っていなかった11歳の息子。
チャーリーは、最初から引き取る気はありません。
折しも、お金に困っていたので、親権を欲しがっている親族にマックスの親権を高額で売りつけよう・・・と目論みます。
こうして得たお金で、賭けバトル用のロボットを買い、短期間だけマックスを預かることになったチャーリー。
しかし、せっかく買ったロボットは、賭けバトルで負けてしまい大破。
今度は、部品を盗んで新たにロボットを作るしか道はなくなってしまいます。
そして、部品を盗むために忍び込んだゴミ捨て場で、マックスがATOM(アトム)という旧型ロボットを見つけます。
旧式で、しかも、格闘用ではないアトムなんて何の役にも立たないと一蹴するチャーリーに対し、マックスは頑固にも、アトムは戦えると主張します。
そして、マックスは、アトムをチューンナップし、戦える仕様にするのでした。
こうして、アトムを試合に出すことにした親子。
アトムの性能を巧く使いこなし、親子二人三脚で、どんどん勝ち上がっていきます。
世間の注目は、急に登場した無名のロボットアトムに注がれます。
そして、ついに、ロボット格闘技の公式大会から出場の誘いがあり・・・。
人の代わりにロボットが戦う・・・とかって、アニメみたいな話ですよね。
でも、とても感動的で面白い映画でした。
ロボット好きとしては、色んなロボットが見れて、それも嬉しかったですし。
っていうか、日本で活躍していた「ノイジィーボーイ」なるロボットに、【超悪男子】っていう漢字でペイントがしてあったのは、かなりウケた。
ああいう所で、漢字を見ると、ちょっと面白い・・・というか。日本人だと違和感感じちゃいますよねA^^;;笑
2020年・・・。
そう遠くない未来の話。
生身の人間が戦う格闘技は、無くなって。
人間の代わりにロボットがバトルをする時代。
人間の代わりになるロボットなので、ロボットのシステムというか機能はハンパなく発達しています。
でもでも。
その一方で、人間の暮らす世界は・・・というと。
現在と全然変わらない感じに描かれています。
あれだけ凄いロボットが居るなら、人間の世界ももっと・・・こう、ドラえもんが生まれた時代みたいになってるのかな~っと思いきや。
っていうか、寧ろ、人間の社会の描かれ方は、ちょっと昔風・・・というか。
ノスタルジックな感じに描かれてて。
2020年とはちょっと思えない感じです。
近未来の話なのに、風景は、昔風なノスタルジー。
それが、見ていて少し不思議なようでもあり。
また、その一方で、今と変わらないからこその、リアルな感じもあり。
良い効果を出していたと思います。
そんな、凄く発達したロボットが人間の代わりに格闘技をする時代。
生身の人間が戦わないので、より派手な格闘が出来、皆がエキサイト出来るとのこと。
でも、生身の人間が戦わないとはいえ。
より派手なバトルは、なんか、残虐に見えたなぁ。
例え、それがロボットでもね。痛々しいよ。
特に、最初の方に出てきた、非公式というかアンダーグラウンドのコロシアムなんかではね。
相手がスクラップになるまで戦うって。
何もそこまでやらんでも(^^;;って。
痛かったよ。
で。
元はボクサーだったけど、ロボットバトルの時代になったことにより、戦う場を失った主人公チャーリー。
もう、かなりダメダメ人間です><
彼にとって、ボクシングを失うことは、職を失うだけでなく、生きる目的とか希望も失ったのかな・・・と。
ボクシング一筋で生きてきただけに、その喪失は大きいのでしょうね。
そんな彼が、急遽、引き取ることになった息子・マックス。
法律では、母親が亡くなった場合、親権は父親に行くのだそう。
けれども、自堕落なチャーリーにマックスは預けられないと、自分たちがマックスの養い親になるというマックスの伯母夫婦。
でもそれには、チャーリーから、伯母夫婦に親権を譲るというサインが居るわけで。
お金に困っていたチャーリーは、その親権を、高額な値段で伯母夫婦に売りつけるのですよね。
これは、さすがに、「この人、自分の息子、売っとるがな! どないやねん!!??」と思いましたが。
でもでも。
マックスが崖から落ちたときに、必死で助けようとしたりしてて。
見た目ほど悪い人ではないなぁ~、実は父親らしいじゃんと思いました。
対する、息子のマックス、11歳。
10年ぶり・・・つまり殆ど初対面な父親に預けられることになった少年。
愛する母親は既に亡くなり、そして、父親は、自分の親権を高額で売るような人間だし。
可哀相な子かな・・・と最初は思いましたが。
なかなかに強かで芯のある子です。
最初の方のシーンで、ロボットバトルのコロシアムに自分を連れて行かないなら、チャーリーの車のキーを排水溝に捨てる・・・と脅すとか、意外にも頑固な所とか、すぐ熱くなるところとか、無鉄砲なところとか、チャーリーに似てるんですよね。
2人が親子だなぁと思わせる面も垣間見えていました。
で。
そんなマックスがゴミ捨て場から拾ったロボット・アトム。
なんか、ハニワに見えたのは私だけ???
