★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』

2012年02月08日 | 映画鑑賞記
一昨日、昨日と、比較的暖かかった関西ですが。

今日はまた、容赦なく寒いです。
真っ昼間から、雪、ガンガンに降ってます(>_<)

しかも、その雪が、なんというか、凄く固いのですよね。
白い粒が、地面に落ちても形が崩れないままで。
多分、雪と雹の中間所ってぽい感じ?
車に当たると、バリバリ音がしてました。

寒いなぁ~。


さてさて。

そんな寒いときは、笑って、体の中から温まる・・・?

という訳で。
先週見た映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』の感想を。

っていうか、もう、予告編だけで笑えるのではないでしょうか(*^^*)b


■『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』予告編



『Mr.ビーン』でお馴染みのローワン・アトキンソンが諜報機関MI7のエージェントを演じる、スパイ映画。
もちろん、コメディです(*^^*)

物語は、というと。

かつてはイギリスの危機を救ったこともあるという敏腕エージェントのジョニー。
しかし、8年前にモザンビークでの任務で大失態を起こし、今では、チベットの僧院に引き籠もり中。

そんな彼の元に、MI7から、復帰命令が来ます。

こうして、8年ぶりにロンドンに戻ってきたジョニー。

かつてはエースだった彼も、今では、すっかり「過去の人」になっていました。

そんな彼の新たな任務は・・・というと。

近々、行われる英中の首脳会談。その会談にて、中国首相の暗殺を狙うものがいる、という情報があるとこと。

ジョニーは、その詳しい情報の収集と、暗殺計画の阻止を命じられるのでした。

さっそく、件の暗殺計画の情報提供者と接触するため、新米エージェントのタッカーと共に、香港に飛んだジョニー。

そこで、暗殺計画の背後に「ボルテックス」と言われる暗殺者3人組がいること。
そして、その3人組は、それぞれ、「鍵」を持っており、その「鍵」が3つ揃うと、ある秘密殺害兵器が起動すること・・・という情報を入手します。

という情報を提供した人物その人が、「ボルテックス」の一人であり、彼から「鍵」を受け取ったジョニーですが、情報提供者は、香港の殺し屋に殺害されてしまいます。そして、大事な鍵も、敵に奪われてしまうジョニー。またしても、大失態。

その後も、第2の鍵を持つ人物に接触し、「鍵」を入手するものの、またその人物は消されてしまいます。

そして。
第3の鍵を持つ人間。

それは、なんと、MI7の中に居るということが判明。

自分たちの仲間の中に、誰か裏切り者が居る!!??

しかし、せっかく、貴重な情報を入手したものの、そのジョニー自身が「裏切り者」の濡れ衣を着せられ追われる身に!?

果たして彼は、自らの濡れ衣を晴らし、暗殺計画を阻止できるのでしょうか!?





ローワン・アトキンソンと言えば、『Mr.ビーン』ですよね!
私が、ビーン以外の作品で彼を見たと言えば、映画『スクービードゥー』や映画『ラブ・アクチュアリ』なのですが。
どちらとも、チョイ役で、あまり台詞もなく、とにかく、ビーンっぽい怪しい雰囲気を作品内にまき散らす・・・という感じだったのですよ。
なので、どうしても、ローワン氏=ビーンというイメージがあって。
ビーン以外のイメージが付かなかったのですが。

この『ジョニー・イングリッシュ』では、同じコメディでも、ビーンとはまた全然違うタイプの役どころで。
わたし的には、新しいローアン氏の魅力を発見!!って感じでしたね。


さて。

タイトル『気休めの報酬』・・・何かを連想しませんか?
そう、『007 慰めの報酬』ですよね。
そういうのからも分かるように、この映画は、『007』のパロディなのですよ!

