懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その17 山口県秋芳町

2012年12月03日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 山口県秋芳町

秋吉台と秋芳洞に行く道路沿いにあった民家
山口県は寄棟造りがほとんどで個性的な民家はすくないように思う。防府市郊外にくど造りのような民家がある。瓦葺も勾配が緩やかで温暖な地方の民家を思わせる。
棟は箱棟で石洲瓦を使っている。そこは広島県の民家と似ている。

秋吉台は日本一のカルスト台地でクレーターのようなドリーネ(すり鉢状の陥没穴)が点在する。秋吉台には川がない降った雨はすべてドリーネなどから地下におちる。
落ちた水で石灰岩が浸食され秋芳洞の鍾乳洞をつくる。
秋芳洞の中は川になっていて勢いよく流れる。
秋吉台では石灰岩が浸食されろ露頭したカレンフェルトも見ごたえがある。
私は秋吉台に何度か行ったが夏場は草が高く生い茂りドリーネもカレンフェルトも見えにくい。草焼きして新芽が出るころが一番いいようにおもう。