★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『貞子3D 2』

2013年10月16日 | 映画鑑賞記
色々と書きたい映画レビューが溜まっているので、ボチボチ書いていきます☆

今日は『貞子3D 2』の感想をば♪

・・・予告編・・・怖いので注意(>_<)!!!







物語は、前作から続きます。

貞子の魔の手から逃れ、恋人・孝則と結婚をした、前作のヒロイン・鮎川茜。

しかし、娘の凪を生んだ後、茜は死亡し。
茜の死にショックを受けた孝則は妹の楓子に、娘を預けっぱなし。

そんな時、凪の周りで、不可解な死亡事故が相次ぎます。

そして、それは、やがて、楓子自身にも危険を及ぼし・・・。

全然自分に懐かないどころか、ただ暗くて怖い絵を描き続けている凪に、

「本当に凪は、お兄ちゃんと茜さんの子供なの!?」

と、疑問を抱く楓子。

そして、楓子も5年前の「呪いの動画事件」を調べ始めるのでした。




前回の『貞子3D』の続きで、前作から数年が経過したお話・・・ということで。

前作を見ている私としては、ちょっと続きが気になって、見に行きました。


前作は、ヒロイン・茜が貞子に乗っ取られそうになるものの、恋人の孝則と力を合わせて戦って、なんとか、貞子の魔の手から逃れ、ハッピーエンド♪って感じでしたが。


今回のお話では、その前作のヒロイン・茜が恋人の孝則と結婚。女の子を出産するものの、自分は命を落としてしまいます。
そして、それから数年後・・・茜の生んだ子・凪に貞子の呪いが~~~というようなお話。

前作を見た者には、気になる展開ですよね。


で。

私。

・・・ナメてました、すみません><

前半、超怖かったです><


っていうか、実は、前作が、3Dの貞子・・・ということで、凄く怖いのを覚悟して見に行ったのですが、これが全然怖くなくて。
・・・なんていうか、バイオハザードみたいで、映画と言うより、ゲーム画面見てる感じで。


なので、続編の今作も、そんな感じだろう~と思って、凄く気楽に見たのです。

そ・し・た・ら!!!!

なんか、もう冒頭から超怖くて。

腕時計見ながら、

「この恐怖に90分耐えられるかな・・・」

と不安になりましたもの。


何が怖いって、前作のヒロイン・茜が生んだ子、凪ちゃん。

母親は死に、父親である孝則も、茜の死に打ちひしがれ、微廃人的になってるので、凪を育てているのは、孝則の妹である楓子。

だけど、凪は、楓子に全然懐かないどころか、一人で怖~い絵を描き続けてるし。
そして、凪の描いた絵の通りに、彼女の周りで人が次々に死んでいく。

もともと、楓子にも幼い頃の母の死に待つわるトラウマがあることから、段々と、凪を気味悪く思うようになりはじめるのですよね。


凪ちゃん、怖かったあぁぁぁぁぁ。

周りが優しく接しても、ガン無視で、ただただ怖い絵を描き続けてるし。

「みんな死ぬ」とか言うし。



そしてそして。

貞子の呪いで死ぬ人達の、PCやスマホの画面がいきなり崩れてくるのも不気味でしたね。

私自身、普段から結構、PCを使う方なので・・・もし、夜中にひとりでPC見てる時に、いきなり、画面が文字化けし始めて、で、グチャグチャな表示になったら・・・と思うと。。。。ゾッとしました。

そうそう、DSソフト『ナナシノゲエム』で、呪いが進んでくると、ゲーム画面のドットが崩れてくるのにも似てたかなぁ。

PCやケータイとかって、身近なアイテムだけに、そういうのから呪いがやって来る・・・っていう設定は、なんだか、リアルさも感じたちゃったですよ。

でも、考えてみたら。

もともと、『貞子』・・・っていうか『リング』の呪いのビデオ・・・VHSテープだったのですよね。


それが、今は、PCやスマホ、インターネット。

呪いのビデオから呪いの動画と名前も変わってるw

いやはや、時代は進化したなぁとしみじみ(笑)


で。

とにかく、前半は気持ち悪~く怖かった訳ですが。

後半から、物語は一転して、あまり怖くなくなって収束していった気がしました。


っていうか、前半のとにかく怖い怖い凪ちゃんの様子に見事に、ミスリードされちゃった訳ですが。

なので、凪=貞子の子・・・と、思い込んで見ていました。

でも。
後半、追い詰められた楓子が、「自分が殺されるか、凪を殺すか」と思い詰め、凪を殺す決意をするのですよね。

そこら辺りから、今までただただ怖かった凪ちゃんが、急に、普通の女の子に見えてくるのですよね~。

本当に、寂しがり屋で可愛い普通の幼稚園児って感じで。

そう。果たして、凪は本当に貞子の子なのか?

変な先入観でみてないか?

と。



それって、多分、見る者の心理的フィルターっていうのかな?

楓子にも、「死」に対するトラウマみたいなものがあって。
彼女自身、少し病んでいたのかもしれません。

そういう心理状態で凪に接していたからこそ、本当は助けを求めていた凪の事に気が付かず、ただただ気持ち悪く思っていた・・・というか。まあ、もちろん、凪にも、人の死が予知できるという不思議な力があった訳ですが(^^;;



その誤解が解けて分かり合えたら、凪はごく普通の可愛い女の子って感じでして。

今まで、凄く怖く見えたのが嘘みたいでした。


いやはや、私もばっちり騙されました。

だって、怖かったんだモ~ン。

私自身、楓子視点で凪を見ていたのですよね。




でも、こういうケースって、往々にしてあるかも~とちょっと真面目に考えちゃった。

自分の心の目が歪んでいたら、他人が悪く見えるよね!

そういえば話逸れるけど、『四畳半神話大系』のアニメで、主人公の「私」も、彼自身の心がひねくれているときは、友人・小津が妖怪に見えていたけど。素直な心になったとき、小津は妖怪でもなんでもなくて、ごく普通の人間でしたものね。

それと同じだと思う~。



・・・と、イケナイ。話逸れました。


そんな感じで、楓子と凪が分かり合えてからは、一気に怒涛の結末へって感じで。

もう、あまり怖くは無かったです。

でも、廃人ぽくになってた孝則が、実は、大きな秘密を守っていて、そのために、凪との接触を避けていたり。
実は、茜が生きていて、凪を貞子から守っていたとか、色々ビックリな展開で。

面白かったです!



でもでも、まだまだ物語は続きそうですし。

凪は本当の本当に貞子の子じゃなかったのかなぁ~とか、じゃあ、次なる貞子の野望は?とか、また続きが作られそうな感じですね。


そして、今作のヒロイン・楓子を演じた、瀧本美織ちゃん、良かったです(≧▽≦)

朝の連ドラ『てっぱん』を欠かさず見ていたので、そのころから大好き。

明るく元気な役柄が多かった気がしますが、この作品では全然違ってて。

トラウマを抱え、貞子の呪いに怯える演技は新鮮でした!


映画自体は、そんなに物語性は無いと思うのですが。

とにかく怖い前半と、意外な真実が解り急展開な後半とで、色々と見せ場は多かったのではないでしょうか?

そして、私はガラケーだったので体験できませんでしたが、スマホの方たちは、「スマ4D」として、とても楽しめたご様子で。

映画と連動して、自分のスマホにも、呪いの着信がかかってきたりするのですよね~。

楽しそうで(怖そうで)、羨ましかったです(*^^*)


色々な工夫が凝らしてあるホラー映画だったと思います。