懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 伯備線布原

2012年12月05日 | 蒸気機関車
撮影場所 新見市布原 (伯備線布原信号所)

布原信号所は蒸気機関車時代終焉の頃の伝説の場所でもあった。
トンネルの前の岩山に群がる鉄道ファンの写真を見た人もいるであろう。
SLブームが起き蒸気機関車の三重連の見られる場所として全国から鉄道ファンが集まった。
伯備線から煙が消えて40年以上が経過する。布原を知る人も50歳以上で人であろう。
鉄道ファンが山に入り撮影の邪魔になると木の枝折るのに業を煮やした山の持ち主が木を伐採して入山料を取った時があった。
一時山には木が消えていたが現在の写真を見る限り元の状態に戻っているようだ。

布原と言えばトンネルに向かい鉄橋を驀進する写真が多いが下り列車がトンネルを出てくる写真を投稿します。
写真に茅葺民家が少し写っていますが布原の何軒かしかない地域に茅葺民家が三軒ありました。しかし、茅葺と蒸気機関車を撮った写真が一枚も無いのは間抜けたところです。
写真は本人の「知識と感性と企画力と行動力」で決まる。知識と感性と企画力の備わっていない者にはそれに気付くのは難しい。せめて他人の模倣をする模倣力でもあれば良かった。

蒸気機関車の牽引している客車はスハユ(スは鋼鉄車、ハは普通車、ユは郵便車)のようです。普通車が半分、郵便車が半分の客車です。一般的に見られた客車ですが今は姿を消し解体したのでしょうね。