懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 貨車とカラオケボックス

2019年10月12日 | 蒸気機関車
撮影場所 宮崎県延岡駅
D51型蒸気機関車が貨物列車の入れ替えをしている。
国鉄が民営化するときに、このタイプの貨物は大量に廃棄された。
現在もJR貨物は残るがコンテナのみである。

この貨物は一両30万円くらいで売られた。トレーラーとレッカーは買い取り側が負担。資材置き場や事務所などに買われていった。
中でもこれをカラオケボックスに改造して20両くらい並べた店ができた。
カラオケボックスの発祥の地は岡山市である。
県の南部に一気に広がった。
国鉄の貨物に防音断熱と内装をして空調機、カラオケ装置を置いたもの。
入口に扉を付けて密室状態、電気を消せば真っ暗、係の人が機器の取り扱い説明に来たあとは一切こなかった。食べ物飲み物はスーパーで買い込み何時間も滞在。やがて密室のため高校生から年寄りまでが不純な行為におよび高校生は立ち入り禁止の条例が出来た。(条例を作るより密室にしないのが先よね)
密室状態を作れば犯罪にもつながる。
その後は扉に小窓を付けた、次第に窓は大きくなり密室はなくした。法令が改訂され外から見えるようになり国鉄の貨物型カラオケは消えてしまった。

後できづいたのだが国鉄の解体からカラオケボックスに改造、やがて解体の時系列はドキュメントだったと思う。
国鉄からJRで何が変わったかは、鉄道マニアの人も余り撮影していないように思う。

ネット社会になり凄いのは国鉄の貨物で検索すると形式別の詳しい解説、形式別写真と揃っている、整理してくれる人がいるのだ。