私は日本もスコットランドには勝てないだろうと思っていた。
終わってみればこんな展開、ストーリーがあったのかと筋書きのないドラマに興奮した。
開始6分でレイドロ―がトライをしてコンバージョンで7点
この男は前回、足で20点取った天敵である。
ワンサイドかなと思ったら、それからの3トライは鉄壁のスコットランドをスピードで翻弄した。
後半は忍耐の戦いであった。メンバーを大幅に入れ替えレイドロ―も交代した。
後半の20分はまさに死闘の戦いであった。
横で見ていた家内は怖くて見られん、私が見ていると負けそうといなくなり、別の番組を見る。
まるでノルマンディ上陸作戦の戦闘である。
10メートルラインで、踏みとどまる日本選手に、観客は声を張り上げ声援を送るしかなかった。 あんな局面でみんなどんな言葉を発したのか。
スタンドがワンプレーワンプレーに悲鳴に似たどよめきが聞こえた。
スラムで相手のファールを誘い、相手ボールを奪い取り耐えた。ワントライ、 ワンゴールまで迫られたが耐えた。
勝因をあげてみる。
1.ファールによるペナルティキックを与えなかった。前回は4PG
2.スクラムやモールで相手に押し負けていない。前回は押し負けて崩れ反則取られたりトライを許した。
3.パスの速さ、スピードに相手がついていけなかった。タックルで倒れながらもつなぐオフロードパスとバックアップ
4.肝心なところでボールを落したらパスミスをしなくなった。
240日も皆で合宿したチームワークの結果か
スケートの団体パシュートで一年合宿して連帯感を作ったのに似ている。