今日も映画の感想、行ってみましょうp(^^)q
先日見て、かなりお気に入りになっちゃた、凄く元気の出る映画です。
井上真央ちゃん主演の、『綱引いちゃった!』
■映画『綱引いちゃった!』予告編
『フラガール』の羽原大介さんが脚本、『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生さんが監督を務める実話を元にした作品です。
明るいコメディ調なCMをアチコチで沢山見てて、楽しみにしていました。
井上真央ちゃんも大好きですし!
『キッズ・ウオー』もシリーズ1から見てましたし、『おひさま』も見てましたよ。
で。
感想としては、ホント、純粋に面白くて感動しました。厚い人情にホロリとしますし。
でもでも、個人的には『舞妓Haaaan!!!』の方が、作品として完成度が高かった気がします。
舞台は大分県大分市。
閉鎖の危機にある、市の給食センター。
市の予算の関係で、給食センターが民間委託にされようとしているのです。
そんな時、なんとか大分市をPRし、有名にしたいという想いでいっぱいの市長が、過去に大分市の給食センター職員の綱引きチームが、世界大会で優勝したことに思い当たります。
そして、今の給食センターも綱引き大会で有名になれば、閉鎖を撤回する・・・と発言。
大分市役所広報課職員の主人公・千晶は、閉鎖の危機にある給食センターの職員を集め、綱引きチームを結成して、閉鎖の危機を乗り越えましょう!と説明するものの。
給食センターの仕事に拘らない人達、わざわざ綱引き何かしなくても~と気が乗らない人達はどんどん帰って行ってしまいます。
そして。
残ったのは7人。
しかし綱引き選手権での公式ルールでは、選手は8人必要と言うこと。
と言うわけで、給食センターとは何の関係もないものの、なりゆきとして、市役所広報課の千晶自身も綱引きチームに入らざるを得なくなるのでした。
こうして、ド素人を寄せ集めて作った即席チームで、果たして大分市のPRは出来るのか!? 皆の仕事場・給食センターを守れるのか!?
・・・・・・というお話。
ストーリーの進み方としては、素人寄せ集めのチームが、最初はてんでばらばら団結もなくダラダラと集まっているだけ・・・というのから、やがて、それぞれの抱えている事情を知り、共に助け合い絆を深め合い、一致団結して練習に励むようになる・・・という典型的なスポ魂物な感じです。
なので、物語としては目新しさというのが無いのですが。
でも、役者さん1人1人が、とても良い味を出していて。
笑ったり、泣いたり、ホロリとしたり・・・素敵な人間ドラマに仕上がっていたと思います。
特に、松阪慶子さん、凄く印象に残りました~。良かったです(*><*)
なんというか、セレブな奥様が似合いそうな女優さんなのに、庶民的な肝っ玉母さんという役どころを見事に演じてらしたと思います。
若い男性を見て、「ムラムラするわ~」とか、シモネタ(?)に盛り上がるおばちゃんっぷりが好きです(^m^)
で。
「綱娘」というチーム名ではあるのですが。
実際に「娘」・・・というか若いのは、3人くらいかな?(笑)
後は皆さん、中年の女性な訳ですが、集まるとそれはそれはかしましい。
いや、やかましい。
真面目に練習に励んでいるのはヒロインの千晶だけで、ほかの人達は、集まって喋ったり、お菓子食べたりしているだけ・・・っぽいのですよね。
なので、「この人達、本当にやる気あるの!!??」
って、最初は、私も千晶と同じ気持ちになったりしたわけですがね。
でもね。
皆、明るく振る舞っているけど、それぞれ人には言い辛い家庭の事情を抱えている訳なのですよ。
認知症の父親を1人で面倒見てる人や、血の繋がらない子とのギクシャクした関係に悩んでいる人、夫が怪我により職を失い、パートの掛け持ちで家計を支えている人・・・などなど。
本当はすっごく大変なのに、口には出さず、明るくしてて。
そして、仲間のピンチの時は、親身になってあげられる。
はたまた、不真面目そうに見えていたけども、本当は、千晶の知らないところで、足腰を鍛える練習をを皆でしていたり。
ありがちなエピソードかも知れませんが、そういう人間模様にホロリと来ましたです。
人情物に弱いの、私(;v;)
それに、若者がどんどん都会に出て行ってしまい、活気を無くす地方都市の問題とかは、他人事には思えませんでしたし。
私も山口県に実家があるのですが・・・。
昔は賑わっていた商店街なども、ここ十数年くらいで一気にシャッター商店街化しちゃったし。
街としての活力が無くなってるなぁと淋しく思うと同時に、私自身、故郷に住んで居らず、街を支える力にもなれていないのが申し訳なくもあり・・・。
凄く身近な問題に思えたのですよね。
また高齢化社会に於いて、認知症などは、誰にでも起こりうる出来事だと思うし、この不況下、職が無くなることだって他人事ではない。
そう考えると、この映画で描かれていたことって、本当に、大分だけでなく、私達皆に当てはまってくるかもしれない問題だなぁって思いました。
でも、そんな大変なとき、辛いとき、この映画のように、支えになってくれ仲間の存在があるっていうのは、きっと心強いだろうなぁって。学生でなくなってからというもの、皆で団結~とかって無いような気がする私としては、そういう仲間の存在って羨ましい。
とにかく、見ていて元気になる映画です。
ただ、ちょっと色々言いたいのは・・・・・・。
ラストが何とも曖昧なのですよね(^^;;
結局、給食センターは無くなってしまう・・・というのでファイナルアンサーですか??
