懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 路地

2018年05月07日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市下津井

人が歩けるだけの路地が昔の町並みには残る。
こんな路地を幼い子供が歩いている。
弟の手を握る女の子ももう50歳を超えているだろう。
平成に生まれても30歳になる。
家屋も新建材はなく板張りが多い。
本瓦葺きの屋根の民家が残る。

こんな狭い路地にも店がある。塩の看板がでている。
塩と煙草は専売品で販売は許可制度だった。

米も酒も販売は許可制度だった。
戦中戦後の配給制の名残りが昭和40年代にも残っていた。
専売制という事は何処で買っても同じ値段である。

煙草は外国から圧力が掛かり市場開放となり何処でも売れるようになった。米酒塩は規制が緩和されスーパーマーケットでも売られるようになった。

我々世代は昭和に生まれ長く昭和に生きて来た。
時代がどう変化変貌していくのか自分の人生と共にどう変わっていくのかを記録していかないといけなかった。

私の場合、重要なのは昭和40年代であろう。20歳代の生き方が一番大切であったように思う。
独身の時は何でも挑戦できた。この独身の時に気付き行動を起こせたかどうかである。
鉄道などはやる人は中学生の時から記録している人がいる。

長く生きてきて初めて時代の変遷が結果として分かるのだ。