ハニワみたいな顔なんだけど、それ故に、なんか哀愁があるお顔というか、表情があるみたいに見えました。
だから、アトムがロボットという無機物には見えなくて。
マックスと心を通わせている友達のように、いや、もっと言うなら、マックスとチャーリーの親子を繋ぐ架け橋を自らの意志でやっているような、彼らの家族のような、そんな存在に思えてなりませんでした。
決して、最新式ではなく、大きさも小さいアトム。
そんな彼が勝ち進んでいく姿は、まさに圧巻!
ラストの超強敵ロボ・ゼウスとの戦いは、めっちゃ、興奮しちゃいました。
そして、そんな白熱した強敵との戦いで、音声認識機能が壊れてしまったアトム。
その為、元々のアトムのシステムである、目に映る者の動きを真似る「シャドウシステム」で、チャーリーが操っていきます。
すると、流石、元ボクサー!!!!!
ロボットオタク(?)な日本人が操作する強敵ゼウスに、ボクサーの動きで、どんどん優勢になっていくですよね~。
時代が変わり、ボクサーという職は失ったチャーリーですが、でも、最後は、ボクサーの力で王者に勝ったのですよね!!!!!!
ブラボーっっっ!!!!!
いや。
判定ではゼウスの勝ちだったけど(^^;;
でも、あれは、どう見ても、アトムの勝利でしょ。
寧ろ、王者ゼウスの方が、格好悪りぃ~的な(笑)
判定では負けたけど、勝負には勝ったアトム。
「みんなの勝者!」って感じで大人気でしたよね。
うん。
この決着は、ゼウスにとって、逆に、屈辱だったのではないでしょうか?