ラストに「参加賞」の写真が市長室に飾ってあった・・・ということは、やっぱり優勝は無理だったのかな?
まあ、これで何でもかんでも巧くいっちゃうと、出来過ぎ・・・というかご都合主義的な話になっちゃうし。
こういうラストはリアリティあるのかもしれませんが。
でも、曖昧すぎて、ちとすっきりしなかったな。
それから、せっかくご当地ムービーなんだから、もっともっと大分市の魅力を感じさせる映像やエピソードがあっても良かったような気も。
あ、でも、コーチの家がシイタケ農家というのは良かったですよね!
大分と言えば、どんこちゃんなシイタケ。
美味しいのですよ~。
大分の食の魅力です。
余談ですが、市長さん、嫌な人でしたね(笑)
色々と問題発言もありましたし、実際だったら問題になるだろ!?って感じですが。。。。。でも、こういう作品に於いては、「キャラクター」として、その嫌な人度が際だってて良いと思います。
風間杜夫さん、ムカつく市長さん、熱演でした。
せっかく、絆を築き上げたチーム「綱娘」。
その後どうなったのか描かれなかったのは淋しかったし、中途半端感は否めませんが。
でもでも、人情厚く、元気の出る映画で良かったです!
先日見て、かなりお気に入りになっちゃた、凄く元気の出る映画です。
井上真央ちゃん主演の、『綱引いちゃった!』
■映画『綱引いちゃった!』予告編
『フラガール』の羽原大介さんが脚本、『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生さんが監督を務める実話を元にした作品です。
明るいコメディ調なCMをアチコチで沢山見てて、楽しみにしていました。
井上真央ちゃんも大好きですし!
『キッズ・ウオー』もシリーズ1から見てましたし、『おひさま』も見てましたよ。
で。
感想としては、ホント、純粋に面白くて感動しました。厚い人情にホロリとしますし。
でもでも、個人的には『舞妓Haaaan!!!』の方が、作品として完成度が高かった気がします。
舞台は大分県大分市。
閉鎖の危機にある、市の給食センター。
市の予算の関係で、給食センターが民間委託にされようとしているのです。
そんな時、なんとか大分市をPRし、有名にしたいという想いでいっぱいの市長が、過去に大分市の給食センター職員の綱引きチームが、世界大会で優勝したことに思い当たります。
そして、今の給食センターも綱引き大会で有名になれば、閉鎖を撤回する・・・と発言。
大分市役所広報課職員の主人公・千晶は、閉鎖の危機にある給食センターの職員を集め、綱引きチームを結成して、閉鎖の危機を乗り越えましょう!と説明するものの。
給食センターの仕事に拘らない人達、わざわざ綱引き何かしなくても~と気が乗らない人達はどんどん帰って行ってしまいます。
そして。
残ったのは7人。
しかし綱引き選手権での公式ルールでは、選手は8人必要と言うこと。
と言うわけで、給食センターとは何の関係もないものの、なりゆきとして、市役所広報課の千晶自身も綱引きチームに入らざるを得なくなるのでした。
こうして、ド素人を寄せ集めて作った即席チームで、果たして大分市のPRは出来るのか!? 皆の仕事場・給食センターを守れるのか!?
