懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 煙が残る

2018年05月03日 | 蒸気機関車
撮影場所 北海道室蘭本線

汽車は出ていく煙は残る 残る煙が癪の種

都都逸の一句であろうか 男女の恋や別れを読んだものが多い。
あの男と別れられたのに嫌に煙が未練たらしく残るの意味か

子供の頃こんな言葉あそびをやっていた。
船は出る出る煙はでない 出ないはずだよ帆掛け船。

俳句、短歌の格調の高いのから都都逸などお座敷で楽しむ唄も流行っていた。
付け足し言葉のようなお遊びも日本人は得意であった。

冬場は蒸気機関車はいつまでも煙が残った。
電車では味わえない光景である。
走り去ったあと石炭の燃えた匂いが残る、あれは昭和の臭いであった。