ゴミ捨て場に捨ててあった、旧世代の、無名のロボット・アトム。
彼の活躍は、本当に感動的でした。
そして、そんなアトムは、ある意味、チャーリーやマックスとも重なる者がありましたね。
時代に取り残され、クサって生きてきたチャーリー。
母親を亡くし、行き場を失ったマックス。
彼らもまた、ゴミ捨て場に捨てられた無名のロボットと同じ立場だったのでしょう。
でも。
そんな時代から捨てられた者達が、勝ち上がっていく。
その姿は、どんな環境や状況に置かれても、諦めなければ、必ず、チャンスはあるのだ・・・と教えてくれるようでした。
心温まる感動的な作品です(*^^*)
■『リアルスティール』予告編
時代は2020年。
生身の人間ではなく高性能のロボットたちが格闘技を行う時代。
主人公は、元ボクサーのチャーリー。
彼は、将来を嘱望された優秀なボクサーだったのですが、時代が変わり、人間のボクシングは、無くなってしまいます。
その為、職を失い、今では、借金を抱えた自堕落な生活を送っていました。
そんな彼に、弁護士が訪ねてきます。
かつて彼が付き合っていた恋人が亡くなり、彼とその恋人の間に出来た息子・マックスが独りぼっちになってしまったと。
法律では、チャーリーが引き取るべく親権がある。
しかし、亡くなった恋人の姉妹が、マックスを養子に・・・と望んでいるので、裁判所に来て欲しい・・・と。
赤ん坊の時以来、10年間会っていなかった11歳の息子。
チャーリーは、最初から引き取る気はありません。
折しも、お金に困っていたので、親権を欲しがっている親族にマックスの親権を高額で売りつけよう・・・と目論みます。
こうして得たお金で、賭けバトル用のロボットを買い、短期間だけマックスを預かることになったチャーリー。
しかし、せっかく買ったロボットは、賭けバトルで負けてしまい大破。
今度は、部品を盗んで新たにロボットを作るしか道はなくなってしまいます。
そして、部品を盗むために忍び込んだゴミ捨て場で、マックスがATOM(アトム)という旧型ロボットを見つけます。
旧式で、しかも、格闘用ではないアトムなんて何の役にも立たないと一蹴するチャーリーに対し、マックスは頑固にも、アトムは戦えると主張します。
そして、マックスは、アトムをチューンナップし、戦える仕様にするのでした。
こうして、アトムを試合に出すことにした親子。
アトムの性能を巧く使いこなし、親子二人三脚で、どんどん勝ち上がっていきます。
世間の注目は、急に登場した無名のロボットアトムに注がれます。
そして、ついに、ロボット格闘技の公式大会から出場の誘いがあり・・・。
人の代わりにロボットが戦う・・・とかって、アニメみたいな話ですよね。
でも、とても感動的で面白い映画でした。
ロボット好きとしては、色んなロボットが見れて、それも嬉しかったですし。
っていうか、日本で活躍していた「ノイジィーボーイ」なるロボットに、【超悪男子】っていう漢字でペイントがしてあったのは、かなりウケた。
ああいう所で、漢字を見ると、ちょっと面白い・・・というか。日本人だと違和感感じちゃいますよねA^^;;笑
2020年・・・。
そう遠くない未来の話。
生身の人間が戦う格闘技は、無くなって。
人間の代わりにロボットがバトルをする時代。
人間の代わりになるロボットなので、ロボットのシステムというか機能はハンパなく発達しています。
でもでも。
その一方で、人間の暮らす世界は・・・というと。
現在と全然変わらない感じに描かれています。
あれだけ凄いロボットが居るなら、人間の世界ももっと・・・こう、ドラえもんが生まれた時代みたいになってるのかな~っと思いきや。
っていうか、寧ろ、人間の社会の描かれ方は、ちょっと昔風・・・というか。
ノスタルジックな感じに描かれてて。
2020年とはちょっと思えない感じです。
近未来の話なのに、風景は、昔風なノスタルジー。
それが、見ていて少し不思議なようでもあり。
また、その一方で、今と変わらないからこその、リアルな感じもあり。
良い効果を出していたと思います。
そんな、凄く発達したロボットが人間の代わりに格闘技をする時代。
生身の人間が戦わないので、より派手な格闘が出来、皆がエキサイト出来るとのこと。
でも、生身の人間が戦わないとはいえ。
より派手なバトルは、なんか、残虐に見えたなぁ。