・・・・・・というお話。
ストーリーの進み方としては、素人寄せ集めのチームが、最初はてんでばらばら団結もなくダラダラと集まっているだけ・・・というのから、やがて、それぞれの抱えている事情を知り、共に助け合い絆を深め合い、一致団結して練習に励むようになる・・・という典型的なスポ魂物な感じです。
なので、物語としては目新しさというのが無いのですが。
でも、役者さん1人1人が、とても良い味を出していて。
笑ったり、泣いたり、ホロリとしたり・・・素敵な人間ドラマに仕上がっていたと思います。
特に、松阪慶子さん、凄く印象に残りました~。良かったです(*><*)
なんというか、セレブな奥様が似合いそうな女優さんなのに、庶民的な肝っ玉母さんという役どころを見事に演じてらしたと思います。
若い男性を見て、「ムラムラするわ~」とか、シモネタ(?)に盛り上がるおばちゃんっぷりが好きです(^m^)
で。
「綱娘」というチーム名ではあるのですが。
実際に「娘」・・・というか若いのは、3人くらいかな?(笑)
後は皆さん、中年の女性な訳ですが、集まるとそれはそれはかしましい。
いや、やかましい。
真面目に練習に励んでいるのはヒロインの千晶だけで、ほかの人達は、集まって喋ったり、お菓子食べたりしているだけ・・・っぽいのですよね。
なので、「この人達、本当にやる気あるの!!??」
って、最初は、私も千晶と同じ気持ちになったりしたわけですがね。
でもね。
皆、明るく振る舞っているけど、それぞれ人には言い辛い家庭の事情を抱えている訳なのですよ。
認知症の父親を1人で面倒見てる人や、血の繋がらない子とのギクシャクした関係に悩んでいる人、夫が怪我により職を失い、パートの掛け持ちで家計を支えている人・・・などなど。
本当はすっごく大変なのに、口には出さず、明るくしてて。
そして、仲間のピンチの時は、親身になってあげられる。
はたまた、不真面目そうに見えていたけども、本当は、千晶の知らないところで、足腰を鍛える練習をを皆でしていたり。
ありがちなエピソードかも知れませんが、そういう人間模様にホロリと来ましたです。
人情物に弱いの、私(;v;)
それに、若者がどんどん都会に出て行ってしまい、活気を無くす地方都市の問題とかは、他人事には思えませんでしたし。
私も山口県に実家があるのですが・・・。
昔は賑わっていた商店街なども、ここ十数年くらいで一気にシャッター商店街化しちゃったし。
街としての活力が無くなってるなぁと淋しく思うと同時に、私自身、故郷に住んで居らず、街を支える力にもなれていないのが申し訳なくもあり・・・。
凄く身近な問題に思えたのですよね。
また高齢化社会に於いて、認知症などは、誰にでも起こりうる出来事だと思うし、この不況下、職が無くなることだって他人事ではない。
そう考えると、この映画で描かれていたことって、本当に、大分だけでなく、私達皆に当てはまってくるかもしれない問題だなぁって思いました。
でも、そんな大変なとき、辛いとき、この映画のように、支えになってくれ仲間の存在があるっていうのは、きっと心強いだろうなぁって。学生でなくなってからというもの、皆で団結~とかって無いような気がする私としては、そういう仲間の存在って羨ましい。
とにかく、見ていて元気になる映画です。
ただ、ちょっと色々言いたいのは・・・・・・。
ラストが何とも曖昧なのですよね(^^;;
結局、給食センターは無くなってしまう・・・というのでファイナルアンサーですか??
ラストに「参加賞」の写真が市長室に飾ってあった・・・ということは、やっぱり優勝は無理だったのかな?
まあ、これで何でもかんでも巧くいっちゃうと、出来過ぎ・・・というかご都合主義的な話になっちゃうし。
こういうラストはリアリティあるのかもしれませんが。
でも、曖昧すぎて、ちとすっきりしなかったな。
それから、せっかくご当地ムービーなんだから、もっともっと大分市の魅力を感じさせる映像やエピソードがあっても良かったような気も。
あ、でも、コーチの家がシイタケ農家というのは良かったですよね!
大分と言えば、どんこちゃんなシイタケ。
美味しいのですよ~。
大分の食の魅力です。
余談ですが、市長さん、嫌な人でしたね(笑)
色々と問題発言もありましたし、実際だったら問題になるだろ!?って感じですが。。。。。でも、こういう作品に於いては、「キャラクター」として、その嫌な人度が際だってて良いと思います。
風間杜夫さん、ムカつく市長さん、熱演でした。
せっかく、絆を築き上げたチーム「綱娘」。
その後どうなったのか描かれなかったのは淋しかったし、中途半端感は否めませんが。
でもでも、人情厚く、元気の出る映画で良かったです!