懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

私の昭和鉄道遺産 その65 車掌車のある風景

2018年03月14日 | 私の昭和鉄道遺産
蒸気機関車の貨物には異常事態に備え貨物の最後部か先頭に車掌車が付いていた。異常時のプレーキ機能もそなえられているものもあった。
機関士や機関助手が急な登りの長いトンネルで気を失い暴走脱線したトラブルやブレーキが効かないトラブルがあった。

しかし、電気機関車やディゼル機関車では煙による窒息事故がなくなりブレーキ性能もあがり人員効率化で車掌車は廃止された。

車掌車の存在も意識して撮った事もなかった。たまたま写っていただけの写真が多い。
昔の貨物の後部には車掌車が付いていたものだ。

懐かしい物 消えた集落

2018年03月13日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県津山市加茂町

かってこの集落全体には300人が暮していた。
昭和30年代には集落の人口もピークであったと思う。
高度成長期になり田舎から工場地帯や都会に人が移動した。
人手不足を田舎の若者が補なった。

次男三男は田舎の収入では限界があった。
車や家を持てる生活を求めて都会に移動した。

そのうち年収の高い都市部の生活を求めて長男も都市部に流出した。
田舎に子供が消えた。
それから20年高齢者だけになり高齢者も一人二人と亡くなっていく。
集落に空き家が増え茅葺きは痛み解体される。

今は茅葺き民家は更地になりそこには雑草が生え人々の暮らしの痕跡も残っていない。

こんな時間の流れを人の暮しのあった時代から40年間は撮り続ければ立派なドキュメントになっていた。悲しいかな私は25年間しか撮っていない。

茅葺き民家 長屋門のある家

2018年03月12日 | 茅葺き民家
撮影場所 兵庫県篠山市奥原山

篠山市の東のはずれ、もう少しで京都府の南丹市に入る。
田舎道をどんどん進んだら行き止まりだった。
何軒か茅葺き民家があった。脇道、細道、田舎道をひたすら走った。
いくら走っても誰も褒めてくれたり感謝してくれる事もないのにひたすら田舎を走る。
走る都度ガソリン代の使用通知に家内の小言が増える。

人生生きていて好きな事があるのが一番幸せだ。
金が掛るから時間が掛かるから面倒くさいから何もしなかった自分に何も残らない。

そんな中、茅の長屋門のある家があった。
瓦葺きの長屋門は見かけるが茅葺きは珍しい。
木を積んであるが風呂の焚きモノか

この前、トヨタに車の半年点検にいったら新装になった休憩所に薪ストーブがあり燃えていた。温かさにつられストーブの脇でコーヒーを飲んだ。
薪は誰が投入するのかと聞いたら専属の人はいなくて従業員が投入や掃除をするそうだ。
芋を焼いたら焼き芋ができるが臭いがこもるのでそれはできないだろう。



定年後の夫の評価

2018年03月11日 | 日記
「定年後の夫の評価」

介護施設で93歳の女性と話をしていた。
私が車椅子生活なのでどうしたと聞いてきた。難病で歩けなくなったと言った。若い頃からかと聞いた。いや中年になって悪くなった。
60歳で定年まで働き歩行に障害があったが三年近くは再雇用で働いたが身体が悪くなり解雇になったと言った。定年まで働き年金ももらい還暦まで生きたら男は合格じやなあといった。合格点が低いように思えたがこれでも合格か、60点で合格だなあ。
自分の亭主は61歳にガンで亡くなった。それでも働いてくれたので合格をあげたい。

人間は上を見たらキリがない。会社では出世しても威圧的で言葉の暴力があっては女は息抜きもできない。
いくら金があってもケチで自分が金を管理して妻に任さないのは困る。
あんたは奥さんに金の管理をさせているかと聞いてきた。自分は金の管理やレシート入出金の管理など細かい事は苦手なので一切やった事がない。女は金が自由に使えないほど情けない事はない。
農家や四世代同居の家は90歳近い婆さんが金を握って還暦になっても買いたい物も買えないのは情けない。
そんな会話をヒントにいい亭主、困った亭主の評価表を作ってみた。
定年後の亭主の評価表。6割あれば合格だ。