そう、スパイ映画なのです。
大爆笑な(^m^)

とにかく、全編を通して、『007』を意識しているのが分かります。

まず、映画の冒頭、タイトルや配役のテロップが出る画面。
めちゃめちゃ『007』っぽいです。
そして、そのバックで流れる音楽も・・・。
『007』のテーマ曲をビミョーに変えたような・・・007ののテーマの贋者のような音楽(笑)

そして。

MI7(6じゃなくて7!!)に所属するエージェント、ジョニー・イングリッシュの衣装も。
まさに、ジェームス・ボンドって感じ~。

立ち居振る舞いも、スマートな感じで、一見、ボンドっぽい優雅さがあるのですが・・・ですが・・・ですが・・・A^^;;
ビミョーに変な部分があって、笑かしてくれます。
っていうか、格好良くしようと振る舞っているだけに、余計におかしいのですよね。


はたまた。

シーンの随所随所に『007』のパロディというかオマージュ的なものもあります。
『女王陛下の007』や『ゴールドフィンガー』を思わせるシーンがあったり。

あと、個人的には、冒頭の、ビルの屋上での大追跡アクション(?)は『カジノロワイヤル』の冒頭のシーンのパロディかな~と思ったり。

はたまた、お掃除おばさんの恰好をした香港の殺し屋さん。
彼女は『ロシアより愛をこめて』で出てきた、スパイの怖い女上官のパロかなぁと。
ほら、最後のシーンで、メイド服着て、お部屋のお掃除をするふりをして、ボンドやタチアナを殺しにきたじゃん?
香港のおばさん殺し屋は、なんとなく、あのシーンを思い出させましたです。

他にも、私が知らないところで、色々とパロディシーンがあるんじゃないかなぁと思いました。

そうそう。

そして、スパイ映画でのお楽しみといえば、ドラえもんの秘密道具の如き、スパイグッズの数々。

ジョニーがスパイグッズを渡されるところとかも、凄く007っぽかったですよね。



で。

とにかく抱腹絶倒な映画なのですが。
でも、おかしいだけじゃなくって。
ちゃんと、スパイ映画として、物語がきちんと成り立っている所が凄い!!!

いや、前知識無く見たので。
てっきり、ストーリーより笑いが重視で、物語としては、そんなに内容がないものかなぁと勝手に思いこんで見に行ったのですが。

失礼いたしましたm(__)m

スパイ映画としても、本当によく出来たストーリーで、めっちゃ楽しませていただきましたです。

まあ、筋は簡単というか。

裏切り者が、「あの人」だったのは、ちょっと安直な感じはしましたが。(いや、私は、てっきり裏切りものは、美女の方だと・・・)
それでも、次の展開が気になって、ドキドキしましたよ。

そして、ド派手なアクション。

やっぱり、スパイ映画は、派手なアクションが魅力の1つですものね。

そしてそして。

エージェントを演じるローワン氏。

マジ、格好いいんですよ(*^^*)
うん。
お馬鹿なコトさえやらかさなければ、真剣な表情をしている所なんて、もう、ジェームス・ボンドっ感じで。
「素敵~(//▽//)」
って思っちゃいましたよ。
うん、お馬鹿なことさえやらかさなければ・・・ね。

でも、この、格好良さは、ビーンでは味わえないもの!
ホント、格好いいんです。
ビーンと違って、台詞もた~くさんですよっ。


でも、抱腹絶倒だけどね。

マジで笑い声を堪えるのに必死でした。
とはいえ、シアター内でも、観客の皆さん、笑ってらして(*^^*)
笑いに包まれた、非常に良い雰囲気のシアター内だったと思います。

わたし的には、椅子のシーンは、笑い死ぬかと思いましたですよ。
あと、雪の中での、音声の出る発煙筒も・・・。

車椅子でのカーチェイスも凄い迫力だったし。

本当、最初から最後まで、見所満載、笑い所満載な映画だったと思います。


そうそう。

この映画、シリーズ2作目なんですってね。
・・・ということは。
シリーズ1作目がある・・・・・ということで。

めっちゃ、気になる~(*><*)っ

ちょっと、レンタル屋さんで探してみたいですね。



という訳で。

「最近、あまり笑ってないな~」と思っている方がいらっしゃいましたら。
この映画をめっちゃオススメしちゃいます。

大爆笑して体の中から温まりましょう\(^0^)/