例え、それがロボットでもね。痛々しいよ。
特に、最初の方に出てきた、非公式というかアンダーグラウンドのコロシアムなんかではね。
相手がスクラップになるまで戦うって。
何もそこまでやらんでも(^^;;って。
痛かったよ。
で。
元はボクサーだったけど、ロボットバトルの時代になったことにより、戦う場を失った主人公チャーリー。
もう、かなりダメダメ人間です><
彼にとって、ボクシングを失うことは、職を失うだけでなく、生きる目的とか希望も失ったのかな・・・と。
ボクシング一筋で生きてきただけに、その喪失は大きいのでしょうね。
そんな彼が、急遽、引き取ることになった息子・マックス。
法律では、母親が亡くなった場合、親権は父親に行くのだそう。
けれども、自堕落なチャーリーにマックスは預けられないと、自分たちがマックスの養い親になるというマックスの伯母夫婦。
でもそれには、チャーリーから、伯母夫婦に親権を譲るというサインが居るわけで。
お金に困っていたチャーリーは、その親権を、高額な値段で伯母夫婦に売りつけるのですよね。
これは、さすがに、「この人、自分の息子、売っとるがな! どないやねん!!??」と思いましたが。
でもでも。
マックスが崖から落ちたときに、必死で助けようとしたりしてて。
見た目ほど悪い人ではないなぁ~、実は父親らしいじゃんと思いました。
対する、息子のマックス、11歳。
10年ぶり・・・つまり殆ど初対面な父親に預けられることになった少年。
愛する母親は既に亡くなり、そして、父親は、自分の親権を高額で売るような人間だし。
可哀相な子かな・・・と最初は思いましたが。
なかなかに強かで芯のある子です。
最初の方のシーンで、ロボットバトルのコロシアムに自分を連れて行かないなら、チャーリーの車のキーを排水溝に捨てる・・・と脅すとか、意外にも頑固な所とか、すぐ熱くなるところとか、無鉄砲なところとか、チャーリーに似てるんですよね。
2人が親子だなぁと思わせる面も垣間見えていました。
で。
そんなマックスがゴミ捨て場から拾ったロボット・アトム。
なんか、ハニワに見えたのは私だけ???
ハニワみたいな顔なんだけど、それ故に、なんか哀愁があるお顔というか、表情があるみたいに見えました。
だから、アトムがロボットという無機物には見えなくて。
マックスと心を通わせている友達のように、いや、もっと言うなら、マックスとチャーリーの親子を繋ぐ架け橋を自らの意志でやっているような、彼らの家族のような、そんな存在に思えてなりませんでした。
決して、最新式ではなく、大きさも小さいアトム。
そんな彼が勝ち進んでいく姿は、まさに圧巻!
ラストの超強敵ロボ・ゼウスとの戦いは、めっちゃ、興奮しちゃいました。
そして、そんな白熱した強敵との戦いで、音声認識機能が壊れてしまったアトム。
その為、元々のアトムのシステムである、目に映る者の動きを真似る「シャドウシステム」で、チャーリーが操っていきます。
すると、流石、元ボクサー!!!!!
ロボットオタク(?)な日本人が操作する強敵ゼウスに、ボクサーの動きで、どんどん優勢になっていくですよね~。
時代が変わり、ボクサーという職は失ったチャーリーですが、でも、最後は、ボクサーの力で王者に勝ったのですよね!!!!!!
ブラボーっっっ!!!!!
いや。
判定ではゼウスの勝ちだったけど(^^;;
でも、あれは、どう見ても、アトムの勝利でしょ。
寧ろ、王者ゼウスの方が、格好悪りぃ~的な(笑)
判定では負けたけど、勝負には勝ったアトム。
「みんなの勝者!」って感じで大人気でしたよね。
うん。
この決着は、ゼウスにとって、逆に、屈辱だったのではないでしょうか?
ゴミ捨て場に捨ててあった、旧世代の、無名のロボット・アトム。
彼の活躍は、本当に感動的でした。
そして、そんなアトムは、ある意味、チャーリーやマックスとも重なる者がありましたね。
時代に取り残され、クサって生きてきたチャーリー。
母親を亡くし、行き場を失ったマックス。
彼らもまた、ゴミ捨て場に捨てられた無名のロボットと同じ立場だったのでしょう。
でも。
そんな時代から捨てられた者達が、勝ち上がっていく。
その姿は、どんな環境や状況に置かれても、諦めなければ、必ず、チャンスはあるのだ・・・と教えてくれるようでした。
心温まる感動的な作品です(*^^*)