懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 直方駅普通列車

2013年04月04日 | 蒸気機関車
撮影場所 福岡県筑豊線直方駅

直方駅に停車中のC55型蒸気機関車の牽引する普通列車
直方のC55型蒸気機関車は門鉄デフが多かった。C55型やC57型の門鉄デフは人気があった。
こればかり追いかけている人もいた。
筑豊線の客車はC55型以外にD51型、D50型、D60型が牽引した。

こんなに線路の中に入って勝手に撮影していると写真展の時に言われた。マナーの悪いファンが多くなり現在は管理が厳しい。昔はなんともマナーの悪い事をやっていたものだ。
写真は怖い、人の行動や性格まで写真でわかるのだから
プラットホーム側で乗客の様子も撮影しておくべきだった。時代を物語るには人が入るのが不可欠である。

機関車が古い客車を牽引する光景も珍しくなった。
ごく当たり前にみられた光景が無くなるとは思わなかった。
写真展をした時に皆がいうのには客車や貨物列車が無くなるとは思わなかったという。
私も無くなるとは思わなかった。
地方鉄道はマイカー通勤で斜陽化していたし貨物はトラック輸送に奪われた。
写真を記録するのは時代を先読みする事であるとつくづく思う。
鉄道を撮るにしても鉄道の撮影ポイントや電車の型式にいくら詳しくて時代の流れに関心がなければ木を見て森を見ずになってしまう。
もう遠く過ぎ去った40年も過去の事だが鉄道写真を撮影するのも時代を読む事、他人に惑わされず自分の考えを持つ事を重要さに気付く。