★ベルの徒然なるままに★

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『バチカン奇跡調査官 サタンの裁き』@ケータイ日記

2012年02月21日 | 小説・漫画・書籍
少し前の話ですが。
読み終わりました。
『バチカン奇跡調査官 サタンの裁き』。
先週、日記に書いた『バチカン奇跡調査官』シリーズの2巻目です!


美貌の神父様2人が、世界で起こる「奇跡」の謎を調査する……というミステリ。


今回は、とある国の小さな村の教会で起こった奇跡。


その教会の神父が1年以上前に死んだのですが。
墓所に埋葬した死体が、1年以上経っているのに、全く腐らない。
ミイラになってるわけでも、死蝋化してるわけでもありません。

しかも、その神父は、生前、預言の絵や詩を書いていて。
それが悉く当たっている。


だから、きっと、この神父は「聖人」に違いない……奇跡を認定して欲しい。


というような申請がバチカンに届いたので、早速、そこに赴いて調査するのが、奇跡調査官の平賀神父とロベルト神父。


で。

実際に、件の腐らない死体をチェックしてみると。
ホントに腐ってないんですよね。

死後硬直すらしてないし、体温も36℃。
パッと見、眠っているようにしか見えないし、寧ろ、息をしていない方が不自然……という実に死体らしくない死体。


そして、その神父が生前書いたという、色々な預言詩や預言絵を見る、平賀とロベルトですが。

その中には、彼らがバチカンからやってくることを預言した詩も。

更に、ロベルトが呪われて死ぬ……という預言詩まで!
そして、その預言があたるかのように、どんどん体調を崩していくロベルト……。



という物語です。


わたし的には、1巻目の『黒の学院』より、この作品の方が好きだったな。


いきなり奇跡の謎がドーンと出てきて。
展開も早く、一気に物語世界に引き込まれて、面白かったです。


腐らない死体とか、呪いとか、怖いじゃないですかぁ(>_<)

続きが気になって、どんどん読み進めていっちゃいましたです。


そして。

前作はどちらかというと平賀神父がメインっぽかったですが。
今作はロベルト神父がメインのお話。

彼の意外な過去が解ったりと、衝撃的な結末でした。


腐らない死体、悪魔信仰、呪い、そして、猟奇的な殺人事件。


ホラーテイストは満載です。


そして、一番気になったのは、死を預言されちゃったロベルトのこと。
だんだん体調がおかしくなっていくし、挙動不審になっていくし。


めっちゃ心配しちゃいましたよ。


てか、前作では、あまり個性が見えなかったロベルト神父ですが。
今作でファンになっちゃったです(≧∇≦)


それから、平賀とロベルトの絆も。
どことなく耽美な空気が漂い、タマラんかったです(//▽//)


で。

奇跡の真相ですが…。

預言の方は、「やっぱりねぇ(^_^;)」という絡繰りでしたね。
まぁ、このテの話には、よくある解釈というか。

そして、腐らない死体。
こちらは、悪魔信仰っぽくてオカルト~。


それから、それから。
かなり気になる、敵キャラ、登場でしょうか!?

今後が楽しみですね。


さて。

また次の奇跡調査を読みましょうか。