懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

膝を閉じて座る

2016年08月26日 | 日記
病院の待合所、一時間は座って待っている。
十数人が待っていた。
中にいた中年の女性二人に目がとまった。
一人は五〇代、一人は六〇代であろうか
膝をぴっちり締めて一時間乱れることなくすわっている。
膝が閉じている人は姿勢もいい。背筋もしっかり伸びている。
歳を取ると内転筋が弱くなり股が開く背筋が弱くなりイスにもたれかかる。
こんな膝を閉じて背筋のしっかりしている人は今では貴重な存在である。
美しい女性の姿に思える。
若い人もいたので見たら足を組み前かがみでスマホをいじっていた。

女形の梅沢富美男がNHKの昼の番組で女性の姿勢が悪くなったのはスカートを
履かなくなったからといっていた。スカートを履けば膝も閉じ姿勢もよくなると言っていた。
10年以上前に新幹線を待つため時間があったので女性のスカートとズボンの数を数えた事がある。東北の五月であったこともあるがズボン113人、スカート39人だった。

男性で大股を開き電車でも迷惑千万な人がいる。
女性とは股関節の構造がちがい女性のように閉じられないとか股に
余計な物がついているからという人もいる。
男が股を閉じると自信なさげでオネエのようだという人もいる。

私はディケアーに通っている。人生の先輩からいろいろ話をきく。
戦時中に女学校に通っていた。勤労動員で工場で手伝いをする。
いつもモンペ姿だった。年に数回の学校行事の時だけスカートを履けたときは嬉しかったと話す。
この女性がスカートつながりでこんな話をはじめた。
歳をとっても婦人会の役員をしていた。
体育館で座談会かあった。それに市長が参列し会話に入った。
私の住む市は女性の市長さん。市長は公式の場からかスカートだった。
みんなフロアーの一段下がったところで聞いていた。
市長も最初は股も閉まっていたが時間が経つに従い緊張感が薄れ奥まで見えたと面白くはなしていた。ズボンにするか長いスカートにするかだれか忠告してあげて