人間はいい面もあれば悪い面も持ち合わせている。
こんな亭主、妻は困ったものは社会的に犯罪に該当する事は無いのが基本、人間は二つや三つの欠陥はある。理想的な人間などいない。


「定年後の夫として評価できること」
1.定年まで働いた。
2.年金を掛けている受給している。年金でそれなりの生活はできる。
3.妻の国民年金も掛けている
4.老後の蓄財が2000万円以上はある
5.自家建設をしている。定年後も住む自分の家がある。
6.妻との離婚はなかった定年まで二人で寄り添った。
7.妻に家計管理を任せている。
8.子供を成人するまで育てあげた。子供を独立結婚させた。
9.自分の両親兄弟、妻の両親兄弟と付き合いしている。
10.妻が夫と対等に相談できる。
11.夫婦に隠し事がない。
12.夫婦とも還暦まで生きられた。
13.病気はあるが夫婦で支え合っている。
14.子や孫も家に定期的に遊びにきてくれる。
15.夫婦で時々旅行する。
16.夫婦がそれぞれ楽しむ趣味やカルチャーを持っている。
17.妻の外出に口出しない。妻も外出先を言って出かける。
18.子供や孫からすくなからず尊敬されている。(子供から虐待や嫌がらせ暴言を受けていない)
19.子供に用を頼むと気軽にやってくれる。(庭木の剪定、犬猫の世話)



「こんな旦那、妻は困る。」
1.酒乱で暴力を振るう アルコール中毒
2.転職を繰り返す長く勤めができない。
3.金銭感覚が杜撰 借金消費者ローンがある 貯金がない。年金を掛けていない。子供の世話にならないと食べていけない。
4.ギャンブル好き 競輪 パチンコ 競馬 競艇 
5.女癖が悪い 貞操観念が低い身持ちが悪い
6.喧嘩暴力傷害を起こした事がある
7.言葉の暴力がある。(無言、罵り、暴言、相手を馬鹿にする)
8.妻や子供に暴力をふるう(DV)
9.妻や子供に威圧的 パワハラ
10.妻との対話がない。妻夫の話を聞かない
11.家事子育ては妻任せ 非協力
12.自分の趣味ばかりに金を使う
13ドケチで金に細かい
14.給与や年金の管理を夫がやり妻に権限がない。
15.覚醒剤、危険ドラックの使用
16.危険運転をする。運転中切れやすい
17.約束を守らない時間にルーズ
18.ウソをつく背信行為を平気でする
19.定年後 妻にまとわりつく、(濡れ落ち葉 ワシモ族 わしも行く)
20.妻の外出にいちいち口出しする。
21.定年後毎日やる事がない。
22.人の悪口をいう、相手をケナス 自慢話が多い。
23.整理整頓をしない。不用品を溜め込む
24.ゲームばかりして自分の世界に入る。

日本茅葺紀行 NO,434 福岡県浮羽市

2018年03月11日 | 日本茅葺紀行
福岡県浮羽市、茅葺き民家でもなければ訪れる土地ではない。
いろんな番組で行った土地がでてくるとここへいったなあと思いだせる。
NHKの日曜の朝の小さな旅や土曜日の西日本の旅には観光地でない農山村がでてくるので好きだ

浮羽の山の裾野は柿畑がずっと続く。道の駅でも柿は安い一袋100円
子供や近所に買って帰る。
家内には茅葺き民家撮影に運転してもらうが田舎ばかりで楽しいところはなにもない。
道の駅や産直市に寄るのが唯一の楽しみだ。あとは天然温泉があれば立ち寄る。

土地特有の食べ物や漬物があれば買って食べる。野菜でも地域特有のがある。
これがささやかな楽しみである。

浮羽市に茅葺き民家が残っていた。
川沿いにあった民家、橋はコンクリートだが古臭い。
水溜めの水槽があるパイプが敷設されているが谷川か湧き水を引いているのか
湧き水は飲んでいいが谷川の水は大腸菌がいるので生では飲まないほうがよい。

蒸気機関車  函館本線 朝の駒ヶ岳

2018年03月10日 | 蒸気機関車
撮影場所 函館本線大沼駅

朝の貨物列車 D51型蒸気機関車が牽引する。
早朝の駒ヶ岳まだ雲はかかっていない。
駒ヶ岳は活火山である。いつ噴煙をあげるかわからない。
太平洋プレートの沈み込み摩擦でマグマができる。
駒ヶ岳から洞爺湖や支笏湖周辺までは火山活動の活発な地域だ。
地下ではプレートの沈み込みが大きく地震の震源地でもある。

北海道でもこの付近は雪はそれほど多くない。
しかし寒い誰も居ない小山に登り列車を待つ。
男は孤独で強くなるようにおもう。
どんな動物でも成長すれば雄は群れから離れて独立する。
それが男の宿命である。
孤独で男は強くなるようにおもう。

雪の中、一人で弱音も吐けず耐えなければならない。
そんな試練をいくつもかいくぐって成長するのかと思う。
高齢になり身体が不自由になっても孤独などちっとも寂しくない。
むしろ本人は気楽で他人を気にせず過ごしやすい。




懐かしい物  春の小川

2018年03月09日 | 懐かしい物
撮影場所 兵庫県猪名川町

小川と茅葺き民家の風景はあるようでなかなか出会わない。
小川は稲作の用水だったり降雨時の排水に使われる。
しかし洪水で300mmを超える雨が降れば堤防もなく大被害を発生する。
川のあるところは地形的に低いので降った雨が集中する。

春の小川という小学唱歌がある。
作詞家は高野辰之で故郷や朧月の作者でもある。
日本には明治から昭和にかけて童謡や唱歌が沢山作られ季節と共に日本人の心に残っている。
子供の頃に聞き年寄りになっても懐かしい情景として思い出される。

春の小川のモデルの川は高野の生まれ故郷の長野県とも東京で暮していたころの近所の小川ともいわれている。東京の小川は今は暗渠になっているそうだ。
春の付く童謡唱歌はいろいろある。春よ来い、どこかで春が、春はどこからなど
暖房の少ない昔は冬の寒さから春を待ちわびる気持ちがよくわかる。

茅葺き民家 春の山里

2018年03月08日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧上齋原村

雪も消えて暖かくなってきた時期だ。
草むらも長い間、雪で押されて倒れたままだ。
やがて山野草が咲き山菜が採れる時期だ。蕨、ゼンマイ、コゴミ、タラの芽
コゴミやタラの芽、独活の天ぷらは最高だ。
野山歩きの好きな者にはたまらない時期だ。
肌寒くても心は春だ。、

茅葺き民家の前の田圃の田起こしもこれからだ。
山にはタムシバやコブシの白い花が咲きミツバつつじや山桜が咲き木々の芽が吹く。
山桜とひとくくりにするが色も咲く時期も違い何種類もあるのだ。
花の咲く時だけ人や動物鳥に存在を知ってもらう。
日々風景が変化する美しい時期を迎える。

日本茅葺紀行 NO,433  山形県川西町

2018年03月07日 | 日本茅葺紀行
山形県川西町の茅葺き民家は素晴しい。
平成の時代までこんな立派で豪壮な建物が残っているのは感謝である。
はるばる東北まで金と時間を掛けて来ても甲斐があった。

三月の現在はまだ雪に覆われているだろう。
雪の運転になれない者は五月にならないと行けない。
五月でも川西町は雪が残っている。

こんな地域でも10年もすれば茅葺き民家も消えてなくなるであろう。
地域全体を保存しないと維持は難しいか
この地域は屋敷林もあり民家だけでなく風景も美しい。
出来る事なら民家は茅葺きがいい。


私の昭和鉄道遺産 その64 D52型蒸気機関車

2018年03月06日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 函館本線 五稜郭近辺

D52型蒸気機関車がブローイングを始めた。機関車の上では石炭を寄せていた。
D52型は外観はD51とよく似ているが胴が一回り大きいので離れていてもわかる。
機関車重量が重く函館本線と室蘭線しか走っていなかった。

私は蒸気機関車のなくなる五年間しか撮影していないので大した写真は残っていない。
東京の人などは時代の先駆けで撮影を始めていた。
田舎の人間は鉄道はないし電車など見た事もなないでは鉄道趣味に気付くこともない。

今の様にネットで情報が得られる時代でなかった。
新聞雑誌をよくチェックする何かに打ち込んでいるから教えてもらうしかない。
アンテナを張っている者しか気づかないのだ。