撮影場所 福岡県 筑豊線直方駅
D51型蒸気機関車は1115台製造され1桁と2桁の機番の95台がナメクジ型である。
横から見るとナメクジに似ているのに由来する。
全国のナメクジ型を撮り歩くのも面白かったかも、廃止のスピードが速く時間が切れだった。
北九州へは山陽線、鹿児島本線経由で向かった。
山陽新幹線もなく九州へは九州直行の急行列車を利用した。
朝でて14時頃に着いた。途中の風景の記憶は余りない。
列車に乗れば寝ていたと思う。
列車からの風景をよく見ていれば、後に撮影した茅葺民家や古い町並みの撮影に応用できたのだが。
民俗学者の宮本常一氏の本を読むと列車からの撮影が多く、地割や地形の特徴、集落の形成、産物を観察している。
旅行の途中はボケーと寝ていてはいけないのだ。昭和30年代は高感度フィルムはなかったのによく撮影している。あの頃の列車は撮影するのに窓が開けられた。