懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その19 山形県米沢市の民家

2012年12月11日 | 日本茅葺紀行
撮影 山形県米沢市

東北の曲がり屋です。西日本では全く見掛けない曲がり屋、発見したときの感動があった。
塀がないので家の造りが良く見える。関西は塀にも金を掛けた民家がある。それはそれで日本家屋としていいものだが、ブロック塀などより何にもない民家がずっといい。
民家の撮影には雪は余計な気がする。私は雪のないシーズンがいいとおもっている。
家の造りがよく見えるし新緑や紅葉、庭の花木も写り変化がある。

曲がり屋から親子の女性が出てきたのでお母さんに立ってもらい撮影させてもらう。

曲がり屋の牛を飼っている家を見せてもらった事がある。
蠅や虻も多く穀物があるのでネズミも沢山棲んでいる。夏場は臭いもするだろう。その家には猫を飼っていたがその中の一匹がネズミを捕ったところを見た。薪を焚けば煙が充満し目や気管も悪い。
曲がり屋も牛馬を飼わなくなって倉庫や部屋として使っているところが多い。

茅葺民家に暮らす人には頭が下がる。
現代の便利な生活に慣れ切った私には茅葺では生